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2022.03.01

小湊悠貴【ホテルクラシカル猫番館  横浜山手のパン職人5】

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著者:小湊悠貴
価格:660円
カテゴリ:一般
発売日:2021/12/17
出版社: 集英社
レーベル: 集英社オレンジ文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-08-680421-9

新緑がまぶしい5月、薔薇咲く猫番館で従業員の友人をもてなすためにピロシキづくりに挑戦する紗良。そして紗良と要の関係は? さまざまな想いが動き出す第5巻。

 

相変わらずサクサク読めて楽しい。

一泊目

紗良はルームシェアをしていた愛美と仲違いして以来ずっと、気にかけていた。

一方の愛美も、自分の非を認めて謝りたいと思っていた。

シェフの弟が経営しているレストランでは石窯があると知り、紗良は見学したいと思っていた。

以前挑戦的にホテルに乗り込んできた彼とともに、紗良はシェフに連れられてそのレストランへ行く。

ちょうど営業で訪れていた愛美と出会い、紗良は別れた際のことをわびる。

愛美は充分に謝ることが出来ず、その日はそのままだったが……。

自分の失礼な態度を謝りたかった彼も、愛美と同様の気持ちだった。

また、シェフと兄も、ギクシャクして彼は店を辞めたのだった。

紗良は、本当にいい娘だ。
育ちの良さが自然に出てくる。「天然」とも言えるが、本人はまったく意識していない。

 

二泊目はいきなり40年前から始まる。

昭和時代の古い喫茶店。そこは、中学生だったの誠と宗一郎がこっそり入っていた場所だ。


その月の末に廃業するというので、誠は宗一郎の息子要と自分の姪紗良を誘って訪れる。

その喫茶店で出てきた「小倉トースト」が美味しそうだったので、作ってみた。
ちょうど「乃がみ」の食パンが来る日だったので、その到着を待つ。

できばえは?
大変おいしゅうございました。

 

という風に、あいだに看板猫「マダム」の語りを挟みながら、三泊目・四泊目と進む。

いつかこういうホテルのスイートに泊まってみたいと思いながら、お籠もりの日々は過ぎていく。

 

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