喜多義久【動機探偵】
著者:喜多義久
価格:715円
カテゴリ:一般
発売日:2020/08/07
出版社: 双葉社
レーベル: 双葉文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-575-52383-6
令王大学の名村准教授は若き天才研究者。人工知能(AI)を進化させるため、人の心の「なぜ?」を解きあかそうとしていた。特任助手の若葉とともに、不可解な事件の謎に挑む。遺品として見つかった出所不明の日本刀、慣れない登山に挑んだ青年の事故死、突然の婚約破棄、息子に殺人の罪をなすりつけた父親――名村がたどりついた驚きの真相とは!?
AIを駆使し、動機を探ることで事件を解決するという、新しい形の探偵。
4篇とも面白かったのだが、表紙絵の探偵(大学の准教授だしユニークなキャラ)は違うだろう!最近こんな表紙が多い。
【鈴代若菜は、なぜ名村史朗の助手になったか?】
これは「何故?」というのとは、少々違う気もするが……。
【町田慎平は、なぜ山に登ったのか?】
そこに山があるからではない。運動など無縁の慎平だったのだから。
【西脇由香里は、何故婚約を破棄をしたのか?】
突然商社に勤める女性から婚約破棄をされた銀行員。
母親は、もっとコンタクトを取れとうるさい。
自分の母からその話を聞いた若葉は、准教授の承諾を得て彼に会う。
恋愛不感症だったっけ?こういう人もいるんだ。
【は何故息子の
父親の謎の行動。
実は息子は、それを知っていた。
何も知らない母の要望通りに生きつつ。息子と父の心の交流は続いていた。
これが一番よかったかなぁ。
AIにはまり込んで(?)、自分の感情を出せなくなっている名村。
笑顔も困った顔も訓練の賜だと思うと、ちょっと気持ち悪い。
ぶっ飛んだ性格で言うと【高槻准教授】ものもそうだが、あちらの方が血が通っていたような。
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