伊吹有喜【今はちょっと、ついていないだけ】
著者:伊吹有喜
価格:682円
カテゴリ:一般
発売日:2018/11/08
出版社: 光文社
レーベル:光文社文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-334-77746-3
自然写真家として人気を博したのち、全てを失った男。だがある日、カメラを構える喜びを思い出す。やり直そうと上京して住み始めたシェアハウスには、同じように人生に敗れた者たちが...
バブルの頃、自然写真家としてもてはやされた立花浩樹は、ブームが過ぎると忘れられ、所属事務所に負わされた多額の借金を返すうちに40代になった。カメラも捨て、すべてを失い。自分が人生で本当に欲しいものとは、なんだったのか? 問い返すうち、ある少女からの撮影依頼で東京へ行くことになった浩樹は、思いがけない人生の「敗者復活戦」に挑むことになる。
立花は入院した母と同室の女性の息子に出会うが、彼は現役時代の立花を知っており、馬鹿にするような態度を取る。
上京した立花は、ひょんなことから件の男と知り合ってしまう。
偉そうにしている男だが、家庭は崩壊状態だった。
そしてやむを得ず男をシェアハウスに連れ帰って一緒に住むようになるのだが。
マスコミ界にいた男は、先の家庭状態を伺わせないようなふらついた軽薄な言動をとる。
もう一人、シェアハウスの住人の女性がよかった。
こういう方に、メイクの相談などできればいいな。
これが著者のデビュー作だったか?
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