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2021.09.15

土井善晴【学びのきほん くらしのための料理学】

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著者:土井善晴
価格:737円
カテゴリ:一般
発売日:2021/03/25
出版社: NHK出版
利用対象:一般
ISBN:978-4-14-407267-3

「伝統の料理と進化する料理」「日本と西洋の食文化」「プロの料理と家庭料理」などの対立するテーマを比較し、それぞれの意味や目的、またその交わりから生まれた「料理の概念」について考察する。

 

著者の【一汁一菜という考え方】に救われた人は多いと思う。

料理が「苦」になると、せっかくの気持ちが台無しになる。
そうではなく、普段の料理はもっと気楽に作ろうと仰って頂くと、気持ちが楽になる。

 

日本人の暮らしの中にあった「ハレ」と「ケ」の境目が、だんだんはっきりしなくなっている。

普段の暮らしにもご馳走があり、正月だからといって、お節は一応用意しても、晴れ着を着るひとも減った。
むしろ個々人の祝い事の方が大切になってきたような。

著者は「ハレ」と「ケ」の中間というか、「ケハレ」という言葉を使っていらっしゃった。

 

時折読みかえして、気持ちを新たにしたい。

 

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