朱野帰子【駅物語】
著者:朱野帰子
価格:836円
カテゴリ:一般
発売日:2015/02/13
出版社: 講談社
レーベル: 講談社文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-06-293037-6
臨場感あふれる筆致で駅を支える人と行き交う人を描ききった、書き下ろしエンターテインメント!
鉄オタの弟は、なぜそこまで駅員になりたかったのか?
その謎は解らないまま、若菜は東京駅の駅員になった。
同期の犬丸は、最初から若菜と親しくするつもりはないらしい。
その中で、若菜は駅員たちの色々な面を見ていく。
表紙は東京駅の丸の内側だが、「東京駅」そのものがメインの話しだとは思わなかった。
このアングルで見た東京駅は好きだ。
そしてホームで勤務する内に、駅ナカの店の商品をすべて食べてその場所を覚えようとする若菜に、共感を覚える。
まったく広いし、店は無限に(?)あるし、解りにくいったらないから。
北口改札あたりから見た天井周りが完成したときは、上京する度にわざわざ北口から降りて仰ぎ見たものだった。
また、この駅の女性駅員がデザインした「Suica」カードも3枚ほど買った。
販売直後に並んだ人たちは買えなかった人も多かったが、その後ネット販売してくれたからだ。
最初から見通しをたてて販売すればいいものを。
本書を読んでも、行き当たりばったりな対処法のようなものを感じる。
ああ、東京駅にも長らく行っていない!
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