大山誠一郎【記憶の中の誘拐】
著者:大山誠一郎
価格:836円
カテゴリ:一般
発売日:2022/01/04
出版社: 文藝春秋
レーベル: 文春文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-16-791813-2
赤い博物館こと犯罪資料館に勤める緋色冴子が、過去の事件の遺留品や資料を元に、未解決事件に挑むシリーズ第二弾。文庫オリジナル。
第二弾では、前作ではまったく外に出なかった冴子が、積極的に再捜査を決めた関係者に会いに行く。
合って質問しただけで真相究明できるとは少々出来すぎ感があるが、まぁ納得できる展開ではある。
【孤独な容疑者】
これは倒叙法を使っている。
彼(犯人)の妻は2年前に亡くなっているが、遺影はなぜか20代の頃のものだ。
ここで違和感を覚える。
最後が、表題作【記憶の中の誘拐】
これが一番よかった。「終わりよければすべてよし」で、聡も友人への面目を施したことになるだろう。
これまで関わってくれた人たちへの感謝が伝わって来る。
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