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2022.01.16

堂場瞬一【砂の家】

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著者:堂場瞬一
価格:880円
カテゴリ:一般
発売日:2021/02/25
出版社: KADOKAWA
レーベル: 角川文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-110885-7

「お父さんが出所されました」大手企業で働く健人に、弁護士から突然の電話が。

 

健人の父は町工場の経営者だったが、仕事がうまくいかず一家心中を図ろうとする。
ところが結果は母と妹だけが殺され、父は刑に付く。
残された健人と弟の正俊は、別々のところで育つ。

健人は学校でも学校外でも、ひたすら他人と接触を断ち気配を消して生きてきた。
恋人ともそれ以上の関係には進まず、自分には家庭は築けないと諦めている。

話は事件の起きた20年前と現在、また12年前と現在というように行ったり来たりしながら、健人の視点で進んでいく。

そんな健人がバイト先で客に正論をぶつけて辞めることになったとき、救ってくれたのはそのチェーン店を統べる社長の竹内だった。
それ以来、彼は彼を恩人とも父とも思って忠誠を尽くす。

その会社に、脅迫状が届いた。
社長は本来の担当者を於いて、健人に調査を命じる。

その時頼るのは、危機管理会社のTCRであり、担当者は長須という。

ここでアレッと思った。

この社名と担当者は、未知ではない。

そう、【黒い紙】(21.12.26)で出てきた社名であり担当者名だ。

長須も健人も、それぞれの社長に救われて今がある。

一方の脅迫事件だが、それと健人との接点が何かあるのか?

というところで、ちょうど興味を繋いで、本は一冊だが一旦ここから離れてアップする。

少々苦しくなったということもある。

 

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