和久峻三【京都東山「哲学の道」殺人事件】
著者:和久峻三
価格:493円
カテゴリ:一般
発行年月:2005.3
出版社: 講談社
レーベル: 講談社文庫
サイズ:15cm/243p
利用対象:一般
ISBN:4-06-275063-5
妻を殺された弁護士が容疑者の女を弁護する!?
このところ「猪狩弁護士」を読んでいたので、ついでというか、著者の元祖(?)赤かぶシリーズものを。
赤かぶ検事こと柊検事は、突然京都地検への転勤を命じられる。
長野地検の松本から、大都会の京都府地検へ。
だが、言葉は相変わらずだ。
官舎は哲学の道沿いにあって、うらやましいような環境だ。
赴任そうそう、散歩をしていた柊夫妻は、殺人事件の被害者第一発見者になってしまう。
登場人物は、多彩だ。
彼ら夫婦と長野時代に親交のあった行天夫妻。
夫は諏訪・妻は松本勤務の警察官だ。
柊はその妻の方から、最近夫の行状がおかしいと相談を受けていた。
さて京都の被害者は日本舞踊家元で、夫である弁護士とは別居状態。
内弟子と夫との不適切関係で、その内弟子は破門されている。
内弟子は被告となり、柊は法廷担当検事になる。
その内弟子とは、行天夫のあいてだった。
また、被告の弁護士は被害者の夫がなる。
つづいて目撃者が被害に遭ったり、事件は二転三転していく。
久しぶりの赤かぶシリーズで、言葉が懐かしかった。
哲学の道は、もう何年も行っていない。
京阪三条から歩いてこの道を北上し、大文字山に登ったのも懐かしい思い出だ。
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