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2021.03.31

「ヘルシオ」その後

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最初にメニューを選ぶときは、少々うっとうしい。こちとらよく見えないからゆっくり読んでいるのに、「三つのメニューから選んでね」とか何とか、色々うるさい。

スタートすると、「あとの加熱は任せてね」と言い、しばらく経つと「おいしく出来ますように」とか「加熱 していますよ」などと結構おしゃべりだ。
最後5分前と1秒前にも「おしらせ」があって、「できあがり」となる。

先に惣菜を作ってからご飯を炊くか、ご飯を炊いておひつに移しておいてからおかず作りにするかは、メニューにもよる。

これまで1.5合炊きの炊飯器を使っていたので、かやくご飯などは作りにくかった。それが色々出来るのは単純に嬉しい。

 

画像は、勝間和代さんが使っていらっしゃるタイプのもの。
我が家のとは、かなり違う。

 

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2021.03.30

ドラマ【刑事コロンボ 49話「迷子の兵隊]】

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もう3回分ほどたまってしまった。
テレビを観るのは、ある意味重労働である。

さて超久しぶりの、今回のコロンボ。

冒頭、圧倒されるジオラマ。どうやら南北戦争のようだ。
大勢の兵隊がいる。

実はこの「兵隊」が、大きな鍵になってくるのだが。

謎解きの「本が全部入らない」は、おもしろかった。

しかしアメリカでは(コロンボ以外のドラマも同様かもしれないが)、戦争を懐かしく思い出す人が多いのか?
また戦時中の階級は、戦後も尾を引いているのか?

また、以前の「祝砲の挽歌」でもそうだったのだが、民間で兵隊の訓練所があるのか?

色々不思議だなと思いつつ、犯行の動機はお金がらみだった。

犯人の声の羽佐間道夫さんは、NHKでスポーツ放送をしていた羽佐間アナウンサーの弟さんだった。
そしてパジェット将軍の声の北村和夫さん。さすがです。
この将軍、とても魅力的だった。

 

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2021.03.29

アガサ・クリスティ【白昼の悪魔】

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著者:アガサ・クリスティ
価格:1,034円
カテゴリ:一般
発売日:2003/10/01
出版社: 早川書房
レーベル: クリスティー文庫
利用対象:一般
ISBN:4-15-130020-1

地中海の平和な避暑地スマグラーズ島の静寂は突如破られた。島に滞在中の美しき元女優が、何者かに殺害されたのだ。

今回ポワロは、まさに事件のまっただ中にいる。
「(殺人を)防げなかったのか」と聞く地元警察官に、「起きるものは絶対起きる」と言ってはばからないポワロ。

ホテルのある島は、いわば密室状態に近い。犯人は、宿泊客の中にいる。

怪しい人物は次々と登場するが、いずれもアリバイあり。それぞれがお互いにアリバイを証明し合っているような状態なのだ。

ポワロは苦労しながらも、最後のパズルをはめていく。

そしていつもの、ポワロの解説。
今回はその「犯人糾弾」が結構早く来て、解説が多かったような。

 

少女が無事でよかった!

 

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2021.03.28

【47都道府県 地名の謎と歴史】

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一個人(いっこじん) 2021年 05 月号増刊
価格:990円
発売日:2021/03/16
雑誌コード:11580
出版社: ベストセラーズ

地名の由来から、土地や祖先のルーツをたどる!

「古くからの地名には、災害の起きる場所が判る名前が多い」というのを見て、本書を読んでみた。

その「災害が起きてきた」地名だけでなく、難読地名なども掲載されており、また各都道府県1ページのみだが、それぞれの地名の由来などもあっておもしろい。

しかし最近は合併などで地名が変わってしまったところも多く、こうした言い伝えは消えていくことが多いそうだ。

 

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2021.03.27

(今こそ!読みたい)松本清張 獅子奮迅で描いた「昭和」

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(今こそ!読みたい)松本清張 獅子奮迅で描いた「昭和」

これは土曜日「be」の掲載記事。
一位は【点と線】で、二位【砂の器】三位【ゼロの焦点】とつづく。妥当な線だろう。

清張は、多分ほぼ全部読んでいる。

こうした長編だけでなく、初期の短編小説を推す人もいて、それにも賛成だ。

ランクインは逃したが、【球形の荒野】は上位三作品に劣らず好きだ。

 

 

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2021.03.26

アガサ・クリスティ【メソポタミヤの殺人】

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著者:アガサ・クリスティ
価格:902円
カテゴリ:一般
発売日:2003/12/01
出版社: 早川書房
レーベル: クリスティー文庫
利用対象:一般
ISBN:4-15-130012-0

考古学者と再婚したルイーズの元に、死んだはずの先夫から脅迫状が舞いこんだ。過去から襲いくる悪夢の正体をポアロは暴くことができるのか?

中近東もののひとつ。

途中で犯人らしき人物の見当がつく、とレビューにあったが、その通りだった。

古代三大文明発祥の地の一つというチグリス・ユーフラティス川の、そのチグリス川のほとりの事件。

発掘現場というのは現地人の協力(雇い入れだが)無しには出来ない。
その現場近くにある、「回りを建物で囲まれた宿泊地」という住環境がおもしろい。まるで、中国の(昔の?)村みたい。


中へ入るところはただ一カ所、そこには鍵がかかる。
グルッと建っている建物と外との接点は窓だが、いずれも鉄格子がはまっている。

その中で起きた殺人。犯人は、内部の人間か、外から入ってきたのか?

トリックがちょっと苦しい。

 

建物の屋上から見る風景がステキだ。

 

ポワロはこのあとロンドンへ帰るのだが、その時利用したのが「オリエント急行」なのだった。

 

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2021.03.25

【激ムズ】 超大阪人にしか分からない関西弁クイズ

 

【激ムズ】 超大阪人にしか分からない関西弁クイズ

関西人にしかわからない大阪弁クイズ!」とのことだが、9問中9問正解は当然として、「えっ!これ関西でしか通じへんの?」という驚きの語があった。

「せやかて」

「さらぴん」

「ツレ」これは比較的最近の言葉じゃないかな?

「さぶイボ」

「自分 イラチやな」

「ナイロン袋 ほっといて~」

まぁ、この辺まではそうかなと思うが。
東北で「イラチ」を知っている人はいた。

 

しかし ↓ の言葉は関西限定とは思わなかった。

「アテ」これは「自分のこと」だと思う人が多いだろうな。

「遠慮のかたまり」

一番驚いたのが

「押しピン」って、共通語じゃないの?

いつぞやある催しで司会者が『カンカンは どこそこへ捨ててください』が通じなかったと書いたことがあるが、その時も「ふーん」だったけど。

ちなみにカンカンとは、空き缶のことです。

また、このクイズ正解の講評(?)に「9問中、9問正解です!生粋の大阪生まれ、大阪育ちです! |」とあったけど、残念ながら大阪生まれではありません。

 

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2021.03.24

障害者はSuicaを使えない?

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障害者はSuicaを使えない? 鉄道利用の現場から

 

PITAPAでは専用のICカードを導入しているとあるが、この場合も等級の壁がある。

先日、ニュースサイトで「ミライロID」を知り、現在登録申請中。認定までには1週間くらいかかるとのことだ。

 

画像は、雪を頂いた伊吹山。9年前の昨日。


今日の当地は、朝こそ寒かったものの、昼間は汗ばむほどの陽気だった。
久しぶりの講習で、かなり疲れて午後は寝込んでしまった。

 

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2021.03.23

斎藤千輪【グルメ警部の美食捜査】

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著者:斎藤千輪
価格:814円
カテゴリ:一般
発売日:2021/03/08
出版社: PHP研究所
レーベル: PHP文芸文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-569-90108-4

警視庁所属の警部・久留米斗真のお抱え運転手となったカエデ。捜査といいながら高級レストランや美食家が集まるパーティーに行くばかりの久留米にカエデは驚くが、不思議とそれが事件解決の手掛かりとなり…。【「TRC MARC」の商品解説】

今回は、半端じゃないグルメ。

冒頭の【完璧なるステーキと痛恨の失態】では、カエデが久留米のお抱え運転手になるまでのいきさつを描く。

このカエデという女性。大変な大食いでレストランの「大食いチャレンジ」に挑戦したのはいいが……。
身長が足りなくて警察官になれなかったカエデが、ひょんなことから捜査に関係する仕事に巡り会う。
この時点では、母親は公務員ということしかわかっていない。

【投資詐欺事件と香ばしき鴨のロースト】

仕事の一環として、ホテルのディナーに出席することになったカエデ。

久留米にスーツや靴を買ってもらい、初めてのことに戸惑いながら美味に酔う。

この辺で、久留米の家庭事情が少しだけ判る。

【成りすましスイーツ姫のネット炎上事件】

被害者ではあるが、この寧寧にはあまり共感できない。
途中、犯人の一人がわかってしまう。

久留米の家庭は、謎が多い。

最後の【グルメ警部の悲哀なる秘密】

ここでようやく、久留米の生い立ちとその行動の謎が明かされる。

初めての作家さんだけど既視感あるなと思ったが、【ビストロ三軒亭の謎めく晩餐】のシリーズを読んでいた。

 

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2021.03.22

ヘルシオが来た

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土曜日の朝、MBSで「サタデープラス」という番組があって、その中に「ひたすら試してランキング】というコーナーがある。

といっても見たことはなくて、しばらく経ったらネットに出るから、それを結構楽しんでいる。

 

3月20日は、「自動調理鍋」だった。

一位はT-falの「クックフォーミー」で、二位がシャープの「ヘルシオ」。
以下、象印の「自動圧力IT鍋」アイリスオーヤマ「電気圧力鍋」ワンダーシェフ「家庭用マイコン電気圧力鍋」と続く。

ヘルシオについては、以前勝間和代さんが二台をフル活用しているという本を読んだ。
こんな大きなものが台所に鎮座するのは嫌だなぁと思って、その時はスルーしていた。

しかしこの番組を契機に調べてみると、1~2人用というのがあって、そんなに大きくない。炊飯器よりも小さいくらいだ。

 

で、なぜかその「シャープ ヘルシオ ホットクック 電気 調理 無水 鍋 1.0L(1~2人用) スマホ連携 ホワイト」というのが、今日やってきた。
色は白で、他の電気製品と違和感はない。

とりあえず材料のあったポトフを、今作っているところ。

ご飯を炊く機能もあるということで、うまくいけばこれ1台ですむかもしれない。

結論は、夜になれば出るだろう。

 

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2021.03.21

「甘平」と「はまさき」

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この冬、知人から「甘平」というオレンジを送って頂いた。

正直、温州ミカンより大きい柑橘類は、むくのが大変だし中の袋も堅いことが多い。

ところがこの「甘平」は、普通のミカンと同じ感覚でむけるし、袋ごと食してもあまり違和感がない。
生協やネスパで見つけると購入し続けてきた。

しかし最近は品切れのことがあり、よく似た「はまさき」というのを購入してみた。

こちらも「甘平」と同じようで少し酸味があるかな、という食感だった。

 

産地では色々と試行錯誤しながら品種改良をなさっているのだな。
そして確実に、ここに「ファンを一人確保」です(笑)。

 

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2021.03.20

マキ【ゆるく暮らす 毎日がラクで気持ちいい、シンプルライフ】

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著者:マキ
価格:1,078円
カテゴリ:一般
発売日:2020/10/20
出版社: マイナビ出版
利用対象:一般
ISBN:978-4-8399-7442-8

家事も料理も片づけも育児もがんばらずに「そこそこ」で大丈夫。ふだんの暮らしのハードルを思いっきり下げよう! シンプルライフ研究家・マキの衣・食・住+心と体をゆるめるアイデア集。〔2017年刊の再編集〕【「TRC MARC」の商品解説】

著者の言葉にある

完璧を求めず、自分を大切に、思いっきり気持ちをゆるめて

というのは、ステキな生き方だと思う。

一方、そう言いながらも、この著者はかなり「いい主婦」でありたいと思っていらっしゃるような気もする。
ご自分で、どこかで妥協するすべを持っているというか、うがった見方をすれば、そうでないと過ごしていけないような家庭なのでは、などと邪推してみる。

遊びっぱなしも、出しっぱなしも、置きっぱなしも、脱ぎ散らかしも。片づけているのはほぼ著者ひとり。

だから暮らしぶりにしても、何だか「だらしない」印象を受ける。
1枚のタオルで顔を拭いてお風呂で使って、そのあと足拭きにもする。
少ないことに拘るばかりに、生活の質が落ちているのでは?
ひとり暮らしならともかく、家族がいると無駄な(と思える)部分も必要になってくる。

子どもたちが成長するにつれ、このままでは行かないだろうな。

 

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2021.03.19

歌田年【紙鑑定士の事件ファイル 模型の家の殺人】

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著者:歌田年
価格:759円
カテゴリ:一般
発売日:2021/02/04
出版社: 宝島社
レーベル: 宝島社文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-299-01376-7

どんな紙でも見分けられる男・渡部が営む紙鑑定事務所。ある日そこに「紙鑑定」を「神探偵」と勘違いした女性が、彼氏の浮気調査をしてほしいと訪ねてくる。

冒頭の描写に既視感を覚える。
新宿、探偵、冴えない事務所。

どうやら著者も意識しているようで、依頼人は紙と神を間違えて「渡辺探偵事務所の神探偵」がいると思ってやってくる。
ここで一気に、親近感がわく。おお!ここで沢崎登場とは(実際には依頼人の頭の中だけだが)。

で、本書だが、渡辺ならぬ渡部は「紙」にかけては何でも判る。喫茶店のコースターの材質から、ちょっとした冊子のことも。

だがこの依頼人の調査の手がかりは、プラモデルの写真一枚。
つてを頼って「伝説のモデラー」だという土生井と出会う。大手の不正を暴いて干されてしまった土生井は、ゴミ屋敷に住んでいる。
この土生井のキャラクターも、彼をあがめる自称弟子のメールも楽しい。

土生井はメールもSNSも知らないのが、どんどん使いこなせるようになっていく過程(それは依頼人との絆が深まっていく過程でもある)も楽しめる。

そしてその「事件」は見事解決して感謝されるが、今度は彼女の紹介で妹が行方不明になった女性の訪問を受ける。
これまた、手がかりは模型のみ。

「紙」と「模型」の解説だけをとっても、引き込まれる一篇だった。

このミスで大賞を取った作品らしいが、著書の他の作品はない模様だ。
元編集者でもある著者の他の作品が出版されますように。

 

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2021.03.18

スワローポット

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スワローポットとは、南部鉄器のお店「及富」がつくっている鉄瓶のこと。

形がツバメに似ているので、「スワローポット」という。
一時廃番になっていたのを、Twitterrで紹介されて評判になり、復刻生産されるようになったもの。

鉄だし絶対重いよねと思いながら、形の面白さに惹かれて注文した。
受注生産なので2ヶ月ほど待たされて、ようやく到着。

「おまけ」の「アマビエ」の鉄玉も入っていた。これって、ぬか床に入れておくといいのかな?

容量は600CCなのだが、やはり重い。

しょっちゅう使うのではなく、コーヒーや紅茶を入れるとき用ということで。

心配なサビだが、最初に2・s3回お茶を煮立たせて、そのあとは湯をついだらちょっとレンジにかけたままにしている。
お湯が空になった状態で、すでに周りから乾いていくから、そんなに心配しなくていいかもしれない。

電車に乗る機会がなくなって鉄分不足なので、ちょうどいいかも(違うって?)。

 

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2021.03.17

アガサ・クリスティ【無実はさいなむ】

Photo_20210317210301著者:アガサ・クリスティ
価格:990円
カテゴリ:一般
発行年月:2004.7
出版社: 早川書房
レーベル: クリスティー文庫
利用対象:一般
ISBN:4-15-130092-9

資産家の義母を殺害した罪で獄に繋がれたジャッコは、懸命に無実を主張した。が、それもかなわず彼は獄中で死亡した。やがて、その二年後、一人の男が現われた。

時間がないので取り急ぎアップするが、追記予定。

まさに「無実がさいなんだ」事件。

ドラマでは意外な終わり方をするというが、原作のこれは真っ当な落とし所だったのではないか。

それにしても、疑心暗鬼というのはこわいなぁ。

 

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2021.03.16

クラブハウスその後

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ちょうど知り合いが「ルーム」を開いていたので、参加してみた。
『あ、涼さんが入ってきた』と、主催者(?)の声。

しかしその人が全くの新人さん(自分も似たようなもの)に一生懸命教えていらっしゃったので、「静かに退場」したのだった。

この「静かに退場」を見つけるのも、なかなか大変だった。

たまにオープンしているルームを覗いてみることがあるが、本名で登録しているので大抵は「即退場」している。
どなたか知っている方で、オープン中が判る方法がないかなぁ。

 

画像は11年前の富士山。ここから撮しているのは初めてかな。

 

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2021.03.15

澤村御影【准教授・高槻彰良の推察5 生者は語り死者は踊る】

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著者:澤村御影
価格:682円
カテゴリ:一般
発売日:2020/11/21
出版社: KADOKAWA
レーベル: 角川文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-109265-1

大学2年の夏。尚哉は自らの耳と「死者の祭」の真実を探るべく、高槻・佐々倉と長野の旧小山村へ。地元でも“死者が歩く”と噂される村に着き、調査を開始する。【「TRC MARC」の商品解説】より

久しぶりの高槻先生、相変わらずのキャラだ。

第一章の【百物語】では、実際に夜中に学生たちと「百物語」をする。

その中で語られた「本当の話」

幽霊にまつわる話についての、高槻の話

もともとは、何よりも恐ろしい事態である『死』について説明するためのもの。→宗教
もう一つ――死に対する恐れと同じくらい強い死者への思慕の念を、幽霊話によって処理するため。

命が失われても、残るものはある。

 

そしてメインの第二章「死者の祭」で、尚哉は高槻と旅にでる。あの祭りの時期に。高槻の幼なじみである刑事も一緒だ。

尚哉が子どもの頃過ごした場所は、過疎化がどんどん進んでいた。
もはや祖父母の家もなくなってしまっている。

祠のある山へ登った三人は、向こう側の村へ下りてみて、祭りを見学する。
日が暮れる頃また山へ登ってもとの村へ戻ろうとするのだが、そこには「死者の祭り」が待ち構えていた。

不思議なのは、自分を可愛がってくれていた祖父母までもが、恐ろしい敵になってしまっていること。
あの世へ逝ってしまうと、それはやむを得ないことなのだろうか?

一度この祭りを観て現世に戻ったこどもは、二度目には決して戻れない。
黄泉の国に引っ張って行かれる尚哉は、かろうじて高槻の声に救われる。

だが高槻ともどもその幼いときの記憶が戻り、今度は寿命の半分をよこせと迫られる。
この時出てきた女性が、どうにも思い出せない。
あの人魚の話に出てきた女性だったのか?それなら唯一、本物の「異界の人」なのだが。

なんとも不思議な体験をして這々の体で逃げ出した一行だったが、高槻のこの旅行中の記憶はバッサリと無くなっていた。

せっかくの冒険が無に帰したのだが、あまり突っ込まない方がいいという教訓か。

でも高槻の探究心は止みそうもないし、このあとシリーズはまだ続くのかな?

 

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2021.03.14

カセットテープ

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カセットテープが人気だという。

昨日の「天声人語」も、カセットテープに触れていた。開発者でフィリップス社で製品開発部長だったルー・オッテンスさんの訃報に触れての記述だ。

自分の周辺では、ある意味カセットテープが邪魔者扱いされだして久しい。
今も山のようにあるカセットテープの処分に明け暮れている毎日である(ちょっと大げさ)。

でもこのカセットテープ、いかにも手動であるところが好きだった。
録音ボタンを押すとき、雑音が入らぬようにするテクニックなど。

こんな記事  ↓ も見つけた。
カセットテープ人気 なぜ?

 

画像はTDKのテープ。マクセル・Sony製などと並んで、随分お世話になった。

 

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2021.03.13

来栖ひよ子【こころ食堂のおもいで御飯~あったかお鍋は幸せの味~】

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著者:来栖ひよ子
価格:693円
カテゴリ:一般
発売日:2020/01/28
出版社: スターツ出版
レーベル: スターツ出版文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-8137-0834-6

結が「こころ食堂」で働き始めてはや半年。食堂には本日もワケありのお客様がやってくる。【「TRC MARC」の商品解説】より

本書の前にもう一冊あって、そこでは登場人物たちの色々な葛藤が描かれていたようだ。

主人公結(むすび)は失恋し、内定が決まっていた会社が倒産してボロボロ状態。そこを、この「こころ食堂」の店主一心に救われたようだ。
そして食堂で働き出し、半年が過ぎた頃の話。

他にも前巻で登場していたバーの主やこの食堂のある商店街の店主。それに一心の両親などが登場する。

 

出てくるメニュー(?)は秋から冬にかけてのもので、河川敷で催された「芋煮会」を筆頭に、クリスマスメニューも追加される。

毎回なにがしらの「事件」があって、それを一心が解決するという趣向はおなじみのパターンだ。

バレンタインデーに結が一心にチョコを渡すと、一瞬顔が赤らむ一心。
彼はバレンタインチョコと言えば、「女性が男性に告白する」イメージしかないようだ。
慌てて「友チョコ」について説明する結。
いいチャンスだから、誤解させておいたら良かったのに。

最後は口がきけなくなっているみゃおという少女の物語で終わって、涙ながらの「ジ・エンド」。

又春が巡ってきて、結と一心の距離も近づいたような。

 

今日は寒いし、「トマト鍋」食べたくなったな。

 

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2021.03.12

ドラマ【刑事コロンボ 48話「幻の娼婦]】

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新シリーズも、三話目。

これは、余り評判がよくない。
これまでなかったような場面があり、「子どもと楽しく観ることが出来ない」といったコメントもあった。

自分を貶めた恋人への復讐心から、娼婦に化けて誘い出し、殺してしまう。
その、化けたときの男たちの反応が忘れられず、変装衣装等を焼却できず、再度酒場に現れる。
この場面や、コロンボとビル掃除のおばさんとのやりとり、カウンセラーから逆に相談される場面など、冗長なところも多かった。

化けた犯人より素のままの方がステキだというコメントもあったが、そもそも被害者(恋人だと思い込んでいた人物)は、誰にでも色目を使うくだらない男だった。

犯人に同情するとまではいかなくても、被害者には「いい気味だ」くらいのことは思ってしまう。

 

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2021.03.11

アガサ・クリスティ【死との約束】

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著者:アガサ・クリスティ
価格:924円
カテゴリ:一般
発売日:2004/05/01
出版社: 早川書房
レーベル: クリスティー文庫
利用対象:一般
ISBN:4-15-130016-3

「いいかい、彼女を殺してしまわなきゃ…」エルサレムを訪れていたポアロが耳にした男女の囁きは闇を漂い、やがて死海の方へ消えていった。

冒頭のことばが効いている。
この言葉のことは覚えていたが、中身はさっぱり忘れていた。

ドラマを観るために再読したのだが、(そのどラマは)うまくアレンジされていた。
圧迫されてきた家族の、いわば再生物語?

 

関連記事

アガサ・クリスティ【死との約束】(15.04.21)

ドラマ「死との約束」(21.03.10)

 

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2021.03.10

ドラマ「死との約束」

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アガサ・クリスティ原作の「死との約束」を観た。

三谷幸喜脚本の日本版だ。
ポワロは、これまでと同じ野村萬斎。

三谷幸喜はクリスティへのオマージュとして、(これまでの二作品同様)出来るだけ原作に忠実に作ったという。
しかしまったく原作通りだと早々とばれる可能性があるので、一つだけ設定を変えたという。

観る前に原作を読んでいたので、どの部分の設定を変えたのか、非常に興味があって楽しめた。

原作では実に嫌な老婆だった被害者は、(確かにいやらしい女性ではあるが)一種おかしみがあった。
容疑者たち(家族全員)が母親を殺すシーンが再現されており、松阪慶子さん、何度も殺されてかわいそう。

むしろ嫌だったのが、勝呂を演じた萬斎の声。作り声で、無理な発声をしているのではないか。
昭和30年の出来事だし、もっと普通でいいのでは。
これまでの二作(「オリエント急行殺人事件」は観ていない)でもそうだったが、今回は特に耳障りだった。


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2021.03.09

あずまきよひこ【よつばと!(15) 】

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著者:あずま きよひこ
価格:770円
発売日:2021/02/27
出版社: KADOKAWA
レーベル: 電撃コミックス
ISBN:978-4-04-913597-8

5歳の少女・よつばと、とーちゃんやご近所さんたちとの日常を描いた大人気コミック、待望の15巻が登場!【本の内容】

18年経っても、まだ5歳。


発売日には、5歳だった時に初めて読んで大学生の今も読んでいるとか、5歳の子どもがいるひとなど、TLが喜びの声で溢れていた。

下のチビさん(熱狂的なファン)には予約していたので、発売日に到着して大いに喜ばれた。ちなみに彼女には、誕生日に14巻までのセットを贈っている。

 

春に引っ越してきて、ようやく12月。
やはり最後の「よつばとランドセル」が泣ける。

隣家の三人姉妹やジャンボなど、よつばを取り巻く人たちはみんな優しい。
その三人姉妹の次女風花の友だちしまうーも、よつばが作った折り紙に「おりがみに正解はないよ」と褒めてくれる。

 

正月にはばあちゃんちに行く予定だし、次巻はそれかな?
そうそう、この1年で6歳になってしまう。誕生会も必要だ。

 

関連記事

あずま きよひこ【よつばと!1】(10.12.20)

 

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2021.03.08

バルミューダ ザ・トースター スチーム ホワイト

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みしぇるさんの【1日1つ、手放すだけ。好きなモノとスッキリ暮らす】を読んでいるときに、「これいいですよ」という紹介があったもの。

以前から少々気になっていたこともあり、思い切って購入した。色は「白」。

食洗機を再度使い始めたとき、水切り籠もあったのでオーブントースターを処分したのだった。
その後水切り籠を断捨離してスペースが出来たので、ついポチッと(↑では「思い切って」とか言ってるくせに)してしまった。

で、この製品だが、
確かにいい!

特に少し日が経った食パンでも、おいしく頂ける。

お餅も焼けるし、時々作る「ジャガピザ」なるものもうまくいった。
ま、いい買い物だった、ということにしておこう。

 

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2021.03.07

大平一枝【とっても心地いい! シンプルひとり暮らし】

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著者:大平一枝
価格:1,540円
カテゴリ:一般
発行年月:2008.2
出版社: すばる舎
利用対象:一般
ISBN:978-4-88399-699-5

ココロもカラダもお部屋もスッキリ、キレイ! 持ちすぎない、そろえすぎない、でも、こだわりは捨てないワタシ流の快適生活を見つける本。【「TRC MARC」の商品解説】

どうしてこの本が家にあるのか?なぞである。

著者のことは、朝日新聞デジタル版で時折見ていた。ジャンクものが好きで、といったイメージだったかな?

何かの雑誌のコラムを集めたのが本書らしいのだが、「引っ越し何十回」という経験からのおすすめを書いたもので、資料が古いような気がする。
コラムを書いたときのものだから、現在も「ひとり暮らし」であるかのような印象をもってしまい、時々出てくる「家族4人」ということばに戸惑う。
初版は2008年とあるので、ただ書いたものを集めて出版するだけでなく、もっと推敲する必要があったのでは?この辺は、編集者の分野かもしれないが。

内容も、あまり普遍的なもので無く、ご自身の一人暮らしの体験というにとどまっている。
もっとも「商品解説」にも「ワタシ流」とあるから、それでいいのか。

 

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2021.03.06

ドラマ【検察側の証人】

20180308-163505  

なんとも、原作とは大幅に変わっていた。

刑務所へ弁護の売り込みに行くような、売れない弁護士メイヒューの私生活にかなり食い込んでいる。

ドラマ中、犯人にされるレナードやその妻の演技が、単にドラマの演技か演技しているという演技か、わかりづらかった。
もっとも、「いかにも」では意味がないが。

ロメインにとっていい結末で、これは原作よりよかった。原作のままでは、あまりにもかわいそうすぎるから。
逆に、家政婦マッキんタイアーは気の毒だったが、俳優の顔つきからして憎まれ役だ。

意外だったのは、原作では「おばちゃん」と呼ばれ、もっと年寄りかと思われた被害者エミリーが、まだまだキレイな婦人だったこと。

 


画像は、部屋を仕切っている暖簾。早々と桜です。
でも他の季節のがなくて、一年中桜ですが……。

 

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2021.03.05

八木沢里志【純喫茶トルンカ しあわせの香り】

Photo_20210305100901著者:八木沢里志
価格:693円
カテゴリ:一般
発売日:2015/02/06
出版社: 徳間書店
レーベル: 徳間文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-19-893915-1

下町に佇む純喫茶トルンカを舞台に3つの温かい交流を描く、感動の第2弾。【「TRC MARC」の商品解説】

【ショパンの香り】

この千代子さんという高齢の女性は、喫茶店トレンカが出来た頃からの常連客らしい。
前回は一度も登場しなかったと思うが。

その彼女はある日、毎日聞いているショパンの曲から、大昔のことを思い出す。
マンションに一人暮らしの彼女は、その時から、自分の人生は意味があったのかと思い詰め、体調を崩してしまう。

前回病気が解ってひっそりとこの地をあとにした男性も登場してくるが、全体に千代子の思い出物語が進む。

最後は予想通りというか、ハッピーでよかった。

 

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2021.03.04

ドラマ【刑事コロンボ 47話「狂ったシナリオ]】

20210304-112620

随分若い犯人。可愛い顔して、これまでもかなり残酷なことをしてきた。
この犯人のモデルは、若き頃のスピルバーグ監督だという話もある。

秘書がしたたかで、面白かった。
これまでにもこうした「脅迫者」は度々出てきていたが、今回はコロンボの仕掛けとタッグを組んでいたとは。

 

新シリーズになって、ものすごい豪邸というのがなくなったという話がファンのサイトで語られていたが、今後どうなのかな?
それから、コロンボも年を取って、犯人から「コロンボ君」と見下されることも減ったとか。

 

犯人の声は、池田秀一さん。
どうしても、【次郎物語】を思い出す。

 

画像は、今日の通院帰りの「かささぎ橋」。
週二回の通院は、くたびれる。

 

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2021.03.03

アガサ・クリスティ【検察側の証人】

Photo_20210228172301

著者:アガサ・クリスティ
価格:616円
カテゴリ:一般
発行年月:2004.5
出版社: 早川書房
レーベル: クリスティー文庫
利用対象:一般
ISBN:4-15-130067-8

展開の見事さと驚愕の結末。裁判劇の代表作。

戯曲で、この通り上演することも可能だし、劇団あるいは学生のサークルなどによっては、登場人物をどう整理したらいいかまで指示がある。

昔読んでいたのだが、これが戯曲だったことさえ忘れていた。
「ポワロもの」が再会されるまで、同じ時間帯で放映されるというので再読してみた。


勿論、ポワロは登場せず。

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アガサ・クリスティ【検察側の証人】

 

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2021.03.02

「まだまだ 勝手に関西遺産」おはようおかえり

20120303-122758

「まだまだ 勝手に関西遺産」おはようおかえり

関西人以外には、多分なかなか通じない言葉。

母親が関西人ではなかったので、言われた経験はない。
しかしいつ頃からか、この言葉は知っていた。
決して、「はよ 帰れ」という意味ではない(多少はあるか)。

「仕事が無事に終わって、早く帰れますように」 という願望というか、出ていく人を案じることばだと思う。

 

画像は、2012年の3月3日。日比谷公園にて。
春ですねぇ。

 

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2021.03.01

1月の読書メーター

2月の読書メーター
読んだ本の数:14
読んだページ数:3217
ナイス数:1241

地図で読む松本清張地図で読む松本清張感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/02/post-1b0f29.html
関西地方が意外と少ないような気がします。
読了日:02月27日 著者:北川 清,徳山 加陽,帝国書院編集部
本バスめぐりん。 (創元推理文庫)本バスめぐりん。 (創元推理文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/02/post-70a23d.html
新米運転手とベテラン司書のコンビは、今日も市内を巡ります。
読了日:02月27日 著者:大崎 梢
矜持(きょうじ)警察小説傑作選 (PHP文芸文庫)矜持(きょうじ)警察小説傑作選 (PHP文芸文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/02/post-3a45a2.html
シリーズもの一篇が多かったので、他の本も読んでみたくなりました。
読了日:02月23日 著者:大沢 在昌,今野 敏,佐々木 譲,黒川 博行,安東 能明,逢坂 剛,西上 心太
英語独習法 (岩波新書 新赤版 1860)英語独習法 (岩波新書 新赤版 1860)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/02/post-da9617.html
インプットよりアウトプットの重要性が強調されていました。
読了日:02月23日 著者:今井 むつみ
【マイナビ文庫】1日1つ、手放すだけ。好きなモノとスッキリ暮らす【マイナビ文庫】1日1つ、手放すだけ。好きなモノとスッキリ暮らす感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/02/post-5d9a72.html
時折挟まれている禅語が適切でした
読了日:02月20日 著者:みしぇる
見てわかる、断捨離 決定版見てわかる、断捨離 決定版感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/02/post-8ef1c0.html
「ホンキ」で「ホント」に取り組みましょう
読了日:02月19日 著者:
もの言えぬ証人 (クリスティー文庫)もの言えぬ証人 (クリスティー文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/02/post-333156.html
テリアは非常に賢いのだそうです
読了日:02月15日 著者:アガサ・クリスティー,加島 祥造
ゆたかな人生が始まる シンプルリスト (講談社+α文庫)ゆたかな人生が始まる シンプルリスト (講談社+α文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/02/post-9a3d35.html
この絵はカバーではなく帯のようです。いい感じですね。
読了日:02月14日 著者:ドミニック・ローホー
明日死んでもいいための44のレッスン (幻冬舎新書)明日死んでもいいための44のレッスン (幻冬舎新書)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/02/post-140ad1.html
明日から、「44のレッスン」に取り組みましょう!
読了日:02月13日 著者:下重暁子
お直し処猫庵 二つの溜息、肉球で受け止めます (富士見L文庫)お直し処猫庵 二つの溜息、肉球で受け止めます (富士見L文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/02/post-abd126.html
今回は犬も登場しました
読了日:02月12日 著者:尼野 ゆたか
カレーライス 教室で出会った重松清 (新潮文庫)カレーライス 教室で出会った重松清 (新潮文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/02/post-fbf91b.html
切ない話が多かったです
読了日:02月08日 著者:重松 清
苦手な人でも大丈夫!  1日5分“そこそこ"片づけ術 (NHKまる得マガジン)苦手な人でも大丈夫! 1日5分“そこそこ"片づけ術 (NHKまる得マガジン)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/02/post-c6072f.html
ほぼ図解なので、解りやすいです。
読了日:02月07日 著者:
ゴルフ場殺人事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)ゴルフ場殺人事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/02/post-942110.html
人をみかけで判断すると誤ります
読了日:02月07日 著者:アガサ クリスティー
余と万年筆余と万年筆感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/01/post-286d2a.html
この頃の作家さんは、皆万年筆を使ったのだろうな。
読了日:02月01日 著者:夏目 漱石

読書メーター

 

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モンゴメリ【赤毛のアン】

Photo_20210225175501

著者:L・M・モンゴメリ
訳者:松本侑子
価格:858円
カテゴリ:一般
発売日:2019/07/10
出版社: 文藝春秋
レーベル: 文春文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-16-791324-3

ラズベリー水、スコットランド系の民族衣裳なども原書通りに翻訳した日本初の全文訳。

という案内に惹かれて、ついまた読むことに。

何度読んでも、グイグイ引きずり込まれる。話の展開が解っていてもだ。

10代では、ひたすらギルバートが気になり、その後読んだときには、マシューに心を奪われた。

今回は、なぜかマリラの心情などに惹かれる。

アンを引き取って3週間ほど経った頃、マリラは

私はあの子を引きとって良かったと思っているし、日増しにアンが好きになりますよ。

また、屋根から落ちたアンを見て、

それを見た瞬間、マリラは、天の啓示を受けた。ぐさっと旨を突き刺すような不安に突然おそわれ、その時、アンが自分にとってどんなに大切か、悟ったのだ。

しかし素直でないマリラは、こうした感情を外へ出さないように努めている。
この強情さが、若い頃の所業の後悔に結びつくのだが……。

アンも強情張っていると……、と、初めて読んだときには大いにヤキモキしたものだった。

表紙カバー絵は、新潮文庫のものが好きだな。

 

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