アガサ・クリスティ【メソポタミヤの殺人】
著者:アガサ・クリスティ
価格:902円
カテゴリ:一般
発売日:2003/12/01
出版社: 早川書房
レーベル: クリスティー文庫
利用対象:一般
ISBN:4-15-130012-0
考古学者と再婚したルイーズの元に、死んだはずの先夫から脅迫状が舞いこんだ。過去から襲いくる悪夢の正体をポアロは暴くことができるのか?
中近東もののひとつ。
途中で犯人らしき人物の見当がつく、とレビューにあったが、その通りだった。
古代三大文明発祥の地の一つというチグリス・ユーフラティス川の、そのチグリス川のほとりの事件。
発掘現場というのは現地人の協力(雇い入れだが)無しには出来ない。
その現場近くにある、「回りを建物で囲まれた宿泊地」という住環境がおもしろい。まるで、中国の(昔の?)村みたい。
中へ入るところはただ一カ所、そこには鍵がかかる。
グルッと建っている建物と外との接点は窓だが、いずれも鉄格子がはまっている。
その中で起きた殺人。犯人は、内部の人間か、外から入ってきたのか?
トリックがちょっと苦しい。
建物の屋上から見る風景がステキだ。
ポワロはこのあとロンドンへ帰るのだが、その時利用したのが「オリエント急行」なのだった。
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