有栖川有栖【朱色の研究】
著者:有栖川有栖
価格:638円
カテゴリ:一般
販売開始日:2015/12/26
出版社: KADOKAWA
レーベル: 角川文庫
ISBN:978-4-04-191304-8
現代のホームズ&ワトソンが解き明かす本格ミステリの金字塔。
シリーズ3巻目らしい
タイトルを見て即思い出すのは、ドイルの【緋色の研究】だ。
何か関係あるのかもしれないが、残念ながら【緋色の研究】の方はきれいさっぱり忘れてしまっている。
火村はゼミ生のひとり貴島朱美から、過去のトラウマがらみの事件解決を依頼される。
その調査で大阪へ出かけた火村は、ごく近くに住む有栖のところへ行き、深夜まで話し合っている。
ようやく寝についた明くる朝、おかしな電話におびき寄せられて、事件現場へ赴くことに。
その現場は、前日訪れた同じマンションだった。
朱美が過ごした和歌山の須佐見での暮らしや、その頃の親戚・知人を巻き込んで、新たな捜査が始まる。
クローズドな人間関係の中での事件で、真犯人も絞られているのだが……。
有栖が住んでいるのは、地下鉄谷町線の「四天王寺夕陽丘」駅の近く。谷町筋を一つ西側に入った道路沿いにある。
時々出てくるので、もしかしたら著者のお住まいと重なっているのだろうか?
「夕陽丘」と言うとおり、上町台地から見る夕陽は綺麗だろうな。
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