鮎川哲也【朱の絶筆】
著者:鮎川哲也
価格:880円
カテゴリ:一般
販売開始日:2013/12/13
出版社: 光文社
レーベル: 光文社文庫
ISBN:978-4-334-74202-7
人気作家・篠崎豪輔が殺された。だが、警察は容疑者すら絞れない。混迷のなか、さらに殺人は続き……。そこへ名探偵・星影龍三!
~星影龍三シリーズ~というのだが、
目次を見ていたら「犯人当て推理小説 朱の絶筆」とあり、ついで「問題編」「解決編」とあったので、そちらから読んでみた。
売れっ子作家篠崎剛輔が軽井沢に建てた屋敷が舞台。
そこへ色んな関係者が泊まりに来ている。
剛輔は傲慢な性格で、泊まり客全員が過去に因縁というか、遺恨を持っている。
そして起きる殺人事件。
実際に「問題編」に対して読者(何の読者?)から答が寄せられ、それについての解説もある。
「回答編」で「名探偵星影龍三」が登場するが、どうもこれまで知っている(?)探偵たちに比べれば影が薄いような。とは当方の知識が単にないだけかもしれないが。
前半は、「犯人当て」に登場した人物たちと剛輔との関わり合い方を描いている。
実に傲慢で自分勝手な人間であったことが、よく判る。
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