唯野未歩子【正直な娘】
著者:唯野未歩子
価格:586円
カテゴリ:一般
発売日:2012/02/03
出版社: 小学館
レーベル: 小学館文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-09-408688-1
女優にして映画監督・脚本家、そして小説家。ジャンルを超えて活躍する新鋭が、処女長編『三年身籠る』につづいて書き下ろした恋愛小説の傑作。
ドラマ「きのう何食べた」で、スーパー「中村屋」のレジ係をしている女優さん。
セリフは一つもないのだが、その振る舞いが好きだ。
演じているのは、唯野未歩子さん。
実は著者と同じ人なのだった。
著者が映画監督もなさるし本も出しておられるというので、読んでみたのだった。
「正直な娘」というのは、共学で小・中・高一貫校の生徒「秋子」。
小さい頃からのことに少し触れた今は、高校一年生だ。
この高校は、クラスはあるが科目はほぼ全部選択制で、自分が選んだ授業を受ける。
彼女とその友人たち6人の高校生活がメインだ。
学校生活中心ではあるが、放課後はコンビニやファストフード店に寄るし、アルバイトをしている生徒もいるしで、かなり自由に青春を謳歌している。
しかし当然のこととして、彼女らは成長する。このグループの関係は、永遠ではないのだ。
一人は精神を病んで転校(実際は退学?)。子どもが出来てしまって、退学して結婚したもの。芸能界を目指して事務所へ入ったものも。
そして秋子は?唯一連れ立っていた一人は、追っかけていたグループのボーカルを追ってイギリスへ留学する。
2007年出版だが、今も彼女らの年代は同じような学生生活なのだろうか?随分大人びているようで、まだあまりにもものを知らない。
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