鮎川哲也【宛先不明~鬼貫警部事件簿~】
著者:鮎川哲也
価格:605円
カテゴリ:一般
販売開始日:2013/12/13
出版社: 光文社
レーベル: 光文社文庫
ISBN:978-4-334-74812-8
秋田市内の公園で男性の絞殺死体が発見された。被害者は東京の印刷会社勤務のサラリーマン。東北旅行の最中、何者かに電話で呼び出され殺害されたと判明した。捜査線上に浮かんだ容疑者には、しかし、鉄壁のアリバイがあった。
短大の同窓生である主婦二人の会話から始まるが、それはいつの間にか飛んでしまい、途中からはもっぱらアリバイ崩しになる。
容疑者が気の毒なだけに、この人が真犯人ではないという結末を期待していたのだが、そうではなかった。
容疑者の用意した「鉄壁のアリバイ」というのを崩していく鬼貫警部に焦点があたっていく。
それにしてもこのタイトル。
タイトル付けに悩んでいた著者に、おつれあいのひと言で決まったとか。
まさに正鵠を射ている。
カバーの、タイトルと郵便ポスト。これが大きな伏線である。
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