村上春樹【女のいない男たち】
著者:村上春樹
価格:748円
カテゴリ:一般
発売日:2016/10/07
出版社: 文藝春秋
レーベル: 文春文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-16-790708-2
「ドライブ・マイ・カー」「イエスタデイ」「独立器官」「シェエラザード」「木野」他全6篇。最高度に結晶化しためくるめく短篇集。【本の内容】
せっかくなので、西島秀俊さんが写っている帯付きの画像を。
「ドライブ・マイ・カー」「イエスタデイ」「独立器官」「シェエラザード」「木野」他全6篇。
その内、西島さん主演の映画「ドライブ・マイ・カー」目当てで購入。
主人公の加福は舞台俳優という設定。専属の運転手としてやってきたのは、みさきという無愛想な女性。運転の腕は確からしい。
たしかに素っ気ない態度だが、「運転大好き」は伝わってくる。美人ではない、というのも彼女を推薦した車屋の一つの売り(?)で、確かに変な噂にもなりにくそうだ。
しかしさりげなく、コンバースのスニーカーやレイバンのサングラス、マールボロを吸うといった付属品で、彼女を表現している。
知り合いになりたいと思えるような女性だ。
その加福とみさきとが車の中で交わす会話から、加福の回想で話が進む。
加福の中では同じところをグルグル廻っているような感じで、最後は何となく中途半端に終わってしまった。
他の方のレビューを見ると、村上ワールドと言う言葉が頻繁に出てくる。
そうなのか、これが村上ワールド?
この短編が何と3時間もの映画になっているようで、他の短編のエピソードも盛り込んであるのだろうか。
乗っている車がサーブ・コンバーアティブルというスエーデン車で、鮮やかな黄色とある。映画では真っ赤な車に変わっている。
何だか見てもいない映画の話になりそうなので、他の5編は(読んだら)別記事にします。
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