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2021.12.04

斎藤栄【みちのく三内丸山殺人旅行】

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著者:斎藤栄
価格:565円
カテゴリ:一般
発行年月:1999.2
出版社: 徳間書店
レーベル: 徳間文庫
利用対象:一般
ISBN:4-19-891046-4

特急「はつかり」が運んだ死の便り
本作品は『みちのく三内丸山殺人旅行』を加筆修正した新装版です

 

江戸川は、目をかけてくれていた上司に去られる。
あとに来たのは、その上司を目の敵にしていた都築警視。

そこからパワハラがはじまる。

腹心の部下は転勤させられ、江戸川は都築が連れてきた女性職員と一緒に動くことに。

だがその女性は意外と気さくで機転が利いた。

二人は都築の命で、特急「はつかり」内で最近頻発しているというカップルの泥棒をさぐりに青森へ行くことになる。

その青森にある三内丸山移籍では、「はつかり」で同じ車両に乗っていた女流作家が殺された。
同行していた男が疑われるのだが、彼はしつこく江戸川に無罪の証明をせがむ。

登場人物が少ないし容疑者も限定的で、意外感はなかった。

それより、江戸川の姿勢はやはりおかしいのではないか。
目をかけてくれた上司からやりづらい上司に代わったとは言え、また息の合った部下が転任させられたとはいえ、もう少し与えられた仕事に専任すべきではなかろうか。
越権行為と言われても仕方ない。

また、タクシーで移動中に運転手が気づいた尾行者に気づかないなど、刑事としてもうかつなところが多い。

著者の名前はよく見かけていたが、読むのは初めてだと思う。
タイトルからは面白そうなのが多いが、これ以上は読まないだろう。

 

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