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2022.02.09

里見蘭【古書カフェすみれ屋と本のソムリエ】つづき

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著者:里見蘭
価格:748円
カテゴリ:一般
発売日:2016/04/09
出版社: 大和書房
レーベル: だいわ文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-479-30590-3

オーナーのすみれが心をこめて作る絶品カフェごはんと共に供されるのは、まるでソムリエが選ぶ極上ワインのように心をとらえて離さない5つの忘れ難いミステリー。

このカフェにの客は、常連になると時折悩み事を打ち明けてくることがある。
そんな時、聞いていた紙屋君は、平台から一冊の本を持って来て『この本、買って貰えますか』と言う。悩み事解決のヒントがあるというのだ。
興味を惹かれたすみれも、同じ本を読んで考える。
が、なかなか判らず、閉店してから紙屋君を誘って食事をして、「答え合わせ」をしてもらう。

という趣向。

【恋人たちの贈りもの】

ミュージシャンを目指しながらも、アルバイトで生活している彼。
30歳までには結婚して専業主婦になりたい彼女。

3年前、彼女が27歳の時に交際を申し出た彼は、3年後に彼女(と彼らの子どもたち)を養えるようになること、という条件をつける。
今時そんな願望を、と思うが、彼女の生い立ちからすると宜なるかな。

そしてその年のクリスマス前。

彼は一大決心をして大事なギターを売る。

一方彼女は、へたってきたアンプをプレゼントする予定だ。

ここで紙屋君は、【オー・ヘンリー短編集】を勧めてくる。
当然「賢者の贈り物」だと思うよね。

ところが紙屋君のお勧めは、その中の「手入れのよいランプ」だった。

すみれと同じように、ここで紹介された本は出来るだけ読もうと思っている。

では、解答は?

という展開があとの短編でも続いていく。

この一篇だけでも文字数が多くなったので、あとはタイトルのみ。

一つ不思議なのが、紙屋君はお勧めする本を複数冊用意していることだ。
全部の本を複数冊用意するのはスペース的にも大変だろうから、これは偶然なのだろう。ちょっと調子よすぎという感もあるが。

【ランチタイムに待ちぼうけ】

【百万円の本】

【火曜の夜と水曜の夜】

【自由帳の三日月猫】

 

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