万城目学【鴨川ホルモー】
著者:万城目学
価格:616円
カテゴリ:一般
発売日:2009/02/25
出版社: KADOKAWA
レーベル: 角川文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-393901-5
このごろ都にはやるもの、勧誘、貧乏、一目ぼれ。葵祭の帰り道、ふと渡されたビラ一枚。腹を空かせた新入生、文句に誘われノコノコと、出向いた先で見たものは、
「大阪」(【プリンセス・トヨトミ】)「奈良」(【鹿男あをによし)「滋賀」(【偉大なる、しゅららぼん)と読んできて、しばらく経つ。
著者のデビュー作でもある元祖(?)「京都」が未だだった。
登場人物の殆どが、歴史上の人物を思い浮かばせる。
主人公の阿部は「清明」。
先輩で現会長の菅原慎。など。
阿部が一目惚れして結局このおかしなサークル「兄弟青龍会」に入るきっかけになった、早良京子の態度が解せない。
また、阿部と楠木ふみとは今後発展があるなと途中気づいたが、その通りだった。人は見かけによらないものを、地で行っている。
どうにも荒唐無稽な話だが、京都・大阪・奈良と知っている地名が多かったこともあり、これぞ「万城目ワールド」というのを楽しめた。
最初に読んだ【プリンセス・トヨトミ】から、ちょうど10年経っている。
関連記事
【プリンセス・トヨトミ】(11.05.31)
【鹿男、あをによし】(13.04.16)
【偉大なる、しゅららぼん】(14.03.16)
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