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2021.09.29

有栖川有栖【暗い宿】

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著者:有栖川有栖
価格:297円
カテゴリ:一般
販売開始日:2014/04/03
出版社: KADOKAWA
レーベル: 角川文庫
ISBN:978-4-04-191307-9

廃業した民宿、冬の温泉旅館、都心の瀟洒な名門ホテル――。様々な〈宿〉で起こる難事件に火村&有栖川コンビが挑む。傑作ミステリ作品

【暗い宿】

こちらの舞台は奈良県のやや山奥で、多分このあたりまでバスで延々とのぼって行ったのがなつかしい。

「夜中に階下で何かを掘る音」というのは、どこかで読んだような。

しかし16年間も、死体の上でよく寝ていられたなぁ。

 

【ホテル・ラフレシア】

リピーターの多いホテルという設定だが、如何せん名前が……

犯人捜しのイベントが楽しそうだった。
オブザーバーとして参加していたアリスだったが、解くことが出来てよかった、よかった。

その間火村は部屋にこもって仕事をしていた。

アリスと編集者が散歩途中で出会った夫婦と火村が出会う。
実はわけありの夫婦だったとは。

 

【異形の客】

舞台は武田尾温泉か?あとがきを読んだらそのようだった。

ちょっと変わった趣向だが、そこから考えられることと言えば……
ということで、非常に凝った作りということではなかった。

こんなこじんまりとした宿に連泊してみたい。

 

【201号室の災厄】

今回は火村が出会った災厄について。
アリスは、冒頭東京で火村と落ち合って食事をするだけの登場。

東京出張で友だちから譲って貰った高級ホテルに泊まった火村。

心地よい部屋で過ごせるはずが、つい飲み足りないと思ってバーへ行ったばかりに……。

ここで出てくる外国人のアイドルが宙を飛ぶシーンだが、猿之助が得意とするところで特に奇抜な演出でもなさそうだ。
しかしこれが、火村の危機を救ったのだから、頭は使いようか。

このあと続けてホテルシリーズが出ているのかどうか、まだ見つけていないが。

 

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