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2021.06.30

名探偵ポワロ(55)【鳩の中の猫】

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原作では「特別出演」扱いだったポワロが、ドラマでは校長の友人としてほぼフル出演している。

この校長が原作でもそうだったが、凜としていてかっこいい。

あと、アダムと秘書が親しくなるのは、あまりいただけない。

プリンセスの存在感が目立った。

犯人は諜報機関の優秀な人材だったと言うが、かなり年月も経っているし、若すぎるような。
「その彼女のことを覚えていた母親(彼女もまた諜報機関の人だった)とその娘の活躍」が、今回のメインかも知れない。

宝石は、もう少し種類があった方がよかったのに。

 

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2021.06.29

南杏子【いのちの停車場】

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著者:南 杏子
価格:781円
カテゴリ:一般
発売日:2021/04/08
出版社: 幻冬舎
レーベル: 幻冬舎文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-344-43081-5

東京の救命救急センターで働いていた62歳の医師・咲和子は、故郷の金沢に戻り訪問診療医になり、現場での様々な涙や喜びを通して在宅医療を学んでいく。【「TRC MARC」の商品解説】より

吉永小百合主演で映画化されたものの原作。初めての作家さん。

患者の家族からの理不尽なクレームの責任をとる形で、大学病院を辞めて故郷金沢へ帰った咲和子。
その途端、幼なじみの診療所を手伝う羽目に。
彼が怪我をして、現在患者がかなり減っている状態だという。

しかしその診療所は、在宅訪問をしているんだった。

救急医療センターで目の回るような仕事をこなしていた咲和子は、それに較べれば引き受けられると思ったのだが……。

訪問先の様々な事例に、少しずつ勉強しながら対応していく咲和子。

咲和子退職の原因は自分にあると、後を追ってきた若い野呂や、訪問看護師の麻世とともに、日々の困難に向かっていく。

 

最後は思いもかけない終わり方で、どうしても最近のニュースに思いが行く。

彼らへのマスコミの報道は、「悪の権化」扱いだった。
寄り添って読んできた読者からすると、咲和子が同じように扱われるのは忍びない。

 

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2021.06.28

Kindleが来た

Kindle

 

21日・22日のAmazon祭りで、ついうっかりKindleWhiteに手が伸びてしまった。
今もっているのもKindleだが、別の本を読むのに便利かなと思った次第。

あるいはカートに入れっぱなしにしておいてもいい。
常に忘れていないか心配することがなくなる。

完全防水のようで、お風呂の中でも読めそう。ま、いつも慌ただしい入浴だから、のんびり浸かっているゆとりはないが。今持っているのも防水機能付きだった。

前回買ったのは、去年の3月だった。この時はそれまで愛用していた Kindle Voyage が壊れたため、やむを得ずPaperWhiteにしたのだった。
今回と性能は同じで、ただ容量が8Gから32Gにレベルアップ。

たくさん入るようになって、動きが軽くなるかな?

本当は、やはり Kindle Voyage が欲しいのだが。

 

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2021.06.27

朝倉宏景【野球部ひとり】

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著者:朝倉宏景
価格:858円
カテゴリ:一般
発売日:2017/03/15
出版社: 講談社
レーベル: 講談社文庫
利用対象:一般

部員8名の不良校野球部に、エリート進学校の変人がやってきた。ありあまる気合&体力と偏差値70超えの頭脳が出会い、前代未聞の異次元チームが誕生。【「TRC MARC」の商品解説】より

 

冒頭部分では、サッカー部との確執が描かれ、ナインが揃わないとグラウンドが使えなくなる危機に。

あまり当てにならない顧問教師からのアドバイスは、他校のチームと合同チームを作ることだった。

部内部でも色々問題を抱えている中、キャプテンの瑞樹は「ひとりで野球をしている」という生徒に会いに行く。

結果、なんとか練習には参加して貰えるようになる。その学校のマネージャーだった女子生徒も一緒に来てくれた。

少しずつ、少しずつ、チームは変わっていく。

だが瑞樹には、もう一つ家庭問題があった。

8年前、野球部のエースだった兄のいたころはかなり強いチームだった。
ところが兄は、大学を出て就職した会社にこき使われ、あげく退社してからは……。と瑞樹を悩ますことが起きる。

そして、なぜ「ひとりが丘」はバットを振れないかにも触れていく。

後半、ほぼ予想された終わり方ではあるが、気持ちのいい展開ではあった。

 

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2021.06.26

ドラマ「シェフは名探偵」第3回・4回

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第二回目は何だか楽屋裏事情みたいだったので、まだ見ていない。

第3回では、「恋人の誕生日祝いがひどすぎる」と、さっさとフランスから帰国してしまったエッセイスト。
祝い方には、人それぞれの思いと工夫がある。どうしても、自分の過去の経験から「この場合はこうすべき」といったことがインプットされていると、ちがうアクセスが受け入れられなくなる。

そういった意味で観ていると、こういうことは結構色んな場面であるなと思えた。

あと、なんかだらしない男性のはなし。別にこの男性がだらしないということではなく、どういうか、これまた思い込みが激しく、違った角度で見ることが出来ないから、ひとり落ち込んでしまうのだろう。

第4回は、ドタバタ感が強かった。

 

初回からやや感じていたのだが、今回続けて見ていて、やっぱり嫌だなと思ったこと。

それは、お客のことや三船が問題を抱えた客に対応しているとき、あとの三人が離れたところでコソコソと話し合っていること。
読んでいるときはさほど気にならなかったことが、映像ではっきりみてしまうと「嫌だなぁ」と思う。

 

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2021.06.25

【難事件カフェ2~焙煎推理~】

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著者:似鳥鶏
価格:748円
カテゴリ:一般
発売日:2020/05/13
出版社: 光文社
レーベル: 光文社文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-334-79018-9

隠れ家的喫茶店プリエールに県警秘書室の直ちゃんが持ち込んだのは、企業の御曹司が殺害された事件。スイーツが彩る奇妙な3つの事件を、店主の季と、元警官でパティシエ役の弟・智が華麗に解決に導く。【「TRC MARC」の商品解説】

 

難事件3篇だが、今回はその外側をうめるというか、4番目の事件が絡む。

智が警視庁を辞めた理由も明かされるが、事件の中にはかなり嫌なものもあった(事件はどんなものにせよ嫌なものだが)。
直ちゃんは、警察官だと思わなければ、これは事件持ち込みの「八五郎」と考えればだんだん邪魔にならなくなった。
とはいえ、彼女の警察官としてのスキルアップに繋がる事件もあったのだが。

 

さて肝心の中身だが、

冒頭作【最高の仲間 奇跡の友情】
なるほどそうでしょうよ、彼らにとっては。

中高一貫校で常にトップだった4人のグループ。それぞれが東大に進学し、卒業後も交流を持っていた。
彼らの父たちは、議員であったり病院長だったり会社の社長だ。
その内の一人が持つ別荘で、4人が集まった日の夜。メンバーの一人が殺される。

外部からの侵入は不可能な頃から、犯人は残りの3人の中にいる。
だがこの事件は、圧力によって一切報道されることはなかった。

結局真犯人は判るのだが、実に嫌な事件だ。
しかし裁判を傍聴していたある記者によって、事件は明るみに出る。
そうでもなければ、やりきれない。

 

次の【理想は不存在】も、「がまんする」「他人に迷惑をかけない」がテーマのような、暗い話。
「存在しないこと」が理想だなんて、行き過ぎると結局自分に降りかかってくる。

言うべきところでははっきり言うのは大事なことだ。

 

表題でもある【焙煎推理】は、最後に凝ったコーヒーが出てくる。

ここでも「こわーい」家族関係が出てきて、それでもしっかりした男の子でよかった。

 

今回は、物語を外から見ているような女性が登場している。
彼女が常連になりかけた頃、動きがある。

それとは別に、直ちゃんは解決していない時間を気にかけていて、彼女なりにそれを追っているようだ。
地道にデータを積み重ね、最後はそれが活きてくる。

 

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2021.06.24

「note」に登録した

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うーん、一度登録したような気がするのだが。その証拠(?)に、登録しようとしたIDは「すでにある」と言われた。

ま、いいか!

最近、ブログよりもnoteの方がメジャーになってきたのだろうか?
ブログは使いやすいし、一部生存証明にもなっているので、このまま続けていこうと思う。

それではnoteでは何を?
その辺がイマイチはっきりしていない。

他の方のnoteを拝見しつつ、使ってみようかと考え中。

 

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2021.06.23

よしながふみ【きのう何食べた?(18)】

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カテゴリ:一般
発売日:2021/05/21
出版社: 講談社
レーベル: モーニングKC
サイズ:19cm/159p
利用対象:一般
ISBN:978-4-06-523331-3

2DK男2人暮らし 食費、月3万円也。これは、筧史朗(弁護士)と矢吹賢二(美容師)の「食生活」をめぐる物語です。

 

17巻目を飛ばしている間に、二人とも随分年をとった。
シローは還暦間近だし、ケンジも50の坂を越えた。
それにしては、表紙絵は随分リラックスして見えるが。

 

今回は、主にシローがこれからのことを考えて、自分の死後についてケンジに話す。
ちょうど依頼で遺産相続のことがきていたのも、きっかけになったのか?

その会話が交わされているのは20年の5月という想定で、まだ同性同士の結婚が難しいと考えられていた時だ。

また、この時期は仕事上でも色々大変な時期だった(今もだが……)。

ケンジは店長だが、突然ベトナムへ行っていた元店長が帰ってくる。(この辺のところを読んでいない)

店長が戻ると、ケンジの立場は微妙になる。タダのおじさんの美容師は、若い女性の髪を切れない(ご指名がない)。
色々悩むケンジだが、これは元店長の計らいで今のままで続けられそうだ。

それにしても、今回シローの独白が多いような。(料理の手順についての説明というか独白はこれまでもあったが)
今後のことを、随分色々考えている。さすが、法律家だ。

 

メニューについては、相変わらずおいしそう。
ケンジは、本当に「食べ上手」だ。こんなに喜んでくれたら、作る方も甲斐がある。
それも、ただ「おいしい」ではなく、「この料理のこういうところがおいしい」という褒め方。
判っていても、なかなか出来ることではない。

 

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2021.06.22

名探偵ポワロ(54)【マギンティ夫人は死んだ】

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犯人を逮捕した警官が、自ら違和感を持ったのでポワロに再捜査を依頼する。という、ちょっと変わった

時々出てくるオリバー夫人が、今回もなかなか賑やかだ。
自分の作品が戯曲化されるのだが、主役の探偵の描き方が気に入らないと、戯曲化と丁々発止のやりとりを。

映像化すると、原作で想像していた人物とは違う印象を受けることがある。

今回も、気の毒なマギンティ夫人は何とも冴えない(登場人物によると)「単なる掃除婦」という扱いだった。

それから下宿の女主人も、地味なおばさん。

これまでの作品のように、綺麗だなぁと見とれるような女優さんはいなかった。

そうそう、ジョージの印象も前回出たときからあるのだが、それはまた次に出たときに。

また、オリバー夫人の吹き替えが山本陽子さんとあるが、えっ?あの山本陽子さん?
たしかに「あの山本陽子さん」だった。ビックリ!

 

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2021.06.21

アガサ・クリスティ【鳩の中の猫】

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著者:アガサ・クリスティ
価格:1034円
カテゴリ:一般
発売日:2004/07/01
出版社: 早川書房
レーベル: クリスティー文庫
利用対象:一般
ISBN:4-15-130028-7

中東の小国で起きた革命騒ぎ。そのどさくさに、莫大な財宝が消え去った……一方、英国でも有数の女子学園メドウバンク校に事件の影が忍び寄る。

 

「鳩の中の猫」とは、イギリスの古いことわざである集団に入り込んだ異物のようなものらしい。
猫が悪い意味で使われている?

クーデターとか諜報機関とか、クリスティにはたまに出てくるが苦手分野だなと思ったがそうでもなかった。

登場人物は多いが、意外と区別しやすい。
他の人物に扮するというのが、やはり映像化した場合どうなるのか興味がある。

このメドウバンク校の校長というのが、素晴らしい人だ。
自分で創立し、発展させてきた。

その彼女が、そろそろ引退を考えたときに後継者候補に言う言葉。

現在的な理念を持った人に、運営してもらうべき学校なの。
過去の知恵を保存するととともに、未来に目を向けている人にね。

 

また、ある程度真相をつかんでポワロに助言を求めにいった学生も、ふわふわと青春を謳歌しているだけではなさそうだ。
彼女の母親というのが、行きたいところへフラッと出かけていってしまうというのも面白い設定だ。

 

最後に登場した女性。
クーデターで亡くなった国王に、こんな人がいたのか。
その息子が、立派に成長しますように!

 

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2021.06.20

「うなぎの寝床」

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タイトルに書いた「うなぎの寝床」というのが、今ひとつよく判らない。
どこかで紹介されていて、その夏「MONPE」をいくつか買った。

部分的な模様のものなど、履いていると随分珍しがられたものだ。
ただ、綿だからやはり季節によっては寒い。

そんなとき、「MONPE yohaku」というのが販売された。
これは綿だけの素材より伸縮性があり、若干厚手である。

そして今の季節にちょうどよくて、毎日履いている。
肌触りもよくて、満足している。

ポケットの隅っこに見えている白いタグが、ウナギのマークだ。

 

その「うなぎの寝床」屋さんでは、衣類以外も売られているので、本当は何屋さんなのだろう?

 

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2021.06.19

有栖川有栖【作家小説】

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著者:有栖川有栖
価格:586円
カテゴリ:一般
発行年月:2004.8
出版社: 幻冬舎
レーベル: 幻冬舎文庫
利用対象:一般
ISBN:4-344-40545-5

ミステリよりミステリアスな「作家」という職業の謎に果敢に挑む、作家だらけの連作小説集。

収録作は、以下の8編。

書く機械
殺しにくるもの
締切二日前
奇骨先生
サイン会の憂鬱
作家漫才
書かないでくれます?
夢物語

この内【書く機械】と【サイン会の憂鬱】を読んだ時点で少々気持ち悪くなり、あとはスルーしてしまった。

 

【書く機械】は、作家に書かせるための機械とも言えるし、作家そのものが「書く機械」になってしまった話しとも言える。

 

【サイン会の憂鬱】は、地方出身の新人作家が、地元の本屋から懇願されて(というより出版社の失態を回復するよう強要されて)、上京依頼戻っていなかった故郷でのサイン会に応じる話し。
両親ともすでに地元を離れており、作家は帰りたくなかったのだが、そのわけは……。という趣向。

途中のサイン会の様子を読んでいるときに気分が悪くなった。
そしてそのことは解決してやや気分も持ち直したのだったが、別のことでやはり屈託が残る。

著者の別の面が判って面白かったというレビューもあったので、あとから少しずつ読むかもしれないが……。

 

この手の本というか、装幀が、東野圭吾の何かを思い出させた。
見た目とは違って、中身が作家と編集者の話だったのかもしれない。

東野圭吾は、編集者との関係について、かなりシビアなことを書いていらっしゃったことがある。

 

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2021.06.18

電子図書館が1年で倍増 紙にない魅力

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電子図書館が1年で倍増 紙にない魅力、ただ残念なのは

あちこちの例が載っているが、これ、端末は何を使うのだろう?
千代田区の例だと、Kindleを使っているように見えるが……。

電書の不便なところは、その端末でしか読めないところ。
紙本なら、どの本屋で購入したものでも、例えば作家順とかで本棚に並べておける。
しかし電書の場合は、複数持っているとどれに入れたか判らなくなってしまう。

図書館では、市民の色んな端末用を用意しているのだろうか?

 

当地でも、借りられるようにならないかなぁ。

 

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2021.06.17

佐々木譲【真夏の雷管 北海道警察】

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著者:佐々木譲
価格:792円
カテゴリ:一般
発売日:2019/07/13
出版社: 角川春樹事務所
レーベル: ハルキ文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-7584-4274-9

生活安全課の小島百合は、万引きをした男子小学生を補導するも逃げられてしまう。一方、刑事課の佐伯宏一は園芸店窃盗犯を追っていた。2つの事件は交錯し、思わぬ方向へ動き出す−。【「TRC MARC」の商品解説】

北海道警察シリーズの8つめだという。

著者の作品は【警官の血】があまりにも辛く、そのあとは(多分)1冊くらいしか読んでいない。運河の街の話しだった。小樽ではない架空の市ということだったが……。

著者をTwitterでフォローしていることもあり、著作については常に追っているつもりではあるが……。

さて本書は、出だしが非常にいい。
鉄道好きの少年が、夏休みの初日に初めてあった人に誘われ、手宮の鉄道博物館に行くことになる。
最高の夏休みが始まる予定だったのだが……。

手宮の廃線跡へは、二度訪れている。線路を少し歩いた。途中、ネコがいたっけ。

このプロローグで、その男が眺めていたのが、そして少年が好きなのが、札幌市郊外苗穂の車両基地だったこと。
少年のポケットには、朝母親がくれた夕飯用の500円だけがあること。

これらとタイトルそのものが、さりげなく複線になっていたのか?

 

本編が始まると、北海道警察の少年課と捜査三課の二組の捜査の様子が、交互に語られる。

少年が万引きしたのは、精密機械だった。
捜査三課が追っているのは、小さな園芸店で盗まれた水耕栽培用の追い肥。

この関係なさそうな二つが、どこで結びつくのだろうか?

 

途中唐突に、佐伯と百合の関係が描かれる。
はじめて読んだ自分にとっては唐突だったが、どうもシリーズの中では既知のことらしい。
佐伯の部下新宮も、バーに百合が現れると席をずらして彼女を佐伯の横に座らせているし。

最後、「現場は男だけ」主義の男がバーに現れ、百合に謝るのが面白かった。

表紙カバー絵にある大樹が、このあと幸せになりますように!

 

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2021.06.16

名探偵ポワロ(53)【満潮に乗って】

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原作は戦後のどさくさをうまく利用した「入れ替わり」が一つのテーマだったが、ドラマでは空爆ではなくガス爆発という設定。
しかし、後にガスでは無く、実はダイナマイトを使用した念入りな計画であったことがわかる。

ヒロインのリンは、アフリカ帰りということになっている。
また、ローリイもなんとなくイメージと違っていた。

最後、原作で納得いかなかったリンの決断だが、彼女はアフリカへまた旅立っていく。
ポワロに「手紙を下さいね」と言い残して。

しかし、ゴードンの兄夫婦の陰謀などについては、原作を読んでないと解りづらかったのではないか?

しかし今回のドラマシリーズも、残り少なくなってきたなぁ。

 

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2021.06.15

似鳥鶏【理由あって冬に出る】

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著者:似鳥鶏
価格:638円
カテゴリ:一般
発行年月:2007.10
出版社: 東京創元社
レーベル: 創元推理文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-488-47301-3

芸術棟に、フルートを吹く幽霊が出るらしい—吹奏楽部は来る送別演奏会のため練習を行わなくてはならないのだが、幽霊の噂に怯えた部員が練習に来なくなってしまった。

 

幽霊を否定する部長は、夜中に学校に来るという。一緒に来るという女子学生につきあって、葉山も参加する羽目に。
そして、幽霊は毎夜出たのだった。

著者のデビュー作。

【難事件カフェ】があり得ない設定ながら面白かったので、読んでみた。

初めての作品ということもあって、やはり今ひとつ面白くなかった。

冒頭部分でひいてしまったのもあるが、事件解決後の「そのさらに上の事件」というか、それを想像するにおぞましすぎて、あまり好きになれない作品だった。

舞台は、著者の出身校らしい。本作を書くために10年ぶり以上ぶりに訪れた卒業生(著者)の回想という形では無く、現在進行形にしてあるのは編集者のアドバイスらしい。そりゃ、その方がよかった。

これは「市立高校シリーズ」となっているが、このあと読むかなぁ?

 

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2021.06.14

名探偵ポワロ(52)【ひらいたトランプ】

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登場人物もドラマの展開も、原作とおなじ。

結末を知っているからちょっとつまらないなと思いながら観ていたのだが……。

後半、まさかの展開。

ま、その方がよかったと言える。

彼女は結局殺人を犯していなかったのだし、彼の方もやむを得ない事情だったのだから。
母親役の女優さん、瞳が本当に綺麗なブルーだった。

本作ではあまり出ていなかったが、当時のイギリス女性たちの帽子姿はいずれもステキだ。

 

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2021.06.13

榎田ユウリ【カブキブ! 2】

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著者:榎田ユウリ
価格:572円
カテゴリ:一般
発売日:2013/10/25
出版社: KADOKAWA
レーベル: 角川文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-101037-2

カブキ同好会を結成した高1のクロ。だがお披露目舞台を前に熱中症で倒れてしまい、同学年で歌舞伎経験者の阿久津が代役をこなす。次なる舞台は文化祭。【「TRC MARC」の商品解説】より

福祉センターでのお披露目は、クロが倒れるというハプニングはあったものの、うまくいった。

さて肝心の文化祭はどうなるか?

一番の関門は、舞台の確保。これが演劇部との対決で、なかなかうまくいかない。
妥協案としてだされた「演目で勝負」だったが、これが「外郎売り」で、なじみ深くおもしろかった。

演劇部があくまで「早口言葉」として勝負してきたのに対し、「カブキブ」は「演じる」ことで応えたのだった。

その文化祭も多くの人が観に来てくれたが、クロは芳目当ての女子高生たちの「よくわからなかった」に衝撃を受ける。

「わかるカブキ」とは?
自分が楽しみたいから創部したクロにとって、楽しんでもらうのが何よりの目的なのだ。

 

文化祭の次は「新入生」向けのイベントが待っている。
といういいところで終わって、「お次へどーぞ」となった。

 

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2021.06.12

【大学生の古民家づくり】

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最近、【大学生の古民家づくり】というyoutubeにはまっている。

曾祖母の家であった古い民家を、自分で少しずつリノベーションしている様子をアップしていらっしゃる。

大変丁寧な作りで、だんだん自分好みの家になる様子が伺えて楽しい。

実家から3時間(往復6時間)かけて週末に通っていた頃から、現在は大学を一時休学してそこに住みながらの改築である。
で、その場所はご実家の隣の県ということで、およそ見当をつけているのだが……。

一つには、アフレコが入るようになって解説が聞けるようになったこと(ほぼ共通語だが たまに地方語のイントネーションが入る)からと、もうひとつ「これで決定かな」ということがあったから。

何も詮索するつもりは無いが、ちょっと想像しながら観るのも、楽しみなので。

 

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2021.06.11

アガサ・クリスティ【満潮に乗って】

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著者:アガサ・クリスティ
価格:990円
カテゴリ:一般
発売日:2004/06/01
出版社: 早川書房
レーベル: クリスティー文庫
利用対象:一般
ISBN:4-15-130023-6

大富豪ゴードン・クロードが戦時中に死し、莫大な財産は若き未亡人が相続した。戦後、クロード家の人々はまとまった金の必要に迫られながら、後ろ盾のゴードンを失くし窮地に立たされる。

まさに、「戦争が生んだ心の闇」である。

本書は1948年作で、第二次世界大戦後の混乱期を描く。

再読本なのに、細かいことはきれいさっぱり忘れていた。

 

最後、これでよかったのかな?
かっとなる性格は変わるものでは無し、むしろ加齢とともにその傾向が強くなるのでは?
一人を誤って死に至らしめ、一人を危うく殺しかけたこの人物が、同じ場面に遭遇しないと言えようか?
その時、ポワロはいないのだ。

 

前回のレビュー

アガサ・クリスティ【満潮に乗って】(18.04.27)

 

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2021.06.10

無印良品のシャツ

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シャツ類は、左側にタグを付けるのが決まりらしい。

無印良品では、そのことによる「ゴロゴロ感(?)」をなくすために、このタグを無くしている。
縫い目も無くして、着心地いいようにということだ。

さてそれはいいとして、着るときに左右がはっきりせずに困る。
アンダーシャツのように前後ではっきり首部分がわかるものはいいが、襟の形によっては前後ほぼ同じ形のものがある。

9割以上の人には便利であっても、そうでない人もいるということ。

せめて、小さな印でもついているといいのに。

 

画像は多摩川だが、帰路なので間に線路を挟んでいる。

 

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2021.06.09

【カブキブ!】

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著者:榎田ユウリ
価格:572円
カテゴリ:一般
発売日:2013/08/24
出版社: KADOKAWA
レーベル: 角川文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-100956-7

高校1年の来栖黒悟は、祖父の影響で歌舞伎が大好き。歌舞伎を部活でやってみたい、でもそんな部はない。入学早々「カブキブ」設立を担任に訴えるが反応は鈍く、同好会ならと言われるのが精一杯で…。【「TRC MARC」の商品解説】

 

どこで推薦されていたのだったろう?

表紙カバー絵を見ると、一瞬コミックかと思った。

高校生になって「歌舞伎のクラブ」を作りたいと思っている、来栖黒悟。
隣家の同じく高校生のトンボ(彼は内部進学で同級になるのははじめて)と色々動き始める。

いきなり「部活動」はダメで、まずは同好会から。それでも、メンバーは5名以上必要とか、色々ハードルは高い。

二人は父親が歌舞伎俳優だという新にアタックするも、断られてしまう。
次は、日舞の名取だという秋満や演劇部のエース芳にもアタック。

プラス衣装係の丸ちゃんも入ってくれて、なんとか開設させる。

もう一人、これは本物の御曹司も同じ高校にいるのだが、彼は「素人のするもの」として、鼻も引っかけてくれない。

二人の担任であり顧問を引き受けてくれた遠野先生も、自身勉強を始める。
その父親は、「大向こう」で鳴らした人だった。

こうした周りの事情にも触れつつ、練習に明け暮れる夏休み。

いきなり文化祭でデビューするのは厳しいだろうと、先生が「保養センター」での公演を設定してくれた。

いよいよ、初舞台。

演目は【三人吉三】

それがなんとか終わったところで、第1巻終わり。

肝心の文化祭は? それは続きのお楽しみらしい。

 

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2021.06.08

京阪京津線800系が持つ三つの顔 新幹線並み高級電車

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京阪京津線800系が持つ三つの顔 新幹線並み高級電車 「まだまだ勝手に関西遺産

京阪電車には、殆ど乗らなくなった。いや、JRにもこの1年間乗っていない。
鉄分不足、半端ない。

こういう電車は、乗客には見えないところですごい機能を持っているのだな。

 

あー、どこか行きたいなぁ。というか、単純に「遠くへ行きたい」。

 

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2021.06.07

似鳥鶏【難事件カフェ 1】

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著者:似鳥鶏
価格:814円
カテゴリ:一般
発売日:2020/04/14
出版社: 光文社
レーベル: 光文社文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-334-79003-5

スイーツが美味しい喫茶店プリエールは、店主の兄・季と、弟の智が切り盛りする隠れ家的お店。優秀な警官だった智を連れ戻そうと店に詰め掛けるのは県警秘書室の直ちゃん。彼女が持ち込む未解決事件を兄弟で捜査することに…。【「TRC MARC」の商品解説】

事件そのものは面白い。
また、カフェ経営の兄弟での事件解決というのも、ちょっと変わった趣向だ。

しかし、である。その事件を持ち込む直ちゃんという県警秘書室勤務の女性。
彼女の存在で、本書の魅力は大幅に減ってしまった。
また、この表紙カバー絵もどうなのかなぁ。

 

出てくるスイーツはいずれもおいしそう。
事件解決に違う面からのアプローチがあって、選ばれたのもなるほどというところか。
また、このカフェのたたずまいも、行ってみたいなと思わせる。こんなお店、ないかなぁ。

 

以下、収録作。

【喪服の女王陛下のために】
【スフレの時間が教えてくれる】
【星空と死者と桃のタルト 】
【最後は、甘い解決を】

註がところどころに入るが、そんなに邪魔になることなく、知識が得られる。

「喫茶店」と「カフェ」の違について触れられていた。カフェが夜遅くまで営業しお酒を出すところで、それ以外が喫茶店という解説に「へー」という感じ。
「喫茶店」は昭和レトロの感じ(内装やたたずまいなど)で、おしゃれに感じてほしいのがカフェかなと思っていたから。

 

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2021.06.06

ドラマ「シェフは名探偵」

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タイトルがイマイチだが、西島さん主役ということで観ることに。

原作の〈ビストロ・パ・マル〉シリーズ

【タルト・タタンの夢】()
【ヴァン・ショーをあなたに】
【マカロンはマカロン】で、いずれも近藤史恵さんの作品。

一回の放映で、原作の二話ずつを流すのだとか。

表紙カバー絵から想像する4人の感じと、ドラマの俳優さんたちとは、当然だがかなり違う。

西島秀俊さんのシェフ、いい感じ。原作よりやさしさがよりわかりやすすぎる感はあるが。

そして勿論、出来上がってくる料理がどれもおいしそう。
これが、本と映像との一番のちがいだなぁ。

 

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2021.06.05

【おかずのクッキング234号 2021年 07月号】

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土井先生の「肉じゃが」がおいしそうだったので作ってみることに。

夏野菜の料理は好きだな。結局同じようなものになるのだが、なんとなく違いを求めて毎年探してみる。
今回はトマトとの組み合わせが多かったような。

ナスは油と相性がいいから、揚げてからつゆにつけるとおいしいのだが、揚げ物はもうしない。
トマトはそのままが一番だが、意外と熱を加えてもおいしいのだ。

しかし、食べる量は随分減った。

 

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2021.06.04

ルンバ三世

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「ルパン三世」ならぬ「ルンバ三世」がやってきた。

初代が来たときは、感激した。
二代目は、正直いい子ではなかった。拾い漏れも多く、その上せっかく吸い上げたものを落としていく。

両方ともゴミ捨てが結構嫌だったので(掃除機はすべてそうだが……)、「ゴミの処理をしてくれる」というのに飛びついたのだ。

やってきてから、ほぼ10日ほどになる。

ビックリするくらい、賢い!

本来Wi-Fi接続できてプログラミングも出来るのだが、敢えて止めておく。
「ルンバは反応しますよ」と、関電SOSの方に言われていたから。

それでも試しにiphoneから「掃除始め」や「おうちへ帰る(とは言わないが)」を命じると、途中でも帰って行く。
いい子だ、いい子だ!

唯一どうかなというのが、ホームへ戻ってからの「ゴミ吸い上げ」。
これがメインで来てもらったのに、音が大きすぎ!

でもまぁ、そのおかげで楽が出来て嬉しい!

肝心の「働きぶり」だが、非常にお利口さんだ。
途中、止まってしばらく考えていることもあるのが可愛い。

高かったが、おかげで助かっている。

 

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2021.06.03

似鳥鶏【レジまでの推理】

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著者:似鳥鶏
価格:438円
カテゴリ:一般
発売日:2018/04/12
出版社: 光文社
レーベル: 光文社文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-334-77629-9

書店を舞台に巻き起こる事件に挑む書店員たちの活躍を描いたミステリ。【「TRC MARC」の商品解説

少し読んで既視感があったのだが、そのまま読み進める。

やっぱり、一度読んでる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
表紙カバー絵も随分ちがうが、その時書いたものが、これ  ↓ です。 

似鳥鶏【レジまでの推理】(16.07.11)

よかったら、飛んでみてください。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー

レビューを観ると、「だまされた感」が強いようだ。
そうは思わなかったが……、最後は暗い話だからかな?

 

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2021.06.02

アガサ・クリスティ【葬儀を終えて】

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著者:アガサ・クリスティ
価格:838円
カテゴリ:一般
販売開始日:2012/09/07
出版社: 早川書房
レーベル: クリスティー文庫
ISBN:978-4-15-130025-7

リチャードは殺されたんじゃなかったの――アバネシー家の当主リチャードの葬儀が終わり、その遺言公開の席上、末の妹のコーラが口にした言葉。すべてはその一言がきっかけだった。

購入しようとしたら、「お客様は、2014/12/11にこの商品を注文しました。」と出た。

実は6年半前に読んでいたのだ。紙本で読んだことは覚えていたが(あくまで読んだことを)、前回Kindleで読んでからそんなに日が経ってはいないとは少々ビックリ。

そして、思いがけない展開にも。

例によってドラマを観る前の確認だが、映像化でこれをどう処理しているのだろう?
楽しみである。

外国の俳優さんの顔は覚えにくいし、今回登場人物が多いからなぁ。

そうそう、「修道女云々」というのは覚えている。
結局は、……。だったのだが。

 

関連記事

アガサ・クリスティ【葬儀を終えて】(14.12.27)

 

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2021.06.01

5月の読書メーター

5月の読書メーター
読んだ本の数:16
読んだページ数:4869
ナイス数:1542

雁坂越雁坂越感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/05/post-dde1db.html
10代の若い子でも、随分と達者な口をきくものですね。
読了日:05月31日 著者:幸田 露伴


ひらいたトランプ (クリスティー文庫)ひらいたトランプ (クリスティー文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/05/post-66d585.html
ブリッジに詳しければ、もっと楽しめたでしょうに。
読了日:05月29日 著者:アガサ・クリスティー,加島 祥造


怪しい店 「火村英生」シリーズ (角川文庫)怪しい店 「火村英生」シリーズ (角川文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/05/post-e53491.html
意外な「怪しさ」もありました。
読了日:05月28日 著者:有栖川 有栖


敬語で旅する四人の男 (光文社文庫)敬語で旅する四人の男 (光文社文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/05/post-732e2f.html
水玉模様の服が好きな中年男性って珍しいかもしれませんね。
読了日:05月25日 著者:麻宮 ゆり子


有栖川有栖の鉄道ミステリー旅 (光文社文庫)有栖川有栖の鉄道ミステリー旅 (光文社文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/05/post-0e3199.html
ここに書かれた「鉄ミス本」を、片っ端から読んでいこうと思います。
読了日:05月22日 著者:有栖川 有栖


蜜月列車(ハネムーン・トレイン)殺人事件 (光文社文庫)蜜月列車(ハネムーン・トレイン)殺人事件 (光文社文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/05/post-8d6f9e.html
いずれも、ハネムーンに関係した事件です。
読了日:05月21日 著者:西村 京太郎


青列車の秘密 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)青列車の秘密 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/05/post-15442d.html
やはり長編になった分、話しが膨らんでいました。
読了日:05月19日 著者:アガサ・クリスティー


ホロー荘の殺人 (クリスティー文庫)ホロー荘の殺人 (クリスティー文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/05/post-f626f2.html
このホロー荘の女主人は、おしゃべりで愛すべきウッカリやさんです。でも、そこにヒントが……。
読了日:05月16日 著者:アガサ・クリスティー,中村 能三


〝小分け冷凍おかず″を詰めるだけ! ゆーママの毎朝ラクする冷凍作りおきのお弁当 (扶桑社ムック)〝小分け冷凍おかず″を詰めるだけ! ゆーママの毎朝ラクする冷凍作りおきのお弁当 (扶桑社ムック)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/05/post-2d0c0f.html
表紙絵にもあるように、同じものをいくつか作って冷凍しています。あとは選んで「詰めるだけ」。
読了日:05月14日 著者:松本 有美


ナイルに死す (クリスティー文庫)ナイルに死す (クリスティー文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/05/post-f6e995.html
そう、「ナイルに死す」なのです。いいタイトルだなぁ。
読了日:05月12日 著者:アガサ・クリスティー,加島 祥造


ZUAN LOVE! 「図案スケッチブック」インテリアトートBOOK (TJMOOK)ZUAN LOVE! 「図案スケッチブック」インテリアトートBOOK (TJMOOK)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/05/post-0d2b07.html
一応本のカテゴリーですが、なかなか便利です。小物入れ二つは余分でした。
読了日:05月10日 著者:


白球アフロ (講談社文庫)白球アフロ (講談社文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/05/post-2587a8.html
アフロのクリスが、段々日本のやり方に慣れてくるのが微笑ましかったです。
読了日:05月08日 著者:朝倉 宏景


杉の柩 (クリスティー文庫)杉の柩 (クリスティー文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/05/post-1ab2fd.html
一つの愛が、無実の被告を救いました。
読了日:05月06日 著者:アガサ・クリスティー,恩地 三保子


イダジョ!医大女子イダジョ!医大女子感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/05/post-5d46e5.html
シリーズもののようですが、カバー絵がどうにもいただけないので、多分もう読まないでしょう。
読了日:05月05日 著者:史夏ゆみ


鴨川ホルモー 「鴨川ホルモー」シリーズ (角川文庫)鴨川ホルモー 「鴨川ホルモー」シリーズ (角川文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/05/post-55b3cf.html
今では4大学の位置関係が多少違うようです
読了日:05月02日 著者:万城目 学


岩波少年文庫のあゆみ 1950-2020 (岩波少年文庫, 別冊2)岩波少年文庫のあゆみ 1950-2020 (岩波少年文庫, 別冊2)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/04/post-6438e5.html
未読本をリストアップして順に読んでいきましょう。
読了日:05月01日 著者:若菜 晃子

読書メーター

 

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有栖川有栖【朱色の研究】

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著者:有栖川有栖
価格:638円
カテゴリ:一般
販売開始日:2015/12/26
出版社: KADOKAWA
レーベル: 角川文庫
ISBN:978-4-04-191304-8

現代のホームズ&ワトソンが解き明かす本格ミステリの金字塔。

シリーズ3巻目らしい

タイトルを見て即思い出すのは、ドイルの【緋色の研究】だ。
何か関係あるのかもしれないが、残念ながら【緋色の研究】の方はきれいさっぱり忘れてしまっている。

火村はゼミ生のひとり貴島朱美から、過去のトラウマがらみの事件解決を依頼される。
その調査で大阪へ出かけた火村は、ごく近くに住む有栖のところへ行き、深夜まで話し合っている。

ようやく寝についた明くる朝、おかしな電話におびき寄せられて、事件現場へ赴くことに。

その現場は、前日訪れた同じマンションだった。

朱美が過ごした和歌山の須佐見での暮らしや、その頃の親戚・知人を巻き込んで、新たな捜査が始まる。

クローズドな人間関係の中での事件で、真犯人も絞られているのだが……。

 

有栖が住んでいるのは、地下鉄谷町線の「四天王寺夕陽丘」駅の近く。谷町筋を一つ西側に入った道路沿いにある。
時々出てくるので、もしかしたら著者のお住まいと重なっているのだろうか?

「夕陽丘」と言うとおり、上町台地から見る夕陽は綺麗だろうな。

 

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