東野圭吾【サンタのおばさん】
著者:東野圭吾
価格:1,466円
カテゴリ:一般
発売日:2001/11/14
出版社: 文芸春秋
利用対象:一般
ISBN:4-16-320540-3
今年もイヴが近づき、恒例のサンタクロースの集会が開かれる……。おかしくて、ちょっぴり切ないクリスマス・ストーリー。【「TRC MARC」の商品解説】
東野圭吾が童話を書いた?
しかもタイトルが【サンタのおばさん】!
という興味から、時期を外しているが読んでみた。
サンタクロースって、どうして男性ばかりなの?というか、一人じゃなかったの?
イヴが近づくと、「サンタクロースの集会」というのがあって、色々取り決めをするようだ。
どうもサンタには分担があって、日本サンタは「ゲームを配っていればいいだけ」などと揶揄されている。
そこへ、新しく女性サンタの登場!そのせいで、会議は揉めに揉める。
標準スタイルというのもあって、「ヒゲがないとダメだ!」とか。
しかし会長は、「今回候補者を選ぶにあたり、今までのすべての制約を取っ払った」と言い、きっかけはアフリカ・サンタの承認会だったという。それもあって、「人間的資質」以外は全て無条件にしたという。
それに対してオーストラリア・サンタからは、オーストラリアのクリスマスは夏だからという理由で、例の衣装ではなくアロハシャツでサーフボードに乗ってプレゼントを配っている」という意見も出た。
なかなか、楽しい。
この女性サンタジェシカは、小太りのおばさんという設定。
最近杉田比呂美さんの挿絵の本を読む機会が多いが、「日本一不幸な探偵葉村」とよく似ている。
お仕事を終えたジェシカは、子持ちの普通のおばさんだった。
そして、一階上のジョンから求婚されている。
さてさて、年明けには臨時の「サンタ会議」があり、議題は「サンタの結婚を認めるか」だった!
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