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2021.03.13

来栖ひよ子【こころ食堂のおもいで御飯~あったかお鍋は幸せの味~】

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著者:来栖ひよ子
価格:693円
カテゴリ:一般
発売日:2020/01/28
出版社: スターツ出版
レーベル: スターツ出版文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-8137-0834-6

結が「こころ食堂」で働き始めてはや半年。食堂には本日もワケありのお客様がやってくる。【「TRC MARC」の商品解説】より

本書の前にもう一冊あって、そこでは登場人物たちの色々な葛藤が描かれていたようだ。

主人公結(むすび)は失恋し、内定が決まっていた会社が倒産してボロボロ状態。そこを、この「こころ食堂」の店主一心に救われたようだ。
そして食堂で働き出し、半年が過ぎた頃の話。

他にも前巻で登場していたバーの主やこの食堂のある商店街の店主。それに一心の両親などが登場する。

 

出てくるメニュー(?)は秋から冬にかけてのもので、河川敷で催された「芋煮会」を筆頭に、クリスマスメニューも追加される。

毎回なにがしらの「事件」があって、それを一心が解決するという趣向はおなじみのパターンだ。

バレンタインデーに結が一心にチョコを渡すと、一瞬顔が赤らむ一心。
彼はバレンタインチョコと言えば、「女性が男性に告白する」イメージしかないようだ。
慌てて「友チョコ」について説明する結。
いいチャンスだから、誤解させておいたら良かったのに。

最後は口がきけなくなっているみゃおという少女の物語で終わって、涙ながらの「ジ・エンド」。

又春が巡ってきて、結と一心の距離も近づいたような。

 

今日は寒いし、「トマト鍋」食べたくなったな。

 

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