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2021.10.10

有栖川有栖【新装版 46番目の密室】

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著者:有栖川有栖
価格:803円
カテゴリ:一般
発売日:2009/08/12
出版社: 講談社
レーベル: 講談社文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-06-276427-8

日本のディクスン・カーと称され、45に及ぶ密室トリックを発表してきた推理小説の大家、真壁聖一。クリスマス、北軽井沢にある彼の別荘に招待された客たちは、作家の無残な姿を目の当たりにする。彼は自らの46番目のトリックで殺されたのか――。

 

二、三冊読んだ頃にはあまり好きでなかった火村だが(江神さんが出なくなったから)、だんだん惹かれていった。
他の本を読んでいて、何だか懐かしくなるのだった。

本書は「火村シリーズ」の第1作ということで、知らなかった。
他にも以前読んでいる「国名シリーズ」にも、火村登場作品があるようだ。その頃はまったく意識していなかったのだろう。

本書もそうだが、有栖は少々卑屈すぎないか?

さて内容だが、毎年恒例の有名推理小説家による軽井沢でのクリスマスの集い。
推理小説作家三人と、彼らと関係ある出版社の編集者三人。
有栖との縁で、その年は火村も招かれていた。

他には主の妹とその娘、それに作家が旅先で奇禍に遭ったときに助けてくれて殉死した消防士の息子が引き取られている。

集いは和やかなものだったが、そんな中作家は密室ものは今度で最後にすると宣言する。

その最後の密室ものは執筆中だった。

家の周りをうろつく怪しげな老人以外には、登場人物は関係者のみだ。

 

集まった常連6人と主の人間関係もなかなか面白く、一気読みしてしまった。もったいない。

 

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