大門剛明【婚活探偵】
著者:大門剛明
価格:748円
カテゴリ:一般
発売日:2020/05/14
出版社: 双葉社
レーベル: 双葉文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-575-52353-9
真面目で憎めない主人公を応援したくなるユーモア婚活小説。
実写化されると知って、読んでみた。
黒崎竜司、41歳。腕はいい。
体格がよくて強面。
この主人公を、向井理がするの? どんな感じになるのだろう? むしろ優しげな印象があるが。
短編だが、一つずつは同じパターン。
女性にもてない黒崎は、意を決して結婚相談所に入会する。
そこで女性を紹介されてお見合いという段取りになる。
依頼されたことを片づけつつ、紹介された見合い相手と会う。
だが、いいところまで行くのだが、結果は空振り。
その理由は、タバコの臭いだったり(【嗅ぐ女】)、新興宗教へのお誘い目当て(【頼む女】)だったり。
以下、
【赤い女】(赤は広島カープの赤)【仮面の女】【暴く女】と続くが、展開は見えてくる。
そして最終話【私が愛した女】も、大体想像が付く。
なので、「赤い女」のあと、気になって「私が愛した女」を先に読む。
もっとも、絵に描いたような展開ではなく、一ひねりしてあったのが面白かったが。
そのあとで読んだ「仮面の女」では、せっかくいいところまで行ったのに、黒崎の誤解でおじゃんになってしまった。
「暴く女」は、検察官という女性とのお見合い。これもいいところまで行ったのに残念な結果に。
「二人の女」では、なんと黒崎が二股かけることになって「二兎を追う者は一兎をも得ず」の状態に。
そして相談所のまどかに、「本当は愛している人がいるのじゃないの?」と聞かれてしまう。その通りだったのだ!
さて、向井さん以外の配役はどうなっているのだろう。楽しみである。
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