仁木悦子【灯らない窓】
著者:仁木悦子
価格:660円
カテゴリ:一般
発行年月:1982.9
出版社: 講談社
レーベル: 講談社文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-06-136242-0
睡眠薬入りのビールをパパに飲ませて、夜中の12時にこっそり出かけて行ったママ。そのママが通り魔殺人の容疑で逮捕された! 秋祭りの太鼓の音色に心ときめかせていた平和な家庭を...
章タイトルの一つに【灯らない窓】というのがあるので短編集かと思いきや、書名そのものだった。
明かりが灯っていない窓の家に帰るむなしさ。
父と息子が代わる代わる物語っていく。
子どもが主役の話にしては、かなり陰惨で残酷なことが続く。殺された人も段々増えて、4人になった。
平和な家庭というが、元はといえば、お互いを信頼して何でも打ち明けられなかったことが招いた悲劇かも知れない。
子ども同士の三角関係(?)なども登場して、笑わせられる場面もある。
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