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2022.01.31

鮎川哲也【ペトロフ事件】鬼貫警部事件簿

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著者:鮎川哲也
価格:524円
カテゴリ:一般
発行年月:2001.7
出版社: 光文社
レーベル: 光文社文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-334-73178-6

巨額の財産を狙った殺人か? 旧満洲、大連近郊でロシヤ人富豪イワン・ペトロフが射殺された! 容疑者は3人の甥、アントン、ニコライ、アレクサンドルとその恋人たち。が、彼らには堅牢なアリバイがあった!

いやー、非常に面白かった。

今はもう出来ないだろう、時刻表トリック!
それも戦中の満鉄とあって、興味はより大きくなる。

頻繁に出てくる時刻表や列車については、場所が大陸だけにまったく判らないが、その縦横無尽の使い方は楽しい。

ロシア革命がいまだ尾を引いている事件と言えよう。
八景ロシア人という言葉を、久しぶりに聞いたような気がする。

若い頃読んだ【遙かなるドン】(だったっけ)などもチラッと思い出しつつ、民族間のさまざまな葛藤などもうかがい知れた。

また、鬼貫はもっと年がいっているかと思っていたが、この当時で30代半ば。
彼が独身でいるわけなどチラッと判った。

最後の方は一気読みしたので、チラッと出てきた言葉に反応したのだったが、それが何だったかは思い出せない。

 

 

 

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「iOS 15.4」ついにマスクをしたままでFace IDが利用可能に(iPhone 12/13)

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「iOS 15.4」ついにマスクをしたままでFace IDが利用可能に(iPhone 12/13)

これは嬉しいニュースだけど、12か13でないとダメなのかなぁ?
「iOS 15.4」にアップしたら使えるのだろうか??


画像は9年前、会の新年会。
早くこういう日が戻って来ますように!

 

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2022.01.30

大山淳子【あずかりやさん】つづき

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著者:大山淳子
価格:682円
カテゴリ:一般
発売日:2015/06/05
出版社: ポプラ社
レーベル: ポプラ文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-591-14527-2

「一日百円で、どんなものでもあずかります」 東京の下町にある商店街「明日町こんぺいとう商店街」のはじっこで、物静かな店主がひっそりと営業するお店「あずかりや・さとう」。

 

【あずかりやさん】(22.01.25)のつづき

 

【トロイメライ】

言わずと知れた、シューマンのトロイメライ。そのオルゴール版。

初めて買って貰ったオルゴールも、このトロイメライだった。今でも持っている。
勿論ここに出てくるような高価なものではないが。

何だか最近、子どもの頃や若い頃の思い出の品関係がよく出てくるなぁ。

 

【星と王子さま】

【店主の恋】

初めて恋をして、その日の内に失恋した店主。

【エピローグ】

今回の語り手は「社長」こと表紙カバーにある白ネコ。
彼女も年を取ってきた。

色々と出来ないことが増えていく。
しかし、それさえも楽しんでいるようにも見える。

【特別収録 ひだりてさん】

 

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2022.01.29

和食と食器

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先の【おかずのクッキング 238号】(22.01.27)で、土井先生の料理が綺麗な器で出てきた。

日本は世界一の工芸の国です。
自然とともにある和食は
日本の美が生まれる一期一会の劇場です。
和食の美の多くは道具に依存します。
いつも食べているものも
きれいな器に盛ると
いっぺんにご馳走になるのです。

本当にその通りだと思う。

台所の改修が終わったら、そのあとは選びながら食器や道具を戻していこうと思っている。

このところ色んな食器を捨ててきた。
でもやはり綺麗な食器のいくつかは残しておきたい。

このせめぎ合いを楽しみつつ、「食を楽しむ」ことを目指そう。

しかし土井先生の仰るように、普段は定番で、そこへ季節や出来事で少し変化をつけることを楽しみつつ。
無理にあれこれ求める必要はない。ここが大事!

 

画像は、「おかずのうつわ屋」さんのサイトからお借りしました。

 

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2022.01.28

【おかずのクッキング 238号(2022年2月/3月号) 】

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価格:550円
発売日:2022/01/21
雑誌コード:02151
出版社: テレビ朝日

■巻頭特集
土井善晴の
一汁一菜から始めよう!

 

予約日にまだ大丈夫だろうと予約しなかったら、発売日にはすでに売り切れていて、Amazonでは1,100円になっていた。

でも思った通り重版出来で、ようやく手に入った。

人はみな、なぜ「終わり」となると群がるのだろう(自分もそのひとり)。

土井先生の本は好きで、大概持っている。

しかし残念ながらあまり料理が出来なくなって、死蔵品になっている。
だが、その理念というかお考えに共感して、それは忘れないようにしたいと思う。

 

巻頭特集は、【一汁一菜という考え方】という本にもなっている「一汁一菜から始めよう」。

しきたりなどに拘らない自由な発想は健在だ。

これらを参考に、出来ることを取り入れていこう。

 

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2022.01.27

大山淳子【あずかりやさん】

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著者:大山淳子
価格:682円
カテゴリ:一般
発売日:2015/06/05
出版社: ポプラ社
レーベル: ポプラ文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-591-14527-2

「一日百円で、どんなものでもあずかります」 東京の下町にある商店街「明日町こんぺいとう商店街」のはじっこで、物静かな店主がひっそりと営業するお店「あずかりや・さとう」。

 

読んでいて楽しくて、まだ読了していないけど書いておこう。

いくつかの短編集で、語り手はすべて人間以外(だと思う)。

冒頭が表題作【あずかりやさん】で、店の店主がこの店を始めた経緯を語っている。語っているのは、店にかかっている「のれん」。

最初に夜中に押し込んできた男が、あるものを預けていく。
その男は手配中で、逮捕されたことを店主はラジオで聞く。

それを知って、店主は突如「あずかりや」を始める。

一方、店の近くに住む女性は、店主に本を届けてくれる。

この女性と最初の男との関わり合いが、最後にわかる。

 

【クリスティ】は、自転車屋の天井にぶら下げられている自転車が語り手。

父親に連れられた(入学が決まったばかりの)高校生が入学祝いに選んだのは、この「ミスター・クリスティ」という自転車。
かっこいい「クリスティ」を高校生は嬉しく走るが……。

「物への誠実さと愛」
この二つを感じさせてくれる。

あとは

【トロイメライ】

【星と王子さま】

【店主の恋】

【エピローグ】

【特別収録 ひだりてさん】と続く。

 

【エピローグ】だけ、先に読んだ。

語り手は猫で。いつこのネコがこの店に来たのかは判らない。

 

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2022.01.26

ドラマ「婚活探偵」第三話【暴く女】

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ウッカリしている内に、第二話を見逃してしまった。ビデオ撮ってたっけ?

今回は「見逃しテレ東」で。
お相手は、女性検事。「女鬼平」と呼ばれる敏腕検事である。

これって、原作にあったっけな?

探偵業の方は黒崎の元上司の娘からの依頼だが、いつもは直接お見合い相手とは関係ないのに、この事件が影響してくる。

それにしても、いい相手だったのに。
いや、彼女がかわいそう。
これからもずっと、ひとりコンビニ弁当を食べるのかなぁ。

黒崎にはハッピーエンドが待っているのに、彼女が気の毒だ。

 

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2022.01.25

藤井聡太竜王が王将戦を開幕2連勝、粘りを許さず98手で押し切った

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藤井聡太竜王が王将戦を開幕2連勝、粘りを許さず98手で押し切った

一日目に2時間半ほどの長考があった藤井竜王。
色々な手を考えておられたのだろうが、消えていった考えは今回はまったく反映されない。

 

画像は、王将戦会場になった高槻市にある山水館。温泉もあって、いいところのようだ。

 

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2022.01.24

■和久峻三【迷走法廷】

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著者:和久峻三
価格:586円
カテゴリ:一般
発行年月:1998.5
出版社: 講談社
レーベル: 講談社文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-06-263779-4

老獪・猪狩文助、異例の弁護術! 白昼のホテルで起きた5億円強奪事件。

 

京都のホテルフロント。
階段を転げるように駆け下りて来た客の登場から舞台が上がる。

その客は医科大学の副理事長で、5億円強奪されたという。
スタッフが駆けつけると、そこには副事務長がしばられて転がされていた。
この大学は不正入試で世間の注目を浴びているところだった。

という展開で、捜査が進む中、たくさんの目撃者が指すひとりの容疑者が浮かんできた。

奈良に住んでいる被疑者の兄に頼まれて、しょぼくれた薄汚い猪狩弁護士が登場するのはかなり経ってからだ。
この弁護士、今ならセクハラもどきの発言が実に多い。

逆転不可能と思われた事件だったが、細かい調査を積み重ねた猪狩は、ついに仕組まれた罠を暴く。

関連記事

【禁断の館殺人事件】(21.01.04)

【証拠崩し】(22.01.08)

【迷走法廷】(22.01.24)

 

■他の告発弁護士シリーズ
沈黙の裁き
犯人の画かなかった絵
偶然防衛
時の剣
誤判―私は殺していない!
悪の扉
騙すつもりじゃなかったのに
殺人者が目覚める朝
罪を逃れて笑う奴
二重の危険
悪女の玉手箱
危険な依頼人
Zの悲劇

 

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2022.01.23

瀬戸内ブルーとクリームソーダと 大川オアシス、君と行けたら

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瀬戸内ブルーとクリームソーダと 大川オアシス、君と行けたら

昨日の夕刊一面に、大きなクリームソーダとその向こうの海のようなところの写真が出ていた。
中面の記事を読むと、それがこのドライブインらしい。

ちょうど ↑ の画像(観光協会のページより拝借)の場所で、テーブルにクリームソーダを載せて海を背景に撮ったもの。

一時は寂れていたが、最近の昭和レトロブーム(?)で県外からのお客も多いらしい。

確かに、行ってみたいところではある。

 

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2022.01.22

柊坂明日子【おばさん探偵 ミス・メープル 1】つづき

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著者:柊坂明日子
価格:638円
カテゴリ:一般
発売日:2021/03/05
出版社: 小学館
レーベル: 小学館文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-09-406889-4

夢みるハードボイルド作家・楓子は名探偵!
超マイペースな《おばさん名探偵》、ここに誕生!

 

【おばさん探偵 ミス・メープル 1】(1月20日)のつづき

3つの短編で、いずれもかなり変わった設定。

【第一話 グレイのシャネルが謎を解く】

【第二話 危険な航海】

【第三話 若き日のミス・メープル】に

【余話 ミス・メープルの十二ヶ月】で締める。

【第一話 グレイのシャネルが謎を解く】

ミス・メープルは、公的な用事で外へ出るときは、いっけんそれとは判らないグレイのシャネルを纏うことにしているようだ。

広壮なお屋敷に住むミス・メープル。家だけでなく、庭も素晴らしい。そして毎年の固定資産税支払のために働いている感がある。
植えられている木々それぞれに思い出があり、敷地を切り売りするなど彼女には考えられない。

近所の子どもたちは、彼女を魔女と呼ぶ。
税金のために書いている翔岳館の編集者吉井は、この屋敷にいつもスイーツを持って訪れる。
実は彼女が孤独死していないか気遣っている節もある。優しい青年だ。

ミス・メープルと吉井との引き起こす騒動の数々。

時折屋敷の中も紹介されていくが、ゴージャスなものだ。

この短編三話の中では、最後の【若き日のミス・メープル】がよかったかな。

出した絵本が絶賛された若い女性作家。
しかし彼女が本名で出していることを、ミス・メープルは危惧する。

その危惧通り、彼女の作品はわけありで、そのために恐喝を受けていた。

偶然それを知ったミス・メープルのとっさの機転がすばらしい。
昭和の道具もバカにしたものではない。

ミス・メープルは覆面作家なので、人前に出るときは吉井が作家・彼女は編集者という触れ込みでいるのだが、ついうっかり普段のしゃべり方をするあたりが笑える。

シリーズ三部作のようなので、つづきも読んでみるかな?

 

関連記事

【おばさん探偵 ミス・メープル 1】(22.01.22)

 

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2022.01.21

レジでもたつく女性たちに「ねぇ!」 列から飛び出した男性の気づき

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レジでもたつく女性たちに「ねぇ!」 列から飛び出した男性の気づき

「トレイをもう一つ出したら」という発想。自分も思いつかなかったな。
柔軟な考えというのは、いつでもどこでも必要なんだ。

 

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2022.01.20

柊坂明日子【おばさん探偵 ミス・メープル 1】

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著者:柊坂明日子
価格:638円
カテゴリ:一般
発売日:2021/03/05
出版社: 小学館
レーベル: 小学館文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-09-406889-4

夢みるハードボイルド作家・楓子は名探偵!
超マイペースな《おばさん名探偵》、ここに誕生!

 

「おばさん探偵」というが、この主人公森野楓子さんは覆面作家だ。
エログロナンセンス系のミステリーを書いている。

もともと絵本作家になりたくてある出版社に応募した。
殆どの反対を押し切って推薦してくれた副編集長がいて、その出版社との縁が出来たのだったが、結果は素性を隠してミステリーを書いている。

タイトルから判るように、かの有名なおばさん探偵ミス・マープルをなぞっている。楓だから「ミス・メープル」なのだ。

このおばさん、世田谷の豪邸にひとりで住んでいる。
昭和以降は時が止まってしまっていて、年号も「昭和何年」と数えるし、スマホは勿論携帯も持たない。FAXすらない。
テレビはブラウン管だし、何もかもがタイムスリップしている。

しかし父親は元外交官で、子どもの頃は海外で暮らしていたし、グルメでもある。

そして好奇心旺盛なところは、本家ミス・マープルも裸足で逃げる。

 

この2巻目の点字本が出来たというご案内を受けて、面白そうと読んでみた。

内容については、次回で。

 

関連記事

【おばさん探偵 ミス・メープル 1】つづき(22.01.22)

 

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2022.01.19

シャウエッセンの「巾着型」包装サヨナラ プラ削減で

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シャウエッセンの「巾着型」包装サヨナラ プラ削減で

息子が子どもの頃から日本ハムファンで、その関係もあって我が家では「ハムは日本ハム」ということになっている。

MBSの「サタデープラス」では、毎週一つテーマを決めて「ひたすら試してランキング」というのをしているが、ソーセージの回で1位だったのが、シャウエッセンだった。

だからというわけではなく、本当においしいと思う。

 

そのシャウエッセンだが、長くなじまれてきた巾着型の包装を止めて、普通の長方形の袋にするという。
プラ使用削減が目的だとか。

一度馴染んだものが変わるとしばらくは違和感があるが、やがて慣れるのだろう。

 

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2022.01.18

堂場瞬一【砂の家】つづき

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著者:堂場瞬一
価格:880円
カテゴリ:一般
発売日:2021/02/25
出版社: KADOKAWA
レーベル: 角川文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-110885-7

「お父さんが出所されました」大手企業で働く健人に、弁護士から突然の電話が。

 

【砂の家】(22.01.16)のつづき

「7年前」から読み続ける。

健人は社長の竹内から就職祝いに食事に招待され腕時計を贈られる。

その時「どうしてそんなに、私によくしてくれるんですか?」と問う健人に竹内は、「君には目をかけるだけの価値があるからだ。そしてもう一つの理由は……話すべき時が来たら話そう」と言う。

この「話すべき時」というのは、以前にも聞いた。

これが、健人の向き合っている個人事情と関係あるのだろうか?

という疑問を引きずりつつ、話は進んでいく。

読了してからの感想ではなく、読んでいく途中でその時々に感じたことを繋いでいったのだが、途中からは一気読み。

何とか健人に幸せになって欲しいと思いつつ、先を急ぐ。

脅迫状の要求は加速し続け、ついに現金を渡すところまで。
そして現金を持参したところへ現れた(車で来て現金入りのバッグを持っていった)のは……。

健人は、自分はもう破滅すると思う。

 

しかし、結局真犯人は予想外ではなかった。
どうして竹内も健人も、そのことに気づかなかったのだろうか?

 

竹内も、結局ひとりで自分を構築してきたのだと思う。
それが、竹内が健人を目にかけてくれた理由だったのだろうか?

 

解説に、本書のタイトル【砂の家】は、清張の【砂の器】を想起させるとあり、いくつかの類似点が挙げられていた。が、あの主人公は実際に殺人を犯している。そこが(彼にとってはやむを得ないものであっても)、健人の場合とは違う。

献身的に愛してくれている由紀子のためにも、幸せな将来を築かせてあげたい。

 

関連記事

【砂の家】(22.01.16)

 

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2022.01.17

300セーブと200勝、高津氏・山本昌氏が野球殿堂入り

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300セーブと200勝、高津氏・山本昌氏が野球殿堂入り

現役時代の山本昌氏が好きだった。
と言っても追っかけをしていたわけではなく、「勝った」と聞いたら単純に喜んでいただけだが。

現在は解説者などをしながら、趣味のラジコンをしていらっしゃるとか。
悠々自適だなぁ。

今回野球殿堂入りとのこと。

おめでとうございます!

 

画像はちょうど10年前の今日。阪急電車車窓から見た淀川。

 

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2022.01.16

堂場瞬一【砂の家】

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著者:堂場瞬一
価格:880円
カテゴリ:一般
発売日:2021/02/25
出版社: KADOKAWA
レーベル: 角川文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-110885-7

「お父さんが出所されました」大手企業で働く健人に、弁護士から突然の電話が。

 

健人の父は町工場の経営者だったが、仕事がうまくいかず一家心中を図ろうとする。
ところが結果は母と妹だけが殺され、父は刑に付く。
残された健人と弟の正俊は、別々のところで育つ。

健人は学校でも学校外でも、ひたすら他人と接触を断ち気配を消して生きてきた。
恋人ともそれ以上の関係には進まず、自分には家庭は築けないと諦めている。

話は事件の起きた20年前と現在、また12年前と現在というように行ったり来たりしながら、健人の視点で進んでいく。

そんな健人がバイト先で客に正論をぶつけて辞めることになったとき、救ってくれたのはそのチェーン店を統べる社長の竹内だった。
それ以来、彼は彼を恩人とも父とも思って忠誠を尽くす。

その会社に、脅迫状が届いた。
社長は本来の担当者を於いて、健人に調査を命じる。

その時頼るのは、危機管理会社のTCRであり、担当者は長須という。

ここでアレッと思った。

この社名と担当者は、未知ではない。

そう、【黒い紙】(21.12.26)で出てきた社名であり担当者名だ。

長須も健人も、それぞれの社長に救われて今がある。

一方の脅迫事件だが、それと健人との接点が何かあるのか?

というところで、ちょうど興味を繋いで、本は一冊だが一旦ここから離れてアップする。

少々苦しくなったということもある。

 

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2022.01.15

浄瑠璃寺

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堀辰雄の【大和路・信濃路】(22.01.10)で、一つの章として取り上げられていた浄瑠璃寺。

ちょっと山の中(?)へ入るのと、上記の本にも書かれていたとおり寺への山道が判りづらいので、メジャーな観光地とは言えないかもしれない。

このお寺が好きで、ある時期毎年訪れていた。

 

写真は塔を望むガワだが、逆に池の向こう側からこちら側を見ると、「九体寺」の名の通り九体の仏像が拝める。

本堂の床や廊下は冷たく、冬場は冷える。
それでも、身が引き締まるような気がする。

 

もう一度行ってみたいなぁ。

 

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2022.01.14

西村京太郎【寝台特急カシオペアを追え】

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著者:西村京太郎
価格:628円
カテゴリ:一般
発行年月:2003.6
出版社: 徳間書店
レーベル: 徳間文庫
利用対象:一般
ISBN:4-19-891899-6

女子大生・小野ミユキが誘拐された。身代金は二億円。

 

父親がその金を持って、犯人の指示通り「寝台特急カシオペア」に乗り込む。
十津川警部は部下と一緒に、新幹線であとを追い、カシオペアに乗り換える。

ところが、父親は身代金もろとも列車から消えていた。

一方、同じ車内では男女二人連れがピストルで撃たれて死亡する。
同じデッキカーには、若い美人が乗り合わせていた。

誘拐された娘の父親は、かなり冷徹な人物だったらしい。
一緒に会社を立ち上げた友人の危機を救うどころか、馘首した。

それを恨みに思った男の犯罪ではないのかという説が出てくる。
また、腕に同じ入れ墨をした奇妙なグループも出てくる。

とにかく登場人物が多く、警察と一緒に読者も翻弄される。

在来線特急を新幹線が追いかけるというのは、時折ある設定だ。

 

カシオペアには、乗りたかったなぁ。
一部屋二人用で、座席とベッドとは別仕立てである。

しかし本書でのカシオペアは、単なる道具として使われたようにしか思えなくて、かわいそう。

 

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2022.01.13

「名列車トレインマークトートバッグ」

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【サライ 2022年 2月号】の付録

これに釣られて、ついポチったのだった。

 

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2022.01.12

【サライ 2022年 2月号】

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価格:1,200円
発売日:2022/01/07
雑誌コード:14211
出版社: 小学館

 

第一付録に釣られて(?)ついポチッとな、日本酒には殆ど関心ないんだけど……

でも後半は、特集「日本の鉄道開業 150年」で、これは楽しめた。

戦前の特急、戦後すぐにデビューした特急、松本清張がよく使った特急など。東京駅13番線に立つ清張氏の写真も。言わずと知れた「点と線」の名場面だ。

そして懐かしのブルートレインにL特急などなど。

もっと乗っておきたかったなぁと、しみじみ思う。

 

また第二付録として、「大人の逸品 読者が選んだ BEST HIT 100」というもので、これはよろしくない。
いたずらに、物欲を刺激しすぎる。

 

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2022.01.11

ドラマ「婚活探偵」

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本を読んで面白かったので、向井理さん主演ということもあって観てみた。

黒いサングラスに口ひげ、それに革ジャンといういでたちで、一瞬目を疑った。

向井さんが仰っているように、「真面目に愚直にやっている人の滑稽さ」が感じられて面白かった。

一話一話が原作の一話ずつと同じになるのだろう。
キャストでは、「何食べ」の美容院店長役のマキタスポーツさんが探偵事務所所長で出演。
バーの女性バーテンダーも、雰囲気があっていい。

 

次回以降も楽しみである。

 

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2022.01.10

堀辰雄【大和路・信濃路】

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著者:堀辰雄
価格:506円
カテゴリ:一般
発売日:2004/09/01
出版社: 新潮社
レーベル: 新潮文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-10-100406-8

古典的な美へのあこがれと、近代的な感覚を研ぎすまして、「大和路」を歩いた際の小品集・随想集と、同じく旅の記録「信濃路」をまとめて1巻とした。堀辰雄の資質を知るための鍵となる作品。

 

たまにはこうした静謐な文章に触れたくなる。

 

「大和路」は知っているところが多いだけに、非常に親しみを感じる。

80年前の大和路は、今とはまったく違うようだが、自分が結構訪ねていた頃とはそう違わないような気もする。
よく行っていたのは、思い出せばもう半世紀から60年近く昔のことだ。

ここに出てくる土地がすべて懐かしく、今も訪れたいと思う。

京都と比べて、どうなのだろう?
勿論京都も好きだが、奈良の方が素朴な感がある。

よく京都は点で、奈良は線だと言われるが、そう、一箇所で過ごすより周りをずーっと邂逅したいというか。

特に甘樫丘から見る風景は好きだ。

 

著者は奈良ホテルに泊まって、あちこち放浪されていたようだが、うらやましい限りだ。

 

後半の信濃路にも、多少通じるようなところがある。

子どもの頃、岐阜の田舎へ遊びに行っていたからか(と言っても殆どが夏休みだが)、こうしたひなびた何も無いようなところが好きだ。

 

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2022.01.09

日の出・日没

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12月22日は、冬至だった。

「冬至十日はアホでも解る」とは、息子が小学一年生の時の担任の言葉だった。
これに限らず、関西で「アホ」というのは「バカ」と違ってもっと軽い意味を指す。

さて10日ほどではっきり判るほどの変化は、果たしてあるのか?

一昨年の夏入院していたときは、一日過ぎるごとにほぼ1分ずつ日没が早くなっていった。
心細くなる黄昏時である。
毎日レストルームで淀川を眺め、写真を撮っていた。

それに比べると、この季節の「日の出・日没」は遅々として変化がない。

これも、地球と太陽の距離に関係あるのかな?

 

画像は、20年8月9日の淀川。
夕陽が川を照らしている。

 

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2022.01.08

和久峻三【証拠崩し】

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著者:和久峻三
価格:649円
カテゴリ:一般
発行年月:2005.7
出版社: 講談社
レーベル: 講談社文庫
利用対象:一般
ISBN:4-06-275149-6

最強の老弁護士、伝説のデビュー戦!口は悪いが人情家、弁護士猪狩文助、無名時代の逆転法廷ドラマ!

 

【禁断の館殺人事件】を読んだので、シリーズ最初の分を読んでみようと思ったのだが……。

何とも不潔な感じの老弁護士。検事からは突っかかられるが、判決後にはその検事との暑中見舞いのやりとりに和む。判事からはバカにしたような態度を取られる。
検事も判事も、彼をあまり知らないのか?

この頃にはまだ奈良に住んでいて、彼を知っている人はほとんでいなかったのだ。

【禁断の館殺人事件】の時には祇園に贔屓の芸妓がいて、それなりに身なりに気をつけるようになっていた。

しかも冒頭【ペテン師の遺産】では、彼自身詐欺師の仲間と思われそうな行動を取る。
と、何もかもが異例な弁護士の話。

本書では、まだ奈良暮らしである。

その【ペテン師の遺産】だが、舞台が兵庫で、猪狩のことを知らない女性検事に激しく食いつかれる。

 

二つ目の【破綻裁判】では、一転猪狩の粘り強い調査が実を結ぶ。
しかも、敵対していた裁判長にも温情をかけるなど、なかなかの人物であると思える。

しかしこの容疑者、随分と大変な暮らしをしてきた。
こういう人のためにこそ、弁護士は働いてほしい。

 

次の【手の白い悪魔】では、悪徳商社の手法を見せつけられた。
「手の白い悪魔」とは、彼らのことを言う。

 

【黄昏時にベルが鳴る】

これまた、罠に掛けられた容疑者を救う話。
彼女は、随分惨めな幼少期を送ってきた。

こんなひなびた温泉、行ってみたいな。
季節によっては常連さんもいるみたいだ。

 

【殺人者のやってくる日】

今回の舞台は、ようやく奈良。しかも山奥の十津川村である。

子どもを巻き込んだ親族間の争いと見せかけて……。

 

それぞれの最後に、猪狩の下手な俳句もどきがついてくる。
ここでクスッとなる。

 

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【禁断の館殺人事件】(21.01.04)

【証拠崩し】(22.01.08)

■他の告発弁護士シリーズ
迷走法廷
沈黙の裁き
犯人の画かなかった絵
偶然防衛
時の剣
誤判―私は殺していない!
悪の扉
騙すつもりじゃなかったのに
殺人者が目覚める朝
罪を逃れて笑う奴
二重の危険
悪女の玉手箱
危険な依頼人
Zの悲劇

 

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2022.01.07

スティックシュガー

Photo_20220106211901

年末にそろそろコーヒー用のシュガーがなくなる頃だと気づく。

残り数本。

スーパーなどとは違って、Amazonで購入すると大容量で買わねばならない。
前回買ったのは、21年2月2日。
届いたのは、キーコーヒーのスティックシュガーで、「3g 50本 【5パックセット】」。
250本、750gになる。

この量のお砂糖を、一人で飲んだことになる。

引きこもり生活で、コーヒーを飲むような人は誰もこない。
娘や息子はコーヒーを飲まないし、チビさんはお砂糖をいれない。

もともと、コーヒーは殆ど飲まなかった。
それが、つれあいが残したのをもったいないからと飲んでいる内に、一日1杯位は飲むようになっていた。

あまり好きではないが、いつの間にか習慣になっていたものと思う。

げに恐ろしきは、こうした悪(?)習慣なり!

 

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2022.01.06

【執着 捜査一課・澤村慶司】

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著者:堂場瞬一
価格:748円
カテゴリ:一般
発売日:2015/02/25
出版社: KADOKAWA
レーベル: 角川文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-101645-9

県警捜査一課から所轄への異動が決まった澤村。その赴任署にストーカー被害を訴えていた竹山理彩が、出身地の新潟で無惨な焼死体で発見される。冷酷な犯人を追い、澤村の執念の追跡がはじまる――。

 

この「捜査一課・澤村慶司」シリーズは三冊あるようで、本書【執着】は最後にあたる。

これまだ読んだことなかったと思っていたが、【逸脱】は以前購入していた。

また、澤村という人物のイメージも違っていた。
警察組織の中に埋もれきれないというのは、他の刑事物シリーズと似たり寄ったりだが。

さて、澤村は長浦県の捜査一課から地域の署へ移動になり、その間1週間の休暇を与えられている。
この長浦県というのは、東京の近くで、なおかつ海にも近いらしい。と言えば神奈川県かと思われるが、そうでもないみたいだ。

そんな中、一人の女性がストーカーに車のトランクに押し込められ、生きながら焼殺されるという残虐な事件が起きる。
じっと待機していることが出来ない澤村は、事件の現場新潟県へ飛ぶ。

一方、加害者側からも物語の進行は描かれており、藤巻というのが犯人である。

元々被害者は長浦市で働いており、警察へ相談に行って追い返されている。
仕方なく高校時代の先輩に相談し、故郷の新潟市に戻って、被害に遭った。

藤巻はあろうことか、その先輩にまで矛先を向ける。
そして、被害者を追い返した警察官までも。

 

途中、ちょっと変わった同僚も登場する。

一人はプロファイリングをしているアフロヘアの橋爪。
彼はいつも事件現場に現れては、勝手なことをする。

もう一人は、澤村が次週から転勤で赴く署の吉野で、入れ替わりのように捜査一課に来る予定だ。
途中、吉野が姿を消す。なにゆえか?功名心なのか、それとも……?

 

ストーカーに逢った人が警察に相談しても受け付けて貰えず事件になるというのは、現実にもある。
児相も同じように、事件が起きるまでの対応に問題のあることが多い。

こうしたことを、関係者は「学習」しないのだろうかとは、事件が起きる度に腹立たしく思う。

 

【逸脱】()
【歪】()
【執着】(22.01.06)

 

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2022.01.05

ダイアリー

Edit-2022-1-11-b6

毎年毎年、色々なダイアリーが出て、結構振り回されてきた。
いや、気になると購入して確かめてみないではおれないのだ。

それを、去年あたりからは絞りに絞って、まぁ落ち着いてきたかな?

今年使うのは、去年と同じ「EDIT」のもの。
公用としても、「EDIT」の週間ダイアリーに統一した。

それでも、去年の秋には違うものを試してみようかとおもってみて、結局使わないことになったのだが。

 

画像は、今使っているものとは色が違うが、EDITのもの。

 

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2022.01.04

和久峻三【禁断の館殺人事件】

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著者:和久峻三
価格:607円
カテゴリ:一般
発行年月:2001.10
出版社: 講談社
レーベル: 講談社文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-06-273270-3

老弁護士・猪狩文助は、事件のあった豪邸の住人たちの奇妙な関係と行動に不審を抱き、法廷では得意の名弁舌で、真相解明と逆転無罪に挑む!

 

和久峻三と言えば、「赤かぶ検事シリーズ」を思い出すし、一時はかなり読んだ。
フランキー堺だったと思うが、テレビドラマにもなっていた。
同じような表現が鼻についてだったか、次第に読まなくなっていた。

本書は「告発弁護士シリーズ」中の一冊で、この猪狩文助ものもたくさん出ていた。

80歳を過ぎても色々元気で、祇園のお茶屋の主とも関係があるらしい。

その猪狩の助手として、夏目理恵子が採用された。

京都の北部にある佐々波家。その豪壮な館で起こった殺人事件。
容疑者と見なされるメイドは、猪狩に助けを求める。

非常に不利な状況から、見事逆転勝利を導く猪狩の活躍は見事だ。

 

しかし本書に出てくる女性陣は、いずれも美人揃いだ。

そして、破廉恥な当主。

 

「告発弁護士シリーズ」としては、以下のものがあるらしい。
証拠崩し
迷走法廷
沈黙の裁き
犯人の画かなかった絵
偶然防衛
時の剣
誤判―私は殺していない!
悪の扉
騙すつもりじゃなかったのに
殺人者が目覚める朝
罪を逃れて笑う奴
【禁断の館殺人事件】(22.01.04)
二重の危険
悪女の玉手箱
危険な依頼人
Zの悲劇

 

本書は結構後の方のものだ。
unlimittedが多いようだから、順番に読んでみようかな。

 

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2022.01.03

家計簿

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2020年の9月から、「婦人之友社」の「kakei+」というネット家計簿を使っている。

これまでの「マム」などと違う点は、ネット上で同期が出来ることだ。
だから、外出先でスマホ入力しておいて、帰宅してからパソコンで確認しながら整理することが出来る。

データの保存は5年間だが、csvでダウンロード出来る。

しかしそれでも、紙のものへの未練がある。

暮れに「家計当座帳」を買ってしまった。
クレジットカード払いやICカード払いにも対応しているとのことだったが、いかんせん大きな変化(自分的には改悪)があった。

判型がB5版からA5版になっていたのだ。
これでは使いにくい。

「kakei+」にしてからの1年余は、ダイアリーにも細かい明細やどのカードやICカードを使ったかを記載していた。
ネットでの買い物も、届いた日を書いておく。

それで間に合っていたのを、「変わった」につい惑わされて購入したのが間違い!

12月の内に二、三日使ってみたが、あっさりと切り捨てた。

 

画像は、結婚以来使っていた家計簿と家計当座帳(新版A5サイズ)。

 

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2022.01.02

降田天【偽りの春】

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著者:降田天
価格:704円
カテゴリ:一般
発売日:2021/09/18
出版社: KADOKAWA
レーベル: 角川文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-111876-4

この”おまわりさん”からは逃げられない。日本推理作家協会賞受賞作!
“落としの狩野”と呼ばれた元刑事の狩野雷太が5人の容疑者と対峙する、心を揺さぶるミステリ短編集。

 

いずれも犯人側から始まる倒叙型ミステリー

冒頭の【鎖された赤】を読み始めた頃は、これが狩野を描いた連作ものであることにはまったく考えが及ばず、ややエロチックな設定だなと思いながら読んでいた。
途中で、狩野登場。

狩野は優秀な刑事だったらしいが、何か原因があって今は交番のお巡りさんをしている。
しかし管内のことは巡回してよく知っており、住民の環境も理解している。

次が表題作【偽りの春】

辛い過去を持っていて今は詐欺師のリーダーが主人公。
すんでいるところが安普請のアパートで、隣の声が筒抜けというのが大きなヒントになる。

彼女は隣家の男の子を可愛がっており、ランドセルを買ってやると約束している。

その男の子との別れは辛かったろう。
これまでで唯一、愛情を注いだ相手かもしれない。

ここでも、狩野の住民観察が生きてくる。

【名前のない薔薇】

今度は泥棒が主役。

薔薇の新品種を作り、それを登録するまでの課程ってすごいんだなぁ。
薔薇に限らず、新しい種の登録というのは大変なものなのだろう。

この辺で、狩野の過去が少し出てくる。
「落としの名人」と言われた狩野は、行きすぎた取り調べが元で被疑者の自殺を招く。

これが、後々効いてくる。

【見知らぬ親友】

この手の話は嫌悪感がある。
ベタッとすり寄ってくる金持ちのお嬢さん。
その「お金」と「ゆすりの言葉」で、貧しい女子大生を支配している。

もっともそれは、この話の主人公の思い過ごしの面もあったのだが。

ここでも、天才的な学生(舞台は美術大学)が慕っていた教授に殺された挙げ句、火を放たれて焼けてしまうという残酷な終わり方をする。

【サロメの遺言】

脚本家がタレントを殺したとされる事件。

その内、【見知らぬ親友】の後日物語だと判ってくる。
【見知らぬ親友】で犯人とされた容疑者の父が、ある意味影の主人公。

 

狩野雷太のよき部下だった月岡が一課に呼ばれることになるという終わり方で、何となくホッとした。
彼は狩野の薫陶の元、優れた刑事に育っていたのだ。

シリーズだったら、もっと読みたいな。

 

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2022.01.01

「12月の読書メーター」まとめ

12月の読書メーター
読んだ本の数:16
読んだページ数:3796
ナイス数:2207

不可能を可能にする 大谷翔平120の思考不可能を可能にする 大谷翔平120の思考感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/12/post-36d2ed.html
あらためて、大谷選手ってスゴいなと思います。読み納めにふさわしい本でした。
こういう風に、実行を伴った謙虚さに感服します。
読了日:12月31日 著者:大谷翔平


地図でスッと頭に入るアメリカ50州地図でスッと頭に入るアメリカ50州感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/12/post-2e7f43.html
改めて、大きな国だなぁと思いました。
読了日:12月30日 著者:


黒い紙 (角川文庫)黒い紙 (角川文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/12/post-73c238.html
企業秘密に取り組む危機管理会社が、企業の闇を暴きます。
読了日:12月29日 著者:堂場 瞬一


動機探偵 (双葉文庫)動機探偵 (双葉文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/12/post-361fff.html
この表紙はいけません!
読了日:12月27日 著者:喜多喜久


優しい音楽<新装版> (双葉文庫)優しい音楽<新装版> (双葉文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/12/post-061348.html
三篇とも、読了後まさに「優しい気持ち」になれます。
読了日:12月21日 著者:瀬尾 まいこ


希望病棟 (小学館文庫)希望病棟 (小学館文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/12/post-03215b.html
【後悔病棟】の続編ですが、こちらは著者の著作中イチオシの本です。
読了日:12月19日 著者:垣谷美雨


緋の記憶 (講談社文庫)緋の記憶 (講談社文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/12/post-6040e5.html
御影探偵ものの短編集。テーマは「裏切り」かな?
読了日:12月17日 著者:仁木悦子


明日の友 255号 冬 2022年 01月号 [雑誌]明日の友 255号 冬 2022年 01月号 [雑誌]感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/12/post-a4c783.html
特集「身軽に暮らす すっきりのルール」は、やっぱり同じようなことでした。
読了日:12月16日 著者:


後悔病棟 (小学館文庫)後悔病棟 (小学館文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/12/post-2118a5.html
こんな聴診器があれば、誰でも名医になれるのでは?
読了日:12月13日 著者:垣谷美雨


おもひばやおもひばや感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/11/post-e2b57c.html
戦国時代に母子だった二人(奥方と若君)が現代で巡り会って夫婦になるという話です。一途に奥方を慕っていた忠君の周りが見えていなかった展開が面白かったです。
読了日:12月13日 著者:佐木 呉羽


脳科学捜査官 真田夏希 イノセント・ブルー (角川文庫)脳科学捜査官 真田夏希 イノセント・ブルー (角川文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/12/post-f851bc.html
今回も殺害方法がひどすぎて、シリーズ全部は読まないと思います。
読了日:12月12日 著者:鳴神 響一


ダリの繭 (角川文庫)ダリの繭 (角川文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/12/post-54f6b6.html
結末は哀しいものでした。美人というのは、罪作りですね。
表紙のこの絵はキライです。リンク先では元々の表紙絵を使っています。
読了日:12月11日 著者:有栖川 有栖


60歳すぎたらやめて幸せになれる100のこと (TJMOOK)60歳すぎたらやめて幸せになれる100のこと (TJMOOK)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/12/post-223e0c.html
中尾ミエさんのグレーヘアが素敵です。
読了日:12月10日 著者:


婚活探偵婚活探偵感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/12/post-c45f2e.html
ご縁は案外身近なところにあるようで……
読了日:12月06日 著者:大門 剛明


みちのく三内丸山殺人旅行〈新装版〉 (徳間文庫)みちのく三内丸山殺人旅行〈新装版〉 (徳間文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/12/post-88edcb.html
主人公の行動に、いまいち納得できないものがありました。
読了日:12月05日 著者:斎藤栄


syunkonカフェごはん1 (e-MOOK)syunkonカフェごはん1 (e-MOOK)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/12/post-75c3e7.html
「カフェごはん」という発想が面白いですね。
読了日:12月02日 著者:山本ゆり

読書メーター

 

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【ベースボールヒーロー 大谷翔平 BOOK】

Book

価格:1,099円
発売日:2021/12/02
出版社: 宝島社
ISBN:978-4-299-02159-5

二刀流の偉人・大谷翔平選手の偉人伝が豪華2大特典付きで登場!

 

◎掲載コンテンツ
第1章:ベースボールヒーロー大谷翔平ここに誕生
第2章:日本のベーブ・ルース
第3章:夢に見みたアメリカの舞台へ
第4章:投手としてのリハビリを続けながら打席に立つ大谷
第5章:リアル二刀流での完全復帰を目指ざした試練の年
第6章:注目されるリアル二刀流と球場での立ち居振る舞い

 

大型本なので、紙本で。
実は息子へのプレゼントでもある。

 

それにしても、どの写真もいい笑顔だなぁ。

 

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