仁木悦子【猫は知っていた】
著者:仁木悦子
価格:770円
発売日:1975/01/28
出版社: 講談社
レーベル: 講談社文庫
ISBN:978-4-06-136015-0
日本のクリスティと称されてデビューした著者による、推理小説ブームの端緒となった江戸川乱歩賞受賞作。
再読本
表紙の猫は白メインだが、本当は黒猫チャムだ。
この仔がかなり重要な位置を占める。
悦子は兄雄太郎にくっついて雄太郎に頼まれて色々調べたりするが、メインはやはり雄太郎の推理。
家を出ている箱崎家の次男を、訪問先の住民がそうだと見破ったり、防空壕跡を見つけたりと、地味ながら大きな活躍をする。
戦後まもなくくらいかなと思ったが、もはや30年代に入っている。
そのあとの60年あまりで、暮らしは激変したなぁとあらためて思う。
関連記事
仁木悦子【猫は知っていた】(05.03.20)
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 江口恵子【普段使いの器は5つでじゅうぶん。】(2025.03.21)
- 堂場瞬一【英雄の悲鳴 ラストライン7】(2025.03.19)
- 篠田真由美【センティメンタル・ブルー】(2025.03.17)
- 【くらべて、けみして 校閲部の九重さん】(2025.03.13)
- 【Casa BRUTUS特別編集 器の教科書】(2025.03.11)
コメント