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2022.04.10

堂場瞬一【共謀捜査】

Photo_20220325165601著者:堂場瞬一
価格:1,056円
カテゴリ:一般
発売日:2020/12/18
出版社: 集英社
レーベル: 集英社文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-08-744186-4

警察官僚を拉致、首謀者は誰か? 意想外にして壮大な捜査が始まる──。 正義に命を懸けた刑事たちの活躍を壮大なスケールで描く。

 

第一部 三つの事件

その一

紹介文にもあるように、リヨンで警察官が拉致される。かれは新設される国をまたいでの警察組織のキャップだった。
凜は彼とともに、リヨンに赴いている。

その二

一方東京で発生した殺人事件がらみで、神谷が警察庁トップスリーから直々に呼び出されて、ある特命を受け持つことになる。
以前【検証捜査】で一緒だった埼玉の桜井や福岡の皆川も呼び出されていた。
これには【凍結捜査】で取り逃がしたロシアマフィアの影が見える。

その三

そして大阪では、証拠物件が消えるという事件が。
定年退職して今は警察博物館のようなところの館長をしている島村だったが、この件に首を突っ込み始める。

第二部 渇き

第三部 騙す

事件はそれぞれ、少しずつ少しずつ進展していく。

最終章、まさに「騙す」というひどい行為があり、神谷の怒りはもっともだ。
上層部というのは、部下をこんなにも翻弄していいのだろうか。行動だけでなく、精神をもズタズタにして。

 

それにしても、他の作家の場合でも言えることだが、神奈川県警というのはこんなにいい加減なところなのだろうか?
ひょっとしたら、名誉毀損では?

 

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【検証捜査】(07.07.15)
【複合捜査】(17.09.15)
【時限捜査】(19.11.26)
【共犯捜査】(19.12.03)
【凍結捜査】(19.11.06)
【共謀捜査】(22.04.10)

 

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