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2021.10.06

連城三紀彦【暗色コメディ】

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著者:連城三紀彦
価格:935円
カテゴリ:一般
発売日:2021/04/15
出版社: 双葉社
レーベル: 双葉文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-575-52461-1


緻密な構成と儚く美しい風景描写。
これぞ連城小説の美学、これぞ本格ミステリの最高峰!

もう一人の自分を目撃したという人妻。"消失狂"の画家。
「あんたは一週間前に事故で死んだ」と妻に言われる葬儀屋。
妻が別人にすり替わっていると訴える外科医。
四人を襲う四つの狂気の迷宮の先には、ある精神病院の存在があった……。

 

伊坂幸太郎さんが復刊を熱望なさったとかということで読み始めたのだったが。

登場人物が次々と変わっていって、非常にややこしそう。
しかし次第に、これら四つの事例にはすべて狂気があることが判ってくる。

それが最後に、見事に収束される。

著者の最初の頃の作品だと言うが、後年の作品での「だまされ感」はやっぱりこの頃からあったのだ。

 

実は再読だったと気づいたのは、(その、以前のレビューに)「読書メーター」で「いいね」を付けて頂いたから。
まったく覚えていなかった。

 

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