■和久峻三【迷走法廷】
著者:和久峻三
価格:586円
カテゴリ:一般
発行年月:1998.5
出版社: 講談社
レーベル: 講談社文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-06-263779-4
老獪・猪狩文助、異例の弁護術! 白昼のホテルで起きた5億円強奪事件。
京都のホテルフロント。
階段を転げるように駆け下りて来た客の登場から舞台が上がる。
その客は医科大学の副理事長で、5億円強奪されたという。
スタッフが駆けつけると、そこには副事務長がしばられて転がされていた。
この大学は不正入試で世間の注目を浴びているところだった。
という展開で、捜査が進む中、たくさんの目撃者が指すひとりの容疑者が浮かんできた。
奈良に住んでいる被疑者の兄に頼まれて、しょぼくれた薄汚い猪狩弁護士が登場するのはかなり経ってからだ。
この弁護士、今ならセクハラもどきの発言が実に多い。
逆転不可能と思われた事件だったが、細かい調査を積み重ねた猪狩は、ついに仕組まれた罠を暴く。
関連記事
【禁断の館殺人事件】(21.01.04)
【証拠崩し】(22.01.08)
【迷走法廷】(22.01.24)
■他の告発弁護士シリーズ
沈黙の裁き
犯人の画かなかった絵
偶然防衛
時の剣
誤判―私は殺していない!
悪の扉
騙すつもりじゃなかったのに
殺人者が目覚める朝
罪を逃れて笑う奴
二重の危険
悪女の玉手箱
危険な依頼人
Zの悲劇
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