2021.04.30
2021.04.28
名探偵ポワロ(50)「五匹の子豚」
設定も登場人物も、ほぼ原作通り。
一つ大きな違いがあった。
原作では判決は終身刑で獄中で死亡するのだが、ドラマでは死刑であり実際に処刑の場面もあった。
また、アミアスはもっと気難しくどっしりとして感じかと思っていたが、映像ではスリムで軽そうな印象を受けた。
それにしても、英国の女性はよくタバコを吸う。
それ(銘柄や吸い方)によって、身分などが判るのかな?
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アガサ・クリスティ【五匹の子豚】(21.04.25)
季節は、桜からサツキへ。
伊吹有喜【風待ちの人】
著者:伊吹有喜
価格:704円
カテゴリ:一般
発行年月:2011.4
出版社: ポプラ社
レーベル: ポプラ文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-591-12418-5
“心の風邪”で休職中の男と、家族を失った傷を抱える女。海辺の町で偶然出会った同い年のふたりは、39歳の夏を共に過ごすことに。【「BOOK」データベースの商品解説】より
【今はちょっとついてないだけ】に続いて読んだ本。【四十九日のレシピ】の著者だとは、あとから知った。
著者のデビュー作らしい。
主人公は、「ヒッチハイクをしている彼女を乗せると幸運が来るペコちゃん」と呼ばれている。
冒頭で、その話を聞いた男性が、自分も乗せてやりたいと思った矢先、周囲が他の男に乗せてやれと言ったが為に始まった物語。
最後は、やはりドライブインに来た彼の男性が、ペコちゃんを探す。
そして紆余曲折を経て、冒頭で載せてもらった彼と一緒に出発するらしい彼女を見つけるところで終わっている。
男の暮らす、この海辺の家がすばらしい。
また、母の教え子たちが開いたコンサートもステキだった。
彼女たちの世話人があとを引き受けてくれて、本当によかった。
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【四十九日のレシピ】
【今はちょっとついてないだけ】
2021.04.27
2021.04.26
JR上越線の無人駅、旧駅務室が高校生向けの学習室に
田舎の駅の、待合室が好きだ。
木のベンチ、その上に地元の人の手作りかなと思われる不揃いの座布団があったり……。
なんとなく嬉しくなってしまう。
そう言えば、北海道の廃駅にも、ホームのベンチは綺麗に保たれ、座布団があった。
駅名は忘れてしまったなぁ。
しかし ↑ は待合室ではなく、無人駅の駅務室。
その駅務室の雰囲気は無くなっているみたいだが、過ごすには快適そうだ。
こういう利用の仕方もいいと思う。
「後閑駅」は「ごかんえき」と読むらしい。そのままだが、やはり難読駅ではなかろうか?
花の色はピンクからさまざまな色に変化しつつあります。(画像はご近所で)
2021.04.25
アガサ・クリスティ【五匹の子豚】
著者:アガサ・クリスティ
価格:946円
カテゴリ:一般
発行年月:2010.11
出版社: 早川書房
レーベル: クリスティー文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-15-131021-8
16年前、高名な画家だった父を毒殺した容疑で裁判にかけられ、獄中で亡くなった母。でも母は無実だったのです……娘の依頼に心を動かされたポアロは、事件の再調査に着手する。
これ、覚えている。Kindle版は2014年に購入しているようだ。多分その時の記憶だろう、紙本はもっとずっと昔の話だから。
絵を描いている場面や、その回りの状況や毒薬の話などかなりはっきり覚えているのに、肝心の犯人が誰だったかはまったく思い出せない。
しかしだからこそ、5匹の豚のところを訪れるポワロの聴取がおもしろい。
この子豚はマーケットへ行った
この子豚は家にいた
この子豚はローストビーフを食べた
この子豚は何も持っていなかった
この子豚は"ウィー、ウィー、ウィー"と鳴く
五人の話を丹念に聞いて、それぞれに事件について思い出したことを手記として書いてもらう。
それをまた丁寧に検証して、ポワロは真実にたどり着く。
いつもと違って、関係者に集まってもらうのは、地理的に言っても大変だったろう。
納得できる犯人でよかったが、被疑者は犯人を勘違いしたまま、その人をかばって死んでいったことになる。
かばってもらった人にとっては、辛い結末かもしれない。
2021.04.24
2021.04.23
渡辺淳子【東京近江寮食堂 宮崎編~家族のレシピ~】
著者:渡辺淳子
価格:660円
カテゴリ:一般
発売日:2019/01/10
出版社: 光文社
レーベル: 光文社文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-334-77782-1
主人公が食堂の料理人を務める寮が取り壊されることに。やっと見つけた引越し先は、ある大学教授が格安で貸してくれた古い日本家屋。だが…。【「TRC MARC」の商品解説】より
蒸発した夫を探すために上京し、縁あって滋賀県民用の宿舎兼食堂の料理人になった主人公。
前回滋賀の郷土料理がおいしそうだったので、今回に期待。
何故か、「宮崎編」とある。そしてサブタイトルは「家族のレシピ」とも。
もう一人の管理人ともども確かに「おばちゃん二人」だが、それをやたら強調しすぎなのが少々鼻につくが。
本書では、宮崎の醤油について色々知ることが出来た。関西では「薄口」を使うが、宮崎の醤油は甘めなのだとか。
醤油をほんの少し加えることで、味がぐんとよくなるとは、いいことを知った。
宮崎の郷土料理を愛でてそれを継承することを是としつつ、新しい家庭(家族)には新しい味があっていいというところに落ち着く。
わけありの家主だったが、そちらの問題も解決したようでまずは「めでたしめでたし」というところかな。
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渡辺淳子【東京近江寮食堂】(19.07.12)
2021.04.22
【桜宵 香菜里屋シリーズ2】
著者:北森鴻
価格:748円
カテゴリ:一般
発売日:2021/03/12
出版社: 講談社
レーベル: 講談社文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-06-520808-3
妻の死から1年。警察官の神崎守衛は、遺品の中から手紙を見つける。三軒茶屋のビアバー〈香菜里屋〉に、妻は「最後のプレゼント」を用意したというが…。【「TRC MARC」の商品解説】
【花の下にて春死なむ 香菜里屋シリーズ1】がおもしろかったので、シリーズ2を読んだ。
表紙カバー絵が綺麗だ。これは誰だろう?
相変わらず工藤の推理全開だが、冒頭作【十五周年】はどうも頂けなかった。
設定に、無理がありすぎ。しかも動機が不純。
表題作【桜宵】は、しっとりとしたいい話だった。
だがその分、この女性の気持ちを思って、切なくなる。
(多分)表紙カバー絵で桜を見上げている主人公。その妻の気持ちは、もっと切なかろう。
桜の花びらは、服についたらなかなか取れないんだ。
【犬のお告げ】は、設定に無理がある。
しかし、一旦はリストラされた男の真の目的が判ったとき、物語は別の様相を見せる。
話の進め役であった誠と美野里の二人へ工藤が出したシャンパンの銘柄名は、たしかに『ひっどーい!』ものだった。(「未亡人」という意味らしい)
【旅人の真実】
ここでは、誠たちは結婚し、かなり頻繁に「香菜里屋」を訪れている。
ビールはともかく、出される料理からして決して安いお会計では済まないだろうに。
一番登場する七緒がライター精神満開で真相を探ろうとするが。
バーをおとずれた時と友人たちの評価がまったく違う被害者の顔が違いすぎ、それが悲劇を招いたのだが。
本編の最後も、何やら意味深で怖いものだった。
最後の【約束】では、冒頭作【十五周年】の二人が継いだ店が舞台になる。言わば続編。
これは【花の下にて 春死なん】の時も同じで、冒頭作と最後が同じラインナップだった。
仕組まれて跡取りになってしまったような店主が気の毒(本人はそう思っていない?)で,好きになれなかったのだが。
そこへ、365日店休日も休み無く働いていた工藤が、店の配管工事でしばらく休みになるからと、やってくる。
しかし結局は彼もかり出されて、店を手伝うことになってしまう。
ある日、暖簾を下ろそうかという時間に一人の女性が現れる。
続いて、男性も。
二人は十年前、十年経ったらこの店で会うことを「約束」していたらしい。
「禍福はあざなえる縄のごとし」を地で行ったような二人の話だったが、最後に恐ろしい罠があるのを工藤が見抜く話。
余り関係ないが、「自分が好きになると、その相手は不幸になる」といったセリフを、つい最近見たドラマで聞いた。
こうした思い込みをする人は、実際にいるのだろうか?
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【花の下にて春死なん】(21.04.15)
2021.04.21
スマホで買い物 レジ待ちを解消へ
動画も見たが、これ、とてもいいと思う。
勿論、使用済みレジ籠だけでなく、このスマホも消毒はしているのだろうが。
「静岡県初」とあるが、イオンの他所はどうなのだろう?
当地の生協でも機械が導入されたとは、以前にも書いた。しかし、支払いは相変わらず現金である。
もっとも昨今は、この生協とコンビニ払い、それにタクシー代くらいしか、現金払いは無い。
古いお札を手放すため、多少はあった方がいいのかもしれないが……。
2021.04.20
Fujinao【片づけの力】
著者:Fujinao
価格:1,430円
カテゴリ:一般
発売日:2021/01/28
出版社: KADOKAWA
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-896914-7
片づけはノウハウではなく、どんな暮らしがしたいか、考えること。片づけのきっかけづくりを託した言葉を紹介しながら、モノを減らすための思考や技術を伝えます。【「TRC MARC」の商品解説】
そろそろ、この手の本は卒業しよう。
1ページの上半分に、大きくそのページのテーマが書かれている。
下半分には、読点で区切られた行が10いくつか。
勿論書かれていることは、こうした本に共通のことばかり。
そして、「我が家流」の紹介。紹介文にも、「自宅収納の写真多数」とあったから仕方ないのか。
ついつい写真が綺麗だから購入してしまうのだが、こうした(あまり有用では無い)本を増やすのはやめよう(キッパリ!!)。
といいながら、unlimitedの「服を減らす」系の本をチラッと見ている。
決断を実行するためにも、端末から削除した。
2021.04.19
2021.04.18
伊吹有喜【今はちょっと、ついていないだけ】
著者:伊吹有喜
価格:682円
カテゴリ:一般
発売日:2018/11/08
出版社: 光文社
レーベル:光文社文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-334-77746-3
自然写真家として人気を博したのち、全てを失った男。だがある日、カメラを構える喜びを思い出す。やり直そうと上京して住み始めたシェアハウスには、同じように人生に敗れた者たちが...
バブルの頃、自然写真家としてもてはやされた立花浩樹は、ブームが過ぎると忘れられ、所属事務所に負わされた多額の借金を返すうちに40代になった。カメラも捨て、すべてを失い。自分が人生で本当に欲しいものとは、なんだったのか? 問い返すうち、ある少女からの撮影依頼で東京へ行くことになった浩樹は、思いがけない人生の「敗者復活戦」に挑むことになる。
立花は入院した母と同室の女性の息子に出会うが、彼は現役時代の立花を知っており、馬鹿にするような態度を取る。
上京した立花は、ひょんなことから件の男と知り合ってしまう。
偉そうにしている男だが、家庭は崩壊状態だった。
そしてやむを得ず男をシェアハウスに連れ帰って一緒に住むようになるのだが。
マスコミ界にいた男は、先の家庭状態を伺わせないようなふらついた軽薄な言動をとる。
もう一人、シェアハウスの住人の女性がよかった。
こういう方に、メイクの相談などできればいいな。
これが著者のデビュー作だったか?
2021.04.17
あずま きよひこ【よつばと!(3)】
あずま きよひこ著
税込価格: ¥630 (本体 : ¥600)
出版 : メディアワークス
発売 : 角川書店
ISBN : 4-8402-2895-7
発行年月 : 2004.12
利用対象 : 一般
自分は一回読んだだけだったが、下のチビさんが来る度に繰り返し読んでいたためか、本がかなりくたびれている。
下のチビさんは、よつばについては何でも知っている。
今回は、いわゆる(お姉さんたちの)夏休みをよつばも一緒に満喫する話。
何人か初登場の人たちも。
あさぎからお土産をもらったよつばは、お返しとして四つ葉のクローバーを贈る。
そのあさぎの友だちは虎子といって、タバコを吸う。
また、仏花を買いに行く風花に着いてきたよつばは、小さい子は無料だと知ってバスに乗ってしまう。
慌てて追いかける風花。
ようやくよつばが降りたバス停近くには花屋があって、そこはジャンボの家だった。
そうか、ジャンボは花屋さんだった。
その後も、花火をしたりお盆を楽しんだり、元気いっぱいのよつば!
なつかしい光景がよみがえる。
2021.04.16
クラブハウス:やはりよく解らない
昨夜、何かの弾みでクラブハウスの「room」というのを押してしまった(らしい)。
その際、ある方のお姿が見えたのだが、よく存じ上げているし、深く考えることはしなかった。
ところがその方からメッセージが来て、自分の「鍵のかかったroomにその方が入っている状態」とのこと。
お声がけ頂いたようなのだが、まったく気づいていない。
そもそもまだ理解が十分でないのに、room開設といった無謀なことはする予定がない。
元々クラブハウスに手を出すつもりはまったくなかった。
だが、視覚障害者が意外と使えるかもという話を聞いて、参加してみようと思った次第。
当事者である友人に(とあるMLで募集をしていらっしゃったので)「友だち申請」をしたが、その前に自分で登録できていたみたい。
本名で登録したのだが、そっと覗いたroomにも名前が知れてしまうので、先日名前の変更をしたばかり。
そうそう、登録してまもなく、上のチビさんが見つけたらしい。
件の友人が休みの日にでも、もう少し教えてもらおう。
画像は、バスの前方。
「交通安全のお守りがあるよ」と聞いて(何の話題の時だったかは忘れた)、次に乗車したときに撮ったもの。
2021.04.15
北森鴻【花の下にて春死なむ】
著者:北森鴻
価格:748円
カテゴリ:一般
発売日:2021/02/16
出版社: 講談社
レーベル: 講談社文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-06-520809-0
バー「香菜里屋」のマスター工藤が、客が持ち込む謎を解く連作短編ミステリー。【商品解説】
初めての作家さん。
表題作から、何だか叙情的な雰囲気が漂う。
途中まで、これが安楽椅子探偵の連作ミステリーだとは気づかなかった。
【花の下にて春死なん】では、当初フリーライターの七緒が探偵役かと思った。
七緒と同じ俳句結社にいた草魚の人生を知りたくて、彼の故郷長府を訪れる。
そこでかなりの結果を得て帰京するのだが、そこにはさらに先があった。
それを解決に結びつけるのが、この「香菜里屋」のマスター工藤なのだった。
加えて、草魚の住まい近くで起きた殺人事件まで解決してしまう。
それはともかく、表題から西行を思い浮かべることが出来るし、草魚の句は山頭火と似ているなと思ったのが、その通りだった。
あとは
【家族写真】
【終の棲み家】
【殺人者の赤い手】
【七皿は多すぎる】
【魚の交わり】
と続くが、表題作を上回るものは無かった。
しかしこのビアバーで工藤が出す料理がどれもおいしそうだ。
シリーズで続きがあるようなので、多分続けて読むだろう。
表紙カバー絵が綺麗なのも、ポイント高い。
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【桜宵 香菜里屋シリーズ2】(21.04.24)
2021.04.14
伊吹有喜【ミッドナイト・バス】
著者:伊吹有喜
価格:968円
カテゴリ:一般
発売日:2016/08/04
出版社: 文藝春秋
レーベル: 文春文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-16-790671-9
東京での仕事に挫折し、故郷で深夜バスの運転手として働く利一。子供たちも独立し、恋人との将来を考え始めた矢先、16年前に別れた妻が乗車してきて…。家族の再生と再出発をおだやかな筆致で描く。【「TRC MARC」の商品解説】
壊れた「家族」という時計は再び動き出すのか
少々偶然性が高いが、いいところへ着地できたかと思う。
深夜バスは疲れるだろうから、おそらくこれからも自分が乗ることはないだろう。
だが、「白鳥さんのバス」と地元で親しまれてきたバスには、乗ってみたいような気もする。
娘の友だちが個性的で、ちょうど今の時代に合っているようで(時代の方が近づいてきている)興味深かった。
その娘だが、相手の男性の家は絵に描いたような「いやーな家族」だった。
クラブハウス つづきのつづき:和田哲哉さん「ロディア」を語る
昨夜も偶然、「23:30よりClubhouseにて、フランスのブロックメモ「RHODIA(ロディア)」についての「ひとりトーク」を行います。」というTweetを見た。
ちょうどロディアの13番で「ToDoリスト」をチェックしていたところだった。
お話は、まさにロディアの「ToDoリスト」管理がいいというところから始まった。
ロディアそのものの変遷とか、これが日本で広まるようになったいきさつとか、昨今は色々な展開があることとか、色々伺えておもしろかった。
自分も、この紫色の罫線が好きだなぁ。
そして、手帳の中に書き込む方法とか、フセンを使う方法とか色々移り歩いたけれど、やはり一番使い心地がいいなぁと思っている。
出先でも参考にしたいときは、書いているページを切り取って手帳に挟んで持って行けばいいのだし……。そのあと残った部分は帰宅して次の日用にもう一度書けば問題ないし……。
2021.04.13
2021.04.12
兵庫県 コロナ感染対策「うちわ会食」呼びかけ 32万本配布へ
兵庫県 コロナ感染対策「うちわ会食」呼びかけ 32万本配布へ
これを、「虚構新聞」の記事だと勘違いした人がいた模様。さもありなん。
しかし勘違いではなくて本当だから、悲しくなる。
偉い人たちが考えることは、よく理解できない。
店側にばかりペナルティーを課すのではなく、お客の努力・協力も必要なのに。
どの店でも、たとえ二人連れでも、大声で喋る人たちはいる。
それを我慢するのが、今必要なことでは。
といっても、大きな組織で平気で深夜までかなりの人数で会食しているのが、現実。
2021.04.11
【風のベーコンサンド】
著者:柴田よしき
価格:748円
カテゴリ:一般
発売日:2018/04/10
出版社: 文藝春秋
レーベル: 文春文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-16-791047-1
東京の出版社をやめ、高原にカフェを開業した奈穂。そこには娘を思う父に、農家の嫁に疲れた女性が訪れ…。滋味溢れる地元の食材で作られた美味しい奈穂のご飯が奇跡を起こす6つの物語。高原カフェレシピも収録。【「TRC MARC」の商品解説】
その「娘を思う父」が最初におとずれたのは、馴染みの蕎麦屋が休みだったから。
食堂でランチをするのはテレビを観たいからだったが、この店にはテレビがない。
しかし菜穂は、地元の人たちのサロンのような部屋を用意し、テレビも設置する。
件の男性はその後も度々訪れるようになる。
この男性がどんな人物かは、やがて想像できるようになる。
一方菜穂は、ひとり暮らしだが離婚してくれない夫の妻のままでもある。
何故夫はそんなにもいわば「意地悪」をするのかは、よくわからなかった。
しかしそれも解決して、菜穂は新しい一歩を踏み出せる。
それにしても、高原でカフェ開業とは、勇気がある。
小説だからうまく転んでいったが……。
カフェで出る食材がいずれも地元のもので、それを使って作る料理がおいしそう。
タイトルにもなった「ベーコンサンド」を作ってみたが、なかなかおいしかった。
これが何よりの収穫??
2021.04.10
ドラマ「無実はさいなむ」
年度末にポワロが一時お休みになって、その間クリスティの他のドラマを放映。
この「無実はさいなむ」は1時間もの3週連続という、ながーいドラマだった。
一度に観るにはしんどすぎるので、分けて視聴。
最後が原作とはすごく違うとは聞いていたが、その通りだった。
やたら回想場面が多く、もう少し時間が節約できたのではと思う。
ジャックが犯人ではないといいに来たアーサーは、非常に地味な弱気な人間に描かれていた。
家にいる頃の(事件前の)ジャックは、何か見つけては執拗に嫌がらせをする、なんとも嫌な人物に描かれていた。
それは実父からの遺伝で、まさにそのDNAは受け継がれたのだった。
権力と結びつかれれば、弱い市民は何もできない。
どうしようもないくずのようなジャックだったが、母親への思慕と愛情が垣間見られて、その辺は原作より救われる。
最後、兄弟4人の未来への希望を抱かせて終わったのはよかった。
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アガサ・クリスティ【無実はさいなむ】(21.03.17)
2021.04.09
肉の焼き加減
製作中の図書で、おもしろいルビの振り方があった。
blutig,halbdurch,medium,durch というドイツ語での焼き加減に、「レア ミデイアム レア ミデイアム ウエルダン」とルビが振ってあったのだ。
ちょうど「durch」で行が変わっていたためにこれのルビは「ウエルダン」だと捉えた人が、前の三つ「blutig,halbdurch,medium」に対するルビを「レア ミデイアム レア ミデイアム」の4語だと解釈してしまったのだ。
普通肉の焼き加減は「レア」「ミディアム」「ウエルダン」だと思い込んでいるために、途中に「ミディアムレア」があることに気づかなかったものと見える。(という解釈でいいのかな?)
つまり「blutig,halbdurch,medium」に対するルビは「レア」「ミディアムレア」「ミディアム」だと自分は思ったのだが……。
2021.04.08
入学式・新学期
今日は多くの小中学校で始業式ではなかったろうか。
3月中旬から卒業式があり、呼応するように感染者が増えていっている。
三日連続で最多更新などという、ありがたくない記録も出た。
卒業式のあとの送別会などが影響していると思われる。
そして、企業などでも夜遅くまで送別会をして、今の結果に結びついている。
お役所関係者に、危機意識が本当にあるのだろうか?率先して範を垂れてほしいところなのに。
そして、これらは3月初めの時点で予測できたことだったのに。
「食べにくい形での会食」ではなく「会食はしない」、「○人以下で」ではなく「なるべく個食で」など徹底すれば防げるのではとは、素人にも解る話ではなかろうか。
5年前の4月5日。まだまだ綺麗な「又兵衛桜」。
今年の桜は、早く咲いて、あっという間に終わってしまった。
2021.04.07
あずまきよひこ【よつばと!(2)】
著者:あずまきよひこ
価格:660円
カテゴリ:一般
発売日:2004/04/27
出版社: KADOKAWA
レーベル: 電撃コミックス
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-869188-8
あらためて(1)から読み直してみると、最初に読んだときにはスルーしていたことにも気づきがあって、おもしろかった。
表紙絵を見ても風花だということが即判るくらいには進歩(?)している。
(1)が夏休みに入る前の日から始まっていたが、ここでは夏休み中の出来事を中心に話が展開していく。
といっても、よつばには夏休みも何もおなじことだが。
ウオーターワールド(という遊園地件プール?)の招待券4枚を持って、ジャンボが来る。
彼はお隣の長女あさぎに気があるようだが、あいにく彼女は沖縄へ行っていて、かわりに風花と恵那がやってくる。がっかりしたジャンボは(招待券が足りないこともあって)彼女らを市民プールに連れて行く。
ここでビックリ!みーんな泳げないのに、よつばがスイスイと泳げること。
他にカエルを捕ってきたり、ケーキのイチゴをあさぎに狙われてべそをかきそうになったり、元気いっぱいのよつば。
お隣のお父さんは、どんな人なんだろう?
2021.04.06
クラブハウス つづき:大萩 康司さん
クラブハウスでは、一向に知った方のニュースがない。
そんなとき、「題名のない音楽会」関係のお部屋(でいいのかな?)が出来た。
そーっと、入ってみる。
中身は進行役の女の人がほぼ一人で喋っていた、お目当ての大萩さんは時折話題を振られたときに話していらっしゃった。
ちょっと残念。
大萩康司さんは、ずっと前から応援しているギタリストだ。
ライブにも行ったし、その際サインも頂いている。
サインを頂きながら、「ブログ拝見しています」と言ったら、「あまり更新して無くて」と仰っていた。
随分立派になられて、嬉しくてたまらない。
今年の桜は(見に行かないうちに)ほぼ終わったが、画像は9年前の今日。いつもの場所で。
2021.04.05
早川書房編集部【アガサ・クリスティー99の謎】
著者:早川書房編集部
価格:726円
カテゴリ:一般
発売日:2004/11/01
出版社: 早川書房
レーベル: クリスティー文庫
利用対象:一般
ISBN:4-15-130099-6
楽しみながら、クリスティー通になれる雑学集
最後に将棋の羽生さんの文章があるとのことだが、Kindle版にはないのが残念だった。
誰でも知っているだろう質問(「ポアロはどこの国の人?」「ポアロの秘書の名前は?」「一番多くいっしょに仕事をした刑事」「宿敵のフランスの刑事」)から、「最初の出版本」「何カ国で出版されどのくらい売れているか」といった少々手強い質問もある。
おもしろかったのが、アガサが毒薬に強いという話。
それから、「家に招待された唯一の日本人は?」というのもあって、答えは本書の執筆者で、証拠の写真もあった。もっともこの話は、比較的最近新聞だったかで読んだ。
ま、なんということない蘊蓄話ばかりだった。
2021.04.04
2021.04.03
あずまきよひこ【よつばと! 1】
あずま きよひこ著
税込価格: ¥630 (本体 : ¥600)
出版 : メディアワークス
発売 : 角川書店
ISBN : 4-8402-2466-8
発行年月 : 2003.9
利用対象 : 一般
ちょっと変わった5歳の女の子「よつば」が、日常の中で体験する様々な「初めて」や「感動」を描く。(wikipediaより)
「よつばと」ではない、「よつば&」と言う意味。いや、知っている人には当たり前のことなのだろうが。
最近10巻目が完成し、10冊合わせての販売もある。
↑は、以前書いたのをコピーしてきた。
15巻を読んだので、1巻目から読み直そうかと計画中。
実はあまりよくわかって無くて、いつもチビさんに解説を頼んでいる。
1巻目は、初版が2003年9月15日で、自分が購入したのは2010年11月15日発行の33版だった。
これについては あずま きよひこ【よつばと!1】(20.12.20)で書いている。
引っ越してきたのは春だと思い込んでいたが、夏休みに入る前日、どうやら7月20日のようだった。
15巻の感想欄で「風香ととーちゃんはお似合い」というコメントがあったが、この1巻目で最初に出会うのが風花だった。
そしてようやく、三姉妹の名前を覚えることが出来そう。
よつばはクーラーも初体験で、前の家では「じーちゃんがクーラー嫌いだったから」というセリフがある。ということは、じーちゃん・ばーちゃんと同居していたことになる。
新しく住むことになったのは、どこだろう。
ほどほどに都会だが、そんなに大きな市ではなさそう。池袋まで電車で行けるということ(第14巻)は、西武鉄道沿線か?埼玉県?
これからじっくり、謎を解いていく。
関連記事
あずまきよひこ【よつばと!(2)】(21.04.07)
あずまきよひこ【よつばと! 1】(10.12.20)
2021.04.02
ベーコンサンド
今読んでいる本に、「ベーコンサンド」が出てきた。
ひとり高原でカフェをオープンした女性の店のお客が教えてくれたもの。
レシピは結構簡単で、
・ ベーコンを弱火よりやや強めの中火で、両面炒める。
・ パンを2枚焼く。
・ 1枚のパンにベーコンを載せる、油も一緒に。
・ ベーコンにからしを少し塗って、もう1枚のパンを載せて4つに切る。
というもの。
今日はパンネルの食パンが来たので、さっそく作ってみる。
味はとてもよかった。勿論パンがおいしいのもあるが。それにバーコンの塩味がマッチして、美味。
ただ、パンが厚めだった(厚めがいいと書いてあった)ので、少々食べにくかった。
画像は、山崎パン「ヤマザキキッチン」さんのサイトから拝借しました。
2021.04.01
3月の読書メーター
3月の読書メーター
読んだ本の数:15
読んだページ数:4070
ナイス数:1313よつばと!(15) (電撃コミックス)の感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/03/post-2ef6a7.html
やはり、最後の「ランドセルの巻」にはジーンときます。
よつばも一年生になるんだなぁ。
読了日:03月31日 著者:あずま きよひこ
白昼の悪魔 (クリスティー文庫)の感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/03/post-c210b4.html
島全体がホテルという、ある意味密室殺人のような展開でした。
読了日:03月31日 著者:アガサ・クリスティー,鳴海 四郎
47都道府県 地名の謎と歴史 (一個人(いっこじん) 2021年 05 月号増刊)の感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/03/post-c12717.html
昔からの地名がだんだん減っていって、寂しいです。
読了日:03月30日 著者:
メソポタミヤの殺人 (クリスティー文庫)の感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/03/post-670ab5.html
事件解決のあと、ポワロはロンドンへ帰ります。その時利用したのが、オリエント急行なのです。
読了日:03月30日 著者:アガサ・クリスティー,石田 善彦
グルメ警部の美食捜査 (PHP文芸文庫)の感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/03/post-787b23.html
おいしそうな料理が並びます。
読了日:03月28日 著者:斎藤 千輪
【マイナビ文庫】ゆるく暮らす 毎日がラクで気持ちいい、シンプルライフの感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/03/post-150d0a.html
遊びっぱなしも、出しっぱなしも、置きっぱなしも、脱ぎ散らかしも。片づけているのはほぼ著者ひとり。というのは、どういうものでしょうか?
読了日:03月26日 著者:マキ
紙鑑定士の事件ファイル 模型の家の殺人 (宝島社文庫)の感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/03/post-fd7668.html
紙の鑑定ではなく、サブタイトルの模型がメインの謎解きでした。
読了日:03月23日 著者:歌田年
無実はさいなむの感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/03/post-71c005.html
まさに「無実」が回りを翻弄したのでした
読了日:03月22日 著者:アガサ ・クリスティー,小笠原 豊樹
准教授・高槻彰良の推察5 生者は語り死者は踊る (角川文庫)の感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/03/post-11d3b9.html
今回、高槻の目的は達せられなかったのです。
読了日:03月19日 著者:澤村 御影
こころ食堂のおもいで御飯~あったかお鍋は幸せの味~ (スターツ出版文庫)の感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/03/post-86511b.html
主人公結(むすび)とこころ食堂店主一心との不器用な気持ちの交流がちょっといいですね。
読了日:03月15日 著者:栗栖ひよ子
検察側の証人 (クリスティー文庫)の感想
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実際には再読でした。最初のレビューは ↓ です。
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2015/02/post-3ace.html
読了日:03月15日 著者:アガサ・クリスティー,加藤 恭平
とっても心地いい! シンプルひとり暮らしの感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/03/post-c76700.html
表紙絵がちょっとおもしろいですね。
読了日:03月10日 著者:大平 一枝
死との約束 (クリスティー文庫)の感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/03/post-87ded0.html
ドラマも面白かったですが、やはり原作とはスケールが違います。
読了日:03月10日 著者:アガサ・クリスティー,高橋 豊
純喫茶トルンカ しあわせの香り (徳間文庫)の感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/03/post-40d409.html
「純喫茶」は、年配の方にも優しいですね。
読了日:03月09日 著者:八木沢里志
赤毛のアン (文春文庫)の感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/02/post-36866e.html
今回は、マリラの心情にグッときました。
読了日:03月03日 著者:L・M・モンゴメリ
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