アガサ・クリスティ【三幕の殺人】
著者:アガサ・クリスティ
価格:836円
カテゴリ:一般
発行年月:2003.10
出版社: 早川書房
レーベル: クリスティー文庫
利用対象:一般
ISBN:4-15-130009-0
ポアロが「名助演ぶり」をみせる推理劇場。
まさに表題が、全てを語っている。一幕でひとりずつ殺されるという趣向。
その引退した俳優チャールズと彼の友人サタースウエイト。それにエッグというあだ名を持った若い女性の三人が進行役兼探偵役。
時々サタースウエイトが独白で、チャールズが今何を演じているかを語っているのが面白い。しかし彼は、ドラマでは消されているとか。
ポワロは登場するもののアドバイザー的な役割で、最後の謎解きも関係者全員の前ではなく、この三人に語られる。
最後にポワロが言った言葉。
『それはこの私だったかも知れない』
何とも怖い話しである。
画像は、ハヤカワ文庫版のもの。
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