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2021.08.01

米澤穂信【本と鍵の季節】

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著者:米澤穂信
価格:792円
カテゴリ:一般
発売日:2021/06/18
出版社: 集英社
レーベル: 集英社文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-08-744256-4

放課後の図書室に持ち込まれる謎に、男子高校生ふたりが挑む全六編。

 

この二人、堀川次郎と松倉詩門はつかず離れず、お互いを干渉せず、いい関係だと思う。

そんな二人が放課後を過ごす(勿論委員としての仕事もしているのだが)図書室に持ち込まれた、6つの謎。

どの話にも本というか、図書館関係の言葉や図書館の役割について判りやすく述べてある。

特に、日図協の「図書館の自由に関する宣言」がよかった。

冒頭作の先輩からの依頼は、少々怖い。他の人に行くだろう財産横取りの話だから。次郎がその先輩に憧れを持っていることをうまく利用されかかった話。

最後の、詩門の生い立ちの話は、かなり切なかった。

 

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