西村京太郎【消えたトワイライトエクスプレス】
著者:西村京太郎
価格:693円
カテゴリ:一般
発売日:2016/11/02
出版社: 徳間書店
レーベル: 徳間文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-19-894167-3
JR西日本の社長宛てに脅迫状が届いた。「大阪発の寝台特急トワイライトエクスプレスに爆弾を仕掛けた。さて……
やはり乗ったことのある列車だと読みたくなる。もう一つ、先に赤木京太郎氏の本を読んだから?
この「消えた」トワイライトエクスプレス」だが、列車が消えたと言うより、「なくなってしまった(営業終了)」という意味を込めているのではないか?
本書は勿論、運行中のエクスプレスを扱っているのだが、出版された頃にはもう走っていなかった(消えてしまっていた)。
物語は、「エクスプレスに爆弾をしかけた」という脅迫状から始まっている。
冒頭では、その脅迫状を書いた当人が、東京駅近くの郵便局から速達を出す場面も。
なぜ、脅迫状は東京から出されたのか?
そして、いたずらと思えることのあとで、実際にエクスプレスはトレインジャックされてしまう。
話はかなり荒唐無稽で、矛盾も多い。
トレインジャックされて人質になった人たちの何人かが関西人で、なぜ上りでなく下りの列車に乗ったのかということが話題になっていたが、これは単純に座席がより取りづらかったからだろう。
エクスプレスは「日本海を望みながらの夕食」も売りの一つだったから。
それよりも、この著者の本は、文中読点が多くて非常に読みづらい。
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