似鳥鶏【難事件カフェ 1】
著者:似鳥鶏
価格:814円
カテゴリ:一般
発売日:2020/04/14
出版社: 光文社
レーベル: 光文社文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-334-79003-5
スイーツが美味しい喫茶店プリエールは、店主の兄・季と、弟の智が切り盛りする隠れ家的お店。優秀な警官だった智を連れ戻そうと店に詰め掛けるのは県警秘書室の直ちゃん。彼女が持ち込む未解決事件を兄弟で捜査することに…。【「TRC MARC」の商品解説】
事件そのものは面白い。
また、カフェ経営の兄弟での事件解決というのも、ちょっと変わった趣向だ。
しかし、である。その事件を持ち込む直ちゃんという県警秘書室勤務の女性。
彼女の存在で、本書の魅力は大幅に減ってしまった。
また、この表紙カバー絵もどうなのかなぁ。
出てくるスイーツはいずれもおいしそう。
事件解決に違う面からのアプローチがあって、選ばれたのもなるほどというところか。
また、このカフェのたたずまいも、行ってみたいなと思わせる。こんなお店、ないかなぁ。
以下、収録作。
【喪服の女王陛下のために】
【スフレの時間が教えてくれる】
【星空と死者と桃のタルト 】
【最後は、甘い解決を】
註がところどころに入るが、そんなに邪魔になることなく、知識が得られる。
「喫茶店」と「カフェ」の違について触れられていた。カフェが夜遅くまで営業しお酒を出すところで、それ以外が喫茶店という解説に「へー」という感じ。
「喫茶店」は昭和レトロの感じ(内装やたたずまいなど)で、おしゃれに感じてほしいのがカフェかなと思っていたから。
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