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2021.07.15

アガサ・クリスティ【牧師館の殺人】

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著者:アガサ・クリスティ
価格:946円
カテゴリ:一般
発行年月:2003.10
出版社: 早川書房
レーベル: クリスティー文庫
利用対象:一般
ISBN:4-15-130035-X

ミス・マープルがおしゃべり好きなおばさんとして初めて登場、同時に鋭い洞察力をみせて真相にせまる記念碑的作品。

 

舞台は牧師館。こともあろうに牧師の書斎で見つかった射殺死体。

セント・メアリ・ミード村の住民たち、とりわけ老婦人たちにとっては、格好の話題になった。
その中の一人に、ミス・マープルがいる。

牧師館の隣の家に住んでいて、通りがかりの人たちのことは事細かに覚えている。
(それを逆手にとって目くらましをした殺人でもあったのだが……)

登場人物が多く、村中に人たち総出演という感じもする。
事実、最後近く「夕べの礼拝」の時にはほぼ全員が来ていた。

語り手は、その牧師。

そして年の離れた美貌の妻。

被害者の治安判事。こちらも年の離れた後妻がいる。そして奔放な先妻の子。

この殺人をメインにしながらも、密かに別の犯罪が進行しており、また謎の移住者の存在も。

 

最後は、ミス・マープルの独壇場だった。

しかし一事不再理 というのは成り立たないのかなぁ。
自首しただけで逮捕に至ってない場合は当てはまらないのだったかな?

 

画像も書誌も、ハヤカワ文庫 クリスティ文庫のもの。タイトルも【牧師館の殺人】田村隆一訳
読んだのはunlimitedの【牧師館殺人事件】「グーテンベルク21」こちらは中村妙子訳

 

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