有栖川有栖【ロシア紅茶の謎】
著者:有栖川有栖
価格:704円
カテゴリ:一般
発売日:1997/07/14
出版社: 講談社
レーベル: 講談社文庫
利用対象:一般
ISBN:4-06-263548-8
作詞家が中毒死。彼の紅茶から青酸カリが検出された。どうしてカップに毒が? 表題作「ロシア紅茶の謎」を含む粒ぞろいの本格ミステリ6篇。エラリー・クイーンのひそみに倣った〈国名シリーズ〉第1作品集。 奇怪な暗号、消えた殺人犯人に犯罪臨床学者・火村英生とミステリ作家・有栖川有栖の絶妙コンビが挑む!
国名シリーズ第1番目ということで、読み直すことに。
過去に読んでいるし、ここにも書いている。しかし、この国名シリーズがアリスと火村のコンビだということは、すっかり忘れていた。
【動物園の暗号】
JRの駅名には、意外と動物や鳥の名が入ってものが多いんだな。
【屋根裏の散歩者】
江戸川乱歩に同じタイトルのものがあったなぁ。
こちらも、充分に奇妙な「屋根裏歩き老人」。
その「覗き老人」が見つけたのは、若い女性を襲う犯人だった。
【赤い稲妻】
これは、他の短編集で読んでいる。
【ルーンの導き】
「ルーン」というアルファベットとは違った文字を刻み込んだパイのようなものを4つ握って死んでいた被害者。
その「ルーン」は占いにも使われるということで、ダイイングメッセージとして使われたらしい。
当日現場である家にいたのは、それぞれ国籍の違う男女。
家の持ち主は日本風に家の中を使っていた。
というのがヒントになって、ただ一人の容疑者を火村があぶり出す。
本書が書かれた頃のISBNは10桁だった。今は13桁になっている。
【ロシア紅茶の謎】
表題作
極めて危険な思い切った犯行で、火村もかなりビックリしていた模様。
【八角形の罠】
これは、【ホテル・ラフレシア】でもあった、宿泊客や観客を巻き込んでの犯人当てゲーム。
原作がアリスということで、本番の日は出張中の火村を仕上げの稽古時に招いた時の話。
八角形をしたホールが会場になっている。
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