ドラマ「無実はさいなむ」
年度末にポワロが一時お休みになって、その間クリスティの他のドラマを放映。
この「無実はさいなむ」は1時間もの3週連続という、ながーいドラマだった。
一度に観るにはしんどすぎるので、分けて視聴。
最後が原作とはすごく違うとは聞いていたが、その通りだった。
やたら回想場面が多く、もう少し時間が節約できたのではと思う。
ジャックが犯人ではないといいに来たアーサーは、非常に地味な弱気な人間に描かれていた。
家にいる頃の(事件前の)ジャックは、何か見つけては執拗に嫌がらせをする、なんとも嫌な人物に描かれていた。
それは実父からの遺伝で、まさにそのDNAは受け継がれたのだった。
権力と結びつかれれば、弱い市民は何もできない。
どうしようもないくずのようなジャックだったが、母親への思慕と愛情が垣間見られて、その辺は原作より救われる。
最後、兄弟4人の未来への希望を抱かせて終わったのはよかった。
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