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2022.06.30

夏目漱石【彼岸過迄】

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著者:夏目漱石
価格:605円
カテゴリ:一般
発行年月:2010.8
出版社: 新潮社
レーベル: 新潮文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-10-101011-3

夏目漱石、後期三部作の一つ。誠実だが行動力のない内向的な男と純粋な感情を持ち怖れるところなく行動する従妹との恋愛を描く。短編を連ねて一つの長編を構成している。探偵小説風味もあり非常に凝った作品。

 

漱石の「後期三部作」とは 
「彼岸過迄」
「行人」
「こころ」
を言う。

それぞれが独立しているのに、一つの流れのように捉えるのは、前期三部作と同じだ。

 

敬太郎は大学を出てもそのまま下宿に残っていた。半年以上も経ち、もはや冬は目前である。
しかし漱石の他の小説のいわゆる高等遊民とは違い、母1人子1人の暮らしであれば彼が職につかないわけにはいかない
 
彼は友人須永の叔父松本を紹介してもらい、職を斡旋してもらうべく頼みに行く。
その松本から頼まれて、探偵もどきをする羽目にもなる。
 
その間2人の女性が登場する。
 
一人は松本の家に消え、今ひとりは彼に頼まれた探偵ごっこで相手が会っていた女性。

途中、話は突然松本の家と千代子という女性を中心としたものになる。

実は先の「二人の女性」というのは、千代子のことだった。

そしてあるときから、話は須永と千代子といういとこ同士の仲へと踏み込んでいく。
これは須永が敬太郎に語ったものとして綴られる。

その話の中で、千代子の態度がどうも解せない。
女性に翻弄されるという点で、なぜか【三四郎】を思い出してしまう。

 

最後は松本の視点からの話。

ここで、今まで謎のようだった部分が明らかにされ、それはある意味更に須永を苦しめたのだったが……。

敬太郎は、結局狂言回し的な役割を演じたのか?

 

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2022.06.29

米朝さんの言葉

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23日の朝日新聞「折々のことば」は、米朝さんの言葉だった。

 落語というものは、「人を馬鹿にした芸」なのですから、洒落(しゃれ)が生命(いのち)なのです。

24日には、

マイクロホンを通した時、声は音になります。

とあった。広いホールでも、マイク無しで噺していらした米朝さん。

 

これは【落語と私】にある言葉だが、読んだはずなのに覚えていない。

画像は、2005年発行の単行本表紙カバー。
このとぼけたお顔が、何ともなつかしい。

そして、古書だが手に入れることが出来た。

 

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2022.06.28

藤坂ガルシア千鶴【ディエゴを探して】

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著者:藤坂ガルシア千鶴
価格:1.870円
カテゴリ:一般
発売日:2021/07/19
出版社: イースト・プレス
利用対象:一般
ISBN:978-4-7816-1996-5

マラドーナは神様なんかじゃない。

アルヘンティノス・ジュニオルス時代ーーまだ「神」と呼ばれる前の7年間。
マラドーナに魅せられて1989年にブエノスアイレスに移り住んだジャーナリストが描く、知られざる世界的スーパースターの素顔。

サッカーには、殆ど興味がない。
本書を読んでみようと思ったのは、「サッカー本大賞2022 大賞受賞!」という言葉を見たから。

本書は、かの有名なマラドーナではなく、ひとりの人間としてのディエゴを描いている。

サッカーに魅せられた著者は、みずからアルゼンチンに住み、ディエゴの幼い頃からを取材し尽くした。

マラドーナのことも全然知らないから、彼が「人間としては……」という面があると言われていることも知らなかったが、著者は「サッカー選手としても素晴らしかったが、それよりも人として最高だった」ディエゴを描こうとしたのだ。

だから意外な面というよりも、そんな子だったんだ。という印象が強い。

幼い頃のディエゴには、愛らしさを感じるし、著者がのめり込んだのも無理はないと思う。

 

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2022.06.27

「抜き作業」6日目:洗面所

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今回は「洗面所」など水回りを。

洗面所はキャビネットが洗面台と鏡、収納部分とからなっている。

洗面台というのは、ただ使っているだけで汚れる。
ここは洗面のあと、ティッシュで落ちている髪の毛を拭ったり、タイル部分を拭いている。

その下の収納部分には、今もまだつれあいが買ってきたまま使っていない洗剤などがある。


中身を捨ててからでないと捨てられないので、やっかいな場所の一つだ。

 

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2022.06.26

町田そのこ【コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店―】

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著者:町田そのこ
価格:737円
カテゴリ:一般
発売日:2020/07/29
出版社: 新潮社
レーベル: 新潮文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-10-180196-4

あなたの心、温めます。
コンビニを舞台に繰り広げられる心温まるお仕事小説

 

タイトルが【コンビニ兄弟】なのに、このコンビニにいるのはやたらモテる店長で、オーナーも兄弟ではないようだ。

個性溢れる登場人物ばかりだが、そのいずれも感じのいい人たちだ。
イケメン店長目当ての女子たちのさや当ては見苦しいが。

店長を守る(?)近所のおじいさん。
情報屋と称する男。
「何でも屋」をなのるうさんくさい若者(らしい)。

店はビルの一階にあって、上階はシルバーマンションになっている。
住民たちは、昼ご飯をこの店のイートインスペースでとる。それはすなわち安否確認にも繋がっている。
そして彼らや店長を見守る乙女(要するにおばさん)軍団。

これらが、パート店員を通して語られる。
彼女は密かに店長を主人公にしたブログ(マンガ)を書いていて、人気を博している。

バイトの大学生は、高校までしていたレスリングを止めてしまったという過去を持つ。
それは彼の、がたいからは想像も出来ない優しさから来ているのだったが。

第一話で、「兄弟コンビニ」命名の由来や、登場人物の詳細も明かされる。

第二話「希望のコンビニコーヒー」では、まんが家になりたいという夢かなわず、破れかぶれの暮らしをしている青年の話。

第三話「メランコリックないちごパフェ」

この手の女子高生の話はキライだ。女王然とした「何でも出来る子」がいて、取り巻きを顎で使っている。
母親同士が高校時代からの仲良しなので、その呪縛から抜け出せない梓。

だが、級友の一人の毅然とした態度を見て、自分を取り戻す。

ここで納得できないのが、母親の態度。
冒頭で父親が頼りないようなことを示唆しているが、最後に梓をしっかりと応援してくれた。

コンビニを中心とした大人たちのソッと見守る姿勢が心地よかった。

 

あとは、ほぼ同じようなエピソードが並ぶ。

なかなか楽しい本だった。

 

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2022.06.25

「抜き作業」6日目:和室

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ここの押入には、つれあいの遺した書類がまだいっぱい残っている。

ガサッと捨ててしまえればいいのだが、やはり書類だから一枚一枚点検する必要があって、なかなか進まない。

他に連れ合いの使っていたベッドが、場所を占めている。
寝転んでテレビを観るのには丁度いいものの、場所を占拠していることには違いないので、何とか処分したいのだが……。

 

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2022.06.24

エリサ【モノを減らすと幸せがやってきた】

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著者:エリサ
価格:1,430円
カテゴリ:一般
発売日:2016/11/18
出版社: 主婦と生活社
利用対象:一般
ISBN:978-4-391-14971-5

 

仕事柄たくさんのモノを管理しながら暮らすバルーンアーティスト兼
ミニマリストのエリサが提案する「そこまでは減らせない」
普通の人が取り入れられるミニマリズム収納本です。

この人のテレビ放映を観たことがあるような。

黒と白が基調のお部屋。

それがまず、スッキリ感を与えている。

「ものを買わない」のではなく、着る物は循環させている。

見ていて楽しくなる本だった。

 

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2022.06.23

【枕草子つづれ織り】

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「枕草子」は言うまでもなく、平安時代の清少納言による随筆だ。

この清少納言が、、お仕えした藤原定子の広報官であるという話を過日の「天声人語」で読んだ。
「天声人語」氏によると、なるほどとうなずける話だという。

その根拠が本書だというので、さっそく購入。
実際に読めるようになるのはかなり先だが、拾い読みをした限りでも、定子の聡明さなどうかがわれる。

平安時代の宮中のサロンについては「紫式部日記」にも詳しいが、「枕草子」のあの有名な『香炉峰の雪いかならむ 』も、上記の説によれば納得できる。

 

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2022.06.22

千街晶之【異界のミステリー】

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著者:山白朝子・近藤史恵・皆川博子・竹本健治
編者:千街晶之
価格:1,760円
カテゴリ:小学生
発売日:2022/01/21
出版社: 汐文社
利用対象:小学生
ISBN:978-4-8113-2912-3

日常の世界にひっそりと寄り添う「異界」。その存在に気づいたとき、あなたの現実が揺らぎ出す――。

このシリーズも、三冊目。
知らない作家さんも二人。

山白朝子【世界で一番、みじかい小説】は、この小説が「世界で一番短い」のかと思ったが、そうではなかった。

若夫婦の元にヒッソリと現れる幽霊。
幽霊だから、だれかがこの世に思いを遺して亡くなったのだろう。

けっこうビビリの夫と、クールな妻。

妻は理詰めで真相を探っていく。

しかし結果は、ある家庭を不幸にしただけかもしれない。
知らない方がいいということは、確かにあるのだろう。

近藤史恵【水に集う】は、いわゆる「何かが見える」人の話。

女子高校の話で、中にはセクハラもどきをする教師もいる。

そんな中で、一人の生徒がその教師から一人で補習授業を受けた次の日から不登校になった。

この手の話は好きではないのだが、その「見えるもの」が大阪大空襲で焼け死んだ人たちの魂だと判ったとき、見方が変わった。

いまだ安らいでいない魂たましいを嫌悪けんおして、避さけて生きることにどんな意味があるのだろう。

そして隣の建物が火事になり、高校が類焼に遭いかけたとき、主人公は高校の建物のまわりに水柱が立っているのを見る。

最後の

ここは水が集つどう場所なのかもしれない。

に、救いがある。

 

皆川博子の【化鳥】は、本当に怖い話だった。まさに「異界」の話。「異界」という言葉は、本編にも出てくる。

ひたすら一人の少年を売り出すことに狂奔した挙げ句、待っていたのは破滅だった。
そして、幻の鳥は飛ぶ。

 

竹本健治【実験】は、まさに「異界のミステリー」そのものだが、気持ち悪いという印象しか持てなかった。

誰が正気で、だれが狂気なのか?

 

山白朝子 が乙一の別名だとは、知らなかった。

 

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2022.06.21

「抜き作業」5日目:自室

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5日目といっても、飛び飛びだから普段の日と違って少し場所を決めているという程度。

で今回は自室だが、これまたひどい状態のクローゼットを抱えている場所だけに、輪を掛けてひどい汚部屋だ。

むかしむかーしは、畳は全部見えていたし、スッキリした空間だったのだが……

 

とにかく、少しずつでも抜いていくしかない。

床にあるものを抜くだけで、かなりスッキリする(はず)。

 

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2022.06.20

ガンブ【断腸亭にちじょう(1)】

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著者:ガンブ
価格:990円
発売日:2022/05/12
出版社: 小学館
ISBN:978-4-09-851139-6

39歳、ひねくれ漫画家「ガン闘病」記。

 

朝日新聞の書評欄で知った。

単行本が重版になって嬉しくてたまらない毎日から、奈落の底へ突き落とされた診断。
自覚症状はあったのに、何故ここまで検診に行かなかったのか?

後からなら、いくらでも言えることである。

日々増えていく辛い検査や結果など。

その絶望感が、マンガであっても切々と伝わってくる。
このあと「闘病記」として、どう続いていくのだろう?

家事は妻がしてくれるのだが、その妻が時折切れる。
何もしないとか、掃除機くらいかけてとか、かなり酷いことを言うのがかわいそうだった。

 

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2022.06.19

モバイルWi-Fi 騒動記

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今使っているモバイルWi-Fiが8月末で終了するとの通知が来た。
小型で軽く、好きだったのだが。

後継機として、そのお知らせで紹介されていた[Y!mobile」を購入。

実は5月頃から色々物色していたのだが、いずれも端末機が月割りで結構高い。

そこへ丁度、お知らせという形での推薦機が手に入ったのだった。
型落ちなのか、「1円」だった。

現在使用中の端末も確か購入時に1円だったっけ。

で、届いてさっそく設定に入る。

ところが、SIMカードを入れたりバッテリーを入れても、次の画面にならない。

ここで頓挫して、カスタムサポータに連絡を取ることに。
Yahoo!が嫌いなのは、ここからなんだなぁ。

とにかく、電話連絡というのが出来ない。サポートセンターにしても、音声ガイダンスで散々振り回された挙げ句、ようやく繋がった。
この方は親切に色々アドバイスしてくれたが、結果は「なーんだ」というもの。

機器の保護ファイルをめくるだけでよかったのだった。

という「おバカな」結末だったが、とにかく使えるようになってよかった。

ひと月5ギガというのは、どれくらい使えるのだろうか?

 

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2022.06.18

上間陽子【海をあげる】

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著者:上間陽子
価格:1,760円
カテゴリ:一般
発売日:2020/10/29
出版社: 筑摩書房
利用対象:一般
ISBN:978-4-480-81558-3

「海が赤くにごった日から、私は言葉を失った」
おびやかされる、沖縄での美しく優しい生活。
幼い娘のかたわらで、自らの声を聞き取るようにその日々を、強く、静かに描いた衝撃作。

 

 
沖縄返還50年というが、はたして沖縄は本当に解放されたのか。
 
穏やかに見える沖縄の暮らしは、今も絶えず脅かされている。
 
著者自身の体験と、著者の聞き取り調査を入れつつ、沖縄の現状を綴っている。
 
幼い娘のひとことひとことが、胸に響く
 
【きれいな水】での、娘に飲ませていた水が汚染されたと知ったときの驚きと怒り。
【ひとりで生きる】では、90代の老女の戦争中の体験が胸に迫る。
 そして一人一人の内容の重さに、胸塞がる思いがする。

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2022.06.17

「抜き作業」4日目:クローゼット

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今回は、クローゼット。

ここはリビングと並ぶ(?)難関箇所。

色んな事情が変わって、着る服も傾向が変わってきた。

だから今は着ない(その内事情が戻れば着るかも??)服を断捨離すべきなのだが.……。

好きだしなー、いい材料だし(高かった)なー。
いつも言われる「そんな日は来ない」服を一旦取り出しては戻す日々。

少々衝撃的なことが。
先日久しぶりに着ようと思った服の前ボタンが止まらない。
元々スリムな服で少々窮屈だったのだが……

いくら何でもこれは抜かざるを得なかった。

気に入ったと思ったら、割合すぐ購入。というパターンが多かった。

先日も感じのいいワンピースを取り寄せる(着る機会などないのに……)。
届いたが、残念ながら丈が長かった。
うーん、と長考の末(藤井君か?)、返品することに。
偉いぞ>自分!

そういうわけで、遅々として進まない。

 

画像は丁度10年前。

 

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2022.06.16

クレハ【鬼の花嫁~運命の出逢い~】

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著者:クレハ
価格:693円
カテゴリ:一般
発売日:2020/10/28
出版社: スターツ出版
レーベル: スターツ出版文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-8137-0993-0

妖狐の花嫁である妹と比較され、家族にないがしろにされながら育ってきた柚子。しかしある日、類まれなる美貌を持つひとりの男性と出会い、柚子の運命が大きく動きだす。

 

5巻まである、最初の一巻目。

Twitterで時々出てくるマンガが面白そうなので、読んでみることに。
残念ながらマンガでは無く、普通の小説だった。こういうのは、ビジュアルな方が楽しくてササッと終わるのに。

さてそれはともかく、形を変えたシンデレラストーリー。
最終刊は手抜きでガッカリしたというレビューが多く、「こんな本もあるのね」という程度の認識が出来て良かったとするか。

人間とあやかしが共生している日本で、あやかしの花嫁に選ばれるというラッキーな娘の話。

あやかしにも格があり、主人公を見つけ出してくれたのは、その頂点に立つ「鬼」だった。

妹がキツネの花嫁になることが決まって実家で虐げられていた主人公に訪れた幸せ。

二巻目以降は、「鬼」に対抗する「龍」が登場したりと、ま、例によって引き延ばしていくようだ。

 

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2022.06.15

小松製作所の「油圧ショベル】

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先日小松製作所の前を通ったときに目に付いたショベルカー。
たしか以前にはなかったような。

「ひらつー通信」によると、これは「コマツが独自で開発した最初のショベル」だとか。

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2022.06.14

山本周五郎【寝ぼけ署長】

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著者:山本周五郎
価格:693円
カテゴリ:一般
発売日:2019/03/28
出版社: 新潮社
レーベル: 新潮文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-10-113487-1

「上司にしたい男」№1?
寝てばかりの一見ダメ男が、人情味溢れる方法で難事件を解決。周五郎唯一の警察小説。


現在発行されている本の表紙カバーはまさにこの署長を表しているが、こちらの方がしっとりしているので採用。

所轄の警部や住民などから無能扱いされ、「犯罪の少ない時期だったから何とか無事に過ごせるのだ」という悪口も聞かれる署長。
「犯罪が少ない時期」だったのは、この署長のおかげだったのだ。

事情を聞く際も目をつむって黙っているが、目を開けたときには解決している。
究極の「安楽椅子探偵」かな。

一つ一つが短いので、その連続で案外サラッと読めてしまう。


【中央銀行三十万円紛失事件】

銀行からお金が消えた。

頼まれて署長は銀行に赴き、ほぼ1週間関係者に事件当日の話を聞く。
最初に話したことと寸分違わぬ話をもとめ、それでもって真実にたどりつく。

しかし銀行側もお金が戻れば犯人捜しはいいと言ってくれたので、この件が表沙汰になることはなかった。


【海南氏恐喝事件】

文字通り、町の名士が恐喝され、保護を求めて当事者が署長に話しにくる。

だがその裏には色々複雑な事情があり、というもの。


【一粒の真珠】

濡れ衣事件。署長は常に弱きものの味方だ。

幸福は他の犠牲に依って得られるものじゃない。
そのために誰かが不幸になり、犠牲になるような幸福は、それだけですぐ滅びてしまう―。


【新生座事件】

市へやってきた劇団のゴタゴタ劇。


【眼の中の砂】

どんなに小さくても、気になるものだ。


【夜毎十二時】

人の話だけで信用してはいけない。
犯罪でなくて良かったが、あとは若いふたりが幸せになりますように!

【毛骨屋親分】

これが一番、署長の本領発揮の一幕。

警視庁でも有名で将来を嘱望さらながら、敢えてこの田舎に転勤してきた署長。
市の害悪に挑戦し、見事退治する。

少々荒療治もするが、颯爽としていて気持ちよかった。

ほかに、


【十目十指】
【我が歌終る】

文字通り最後の
【最後の挨拶】には、ジンとくる。

 

残念ながら、Kindle版には、

「山本周五郎と私 横山秀夫」も「解説」もなかった。

 

そうそう、「読書メーター」を見ていて思いだした。
本書は、羽生さんのTweetを見て読んだのだった。
こういう本をご紹介いただいて、感謝です!

 

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2022.06.13

解体工事

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昨日は、実にいい日だった。

まず、これから書く工事がお休み。
天気は快晴で湿度も低くそよ風が吹いている。いつもは閉めておかざるを得ない窓を全開にする。
日曜の故か、電話もなし。
そして当然工事音も無ければ、いつもは騒がしい子どもの声も聞こえない(土曜日からお出かけらしい)。

と嬉しい一日だったが、

お向かいの家が、解体されている。
小さいながらも「鶴」が来ていて首を伸ばしている。
先週から始まって、土曜日にも終わっていなかった。そして今も作業中。

老夫婦お二人暮らしのご主人が数年前に亡くなられてからは、奥さまお一人暮らしだった。

半年ほど前、夜救急車が来ていたが、それっきり帰ってこられなかった。
時折娘さんが来ておられたようだったが、わざわざ出ていって様子を聞くのも憚られ、気になりつつもそのまま過ごしていた。

娘さんお二人とも家を出ておられるので、もう定年後だろうから、どちらかがこちらで住んで下さったらいいなと思っているのだが……。

 

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2022.06.12

斎藤千輪【グルメ警部の美食捜査 2】

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著者:斎藤千輪
価格:814円
カテゴリ:一般
発売日:2022/01/11
出版社: PHP研究所
レーベル: PHP文芸文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-569-90182-4

今回もグルメ警部の舌と推理が冴えわたる! 話題のグルメ連作ミステリー第二弾。 

 

シリーズ2巻目で、「謎の多すぎる高級寿司店」というサブタイトルが付いている。

「読書メーター」で「ナイス!」をいただき、多くの人がシリーズ化を望んでいたので検索してみたら、見事二巻目が出ていた。

冒頭作【謎の多すぎる高級寿司店】

客が滅多に来ない高級料理店のなぞ。

それにしても、カエデ、ものを知らなさすぎ。

肝心のなぞについては、店主の反応があからさますぎて、少々興ざめ。

 

【消えた宝石とオーガニック料理】

所用で学生時代の先輩の家へ赴いた久留米を、車中で待機していたカエデ。戻って来た久留米とともに帰ろうとするが、車がエンストを起こしてしまった。

仕方なくレッカー車が来るまでその先輩の家で待機することに。
ちょうどパーティーが始まるようで、二人はともに招かれる。

出てきたのはすべてオーガニック料理。
それをお邪魔虫であるにもかかわらず、食べる食べるカエデ。

本当にこの子の胃袋はどうなっているのだろう。

事件は盗難だが、途中で何となく解ってしまうのが残念だった。

 

続いて【ワイン蒐集家が遺した秘密の宝】

久留米の家の近くに住む当主が亡くなった。

遺された遺言が暗号で、久留米は頼まれて解読することに。
その話を聞きに家へ行ったときのランチは、特上のうな重だった。
遺児の兄弟は好き嫌いがヒドくて、二人ともが食べられるのはうな重しかなかったらしい。

当の遺言状からは、そのことを利用したことまで読み取れたのだった。

勝沼ワインのことは知っているが、ここで出てきたレストランは本物があるのだろうか?
本の最後に、「取材協力 シャトー勝沼」とあった。

ここで久留米は、父の息子への愛情について、実にうらやましそうに語っている。
そしてカエデには、その心情が痛いほど解るのだった。

 

最後の【唯一無二のバースデーディイナー】がよかった。

久留米の誕生日祝いをしようと、カエデは久留米家の家政婦や久留米の部下小林と一緒にプランを練る。

外国のミステリーた好きな警部に出した料理と同じものを食べた主人公を当てさせたり、色々趣向をこらす。

最後に出てきたパイは、幼い頃彼が当時の乳母のような存在の女性に焼いて貰っていた大好きなものだった。

実はこの女性こそ、久留米の実母で、彼女は今もヒッソリと彼のことを見守っている。

この女性アリスのことが少々思わせぶりに書いてあるが、本書の続きはあるのだろうか?

 

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2022.06.11

「抜き作業」3日目:キッチン

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今回はキッチン

ここは楽勝だ。

これはどこにでも当てはまるのだが、一旦綺麗にするとそれをキープするのは割合簡単だということ。

1月末に、キッチンをプチリノバーションした。
当然その際には、あるものを一切除去せねばならず、一旦別の場所に運んだ。

問題はその次で、リノベが終わって諸々を戻すときに、厳選すれば本当に必要なものしかない状態になる(はず)。
一つ一つかなり考えながら戻していったが、引き出しの奥には、若干まとめて入れたものもある。

で、この「抜き作業」で幾つか抜いてはいったのだが。

本当に要るものだけにするのは、やはりなかなか難しい。

 

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2022.06.10

岡正生【カラー改訂版 世界一わかりやすい英語の勉強法】

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著者:岡正生
価格:1,540円
カテゴリ:一般
発売日:2020/06/19
出版社: KADOKAWA
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-604798-4
 
 スタディサプリ講師として活躍中の関正生先生による、英語勉強法の決定版!


「単語・熟語」「文法・リーディング」「リスニング・発音」「ライティング・スピーキング」各章にすべて「世界一わかりやすい」がついていて、これらをマスターすれば語学の主な基礎が鍛えられる。

しかしどの教材や勉強法でも言えることだが、実践するのは自分であり、誰も助けてくれない。

ただ、かなり具体的な方法が書いてあって、やってみる価値はあると思う。

 

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2022.06.09

6月通販おやつ屋さん

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六花亭の「おやつ屋さん」がAmazonで注文できるようになっていた。

六花亭は、直接サイトからしか購入していなかったので、この「おやつ屋さん」には縁がなかったのだ。

ようやく届いた。ずっしりと重い。

↑ の絵にあるようなものだが、少しだけちがう。
だがラインナップは同じで、上段にあるか下段にあるかというだけ。

これから娘が来るので、一緒にたのしむ予定!

 

以前あるチーム(?)で、帯広からいらっしゃる方がいつも六花亭のお菓子を持ってきて下さった。
もう退任されその機会はなくなったし、自分自身もこのチームからは離れた。

 

お菓子一つとっても、歳月の移り変わりを感じる。

 

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2022.06.08

松尾由美【嵐の湯へようこそ!】

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著者:松尾由美
価格:836円
カテゴリ:一般
発売日:2021/12/21
出版社: KADOKAWA
レーベル: 角川文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-111781-1

ご町内の謎解き、承ります!
凝り固まった心と体がゆるゆるほぐれる、温かい日常ミステリ。

 

何と、今回は姉妹探偵。こういうのは初めてじゃないかな?
著者も、多分初めて。

両親が亡くなり、残されたのは姉妹ふたり。

姉は大学を出て会社勤めをしているが、事業が縮小され在宅での仕事ならあるという。
妹は心が繊細で、殆ど学校へ行けず、主婦業(?)をしている。
小さな貸しアパートで、それでも大家さんがいい人で、二人肩を寄せ合って暮らしてきた。
その大家さんが施設に入って代が変わり、これまで通りの暮らしが難しくなった。

そういう悩みを抱えながら墓参りをした帰りのこと。

呼び止められた弁護士から、意外な話を聞かされる。

まったく知らなかった叔父(母の兄)がいて、その叔父が遺産を残したという。

その遺産というのが、「嵐の湯」という銭湯を経営すること。
姉が番台に座り、人見知りをする妹は別の家で家事を担当している。

また、実質的な銭湯の運営は以前からいた外国人の兄妹が担っている。

表紙カバーの銭湯の絵が素敵だ。

叔父は入浴客が持ち込む謎を解いてくれていたようで、二人は当初頼りなく思われていた。

それが常連さんのちょっとした謎を解いたことで、二人は受け入れ初めてきた。

そうこうしているうちに、自分たち自身のことが持ち上がり……

後半は結構「あやかし」というか、現実にはあり得ないことで、この手の話には少々食傷気味だったのであまり乗れなかった。

 

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2022.06.07

谷原書店

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俳優の谷原章介さんが開いて(?)いらっしゃるお店。

朝日新聞の「好書好日」というコラム欄に、月一度公開されている。

お勧めの本の紹介だが、実におもしろい本が多い。
触発されて読み始めた本もある。

これからも、いい本を紹介して頂きたい。

「谷原書店」

 

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2022.06.06

【おまわりさんと招き猫】

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著者:槇原翠
価格:759円
カテゴリ:一般
発売日:2021/10/20
出版社: マイクロマガジン社
利用対象:一般
ISBN:978-4-86716-196-8

海辺の下町商店街・かつぶし町の交番に赴任した、おまわりさんの小槇悠介(こまき・ゆうすけ)。
この交番にはずっと昔から、人の言葉を話す謎の猫・おもちさんが住み着いている。

その名も「かつぶし町」の「かつぶし交番」に赴任してきた警官、小槙が語る不思議物語。

「おいでませ、」かつぶし町」

ここで噂に違わぬ「おもちさん」の不思議の数々をみせられた小槙は、結局おもちさんのことを「招き猫」だと位置付けて納得する。
いわば、導入編。

「迷子と口下手」

小槙の同僚は、無愛想な女性だ。
小槙はなんとかして日常会話くらい出来ないものかと試みるが、いつも冷たくあしらわれてしまう。


その彼女が、迷子の女の子を泣き止ますことが出来なかったと自己嫌悪に陥っている。
それを救ったのは、おもちさんと、小槙の笑顔だった。

こんな女性いるのかなと思うが、気持ちに無理を抱えながら過ごしている女性は多いと思う。
自分は自分でいいのだと、もっと小さい頃に判っていたら……。
コミュニケーション上手ばかりが評価されるのではない世間であってほしい。

「ジュブナイル」では、元気少年春川君の淡い初恋を扱う。「ジュブナイル」、少年期らしいすがすがしい話だ。
こんな黒猫、いたらいいなぁ。あ、ニャムちゃんは男の子だったけど。

「大騒ぎはお断り」

おもちさんは喋るので、やはりメディアが放っておかない。今回も、テレビ局がくるという。
小槙は初めてだったが、これまでにも取材は何回かあったらしい。

だが……。おもちさんの対応が絶妙で、笑ってしまった。いいぞー、おもちさん。

「夏に至る」

夏至の夜には、あやかしたちが出るらしい。

その日夜勤だった小槙が体験した「不思議」。
おもちさんには、何もかも分かっているらしい。

春川君のおじいさんの時代からいたという、おもちさん。彼自身、あやかしの一人(?)では。

「わだつみの石」

みんなが大切にしているものは、ケガしてはならない、という教訓。

「キュウリ泥棒」

どうも「夏に至る」あたりから、この町の色々な不思議な話になった。

これも、「キュウリといえばカッパ」のはなし。
いろいろなものに守られているんだな。

あと

「狐の社の神隠し」

「憧憬、そして今」

「おまわりさんと招き猫」

「番外編・土地神様と油揚げ」

こうしてみると、たくさんの話からなっていたなぁ。

「相手の声を聞こうとする気持ちさえあれば、案外なんとかなるものですにゃ」
まさにそういうこと!

 

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2022.06.05

「抜き作業」2日目:リビング

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二日目は、リビング。

ここは難所だ。まともに床が出ていない。

ロボのために(掃除の空間確保のために)箱を他の箱の上に積み上げていく。
ということをしていると……。

タワーがいくつか出来て、雪崩をおこしそう。

という状態で、今回は書類・紙類とテープを抜いた。

次からは、書類やテキストなど講習会関係は、別の日を設定しよう

 

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2022.06.04

やましたひでこ【見てわかる、断捨離 決定版】

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著者:やましたひでこ
価格:998円
カテゴリ:一般
発売日:2017/09/29
出版社: マガジンハウス
レーベル: マガジンハウスムック
利用対象:一般
ISBN:978-4-8387-5234-8

今度こそ、本気で片付く、ホントの断捨離。
見るだけ・読むだけで、目からウロコ、なぜか重い腰さえ上がってしまう。

昼食を食べながら、unlimittedなのでなんとなくポチったのを見返す(読み返す??)。

一度読んだ本ではあっても、その時とは違う感想も抱いた。

例示に関しては「ああ、またか」という感じで読み飛ばし。

最後の方で出てくる、京の町家に住むご夫婦が素敵だった。
お二人とも信頼し合っているのが、非常によく判る。

対して、その少し前の「気の毒なご亭主」二人との鼎談には、次第に腹立たしさが募ってきた。

ま、それぞれ(会社など)事情があるのは判るが、これでは「タメコミアン」の妻糾弾会ではないか。

 

関連記事

【見てわかる、断捨離 決定版】(21.02.17)

 

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2022.06.03

「抜き作業」スケジュール

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初日は「玄関」だったが、以下スケジュールは以下の通り。【ごんおばちゃまの】のプランを書き出しているが、進めていく内に我が家流のプログラムに書き換えていく予定。

二階と外回りはしないので(このプランにも二階はないが)、実際にはこれとは違う進め方になるだろう。

第1日目:玄関

第2日目:リビング:1回目

第3日目:キッチン、食器棚

第4日目:クロゼット・1回目

第5日目:押入・1回目

第6日目:洗面所、洗濯機まわり

第7日目:玄関・2回目

第8日目:リビング・2回:引き出し・本棚(我が家のリビングに本棚はない)

第9日目:キッチン・2回目

10日目:クロゼット・2回目

11日目:押入れ:2回目

12日目:リビング・3回目

13日目:玄関・3回目

14日目:クロゼット・3回目

15日目:押入れ:3回目

16日目:キッチン・3回目

17日目:ベランダ、外まわり

  外へ出ないので、ここはパス。 → 一日ずつずれることになる

17日目:リビング:4回目

全部終わったら、また最初に戻るのかな?

以下は、自分で付け加えたもの。

18日目:和室

19日目:自室

20日目:紙類(一般的な紙・テキスト・マニュアル等)

毎月これでいくというのはどうだろう!

 

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2022.06.02

梶井基次郎【檸檬】

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著者:梶井基次郎
価格:440円
カテゴリ:一般
発売日:2013/06/01
出版社: KADOKAWA
レーベル: 角川文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-100838-6

私は体調の悪いときに美しいものを見るという贅沢をしたくなる。香りや色に刺激され、丸善の書棚に檸檬一つを置き--。

 

表題作「檸檬」をはじめ、12の掌編からなる短編集。

繋がっているのかと思えるものもあるし、幻想的なものもある。
それが目的で読み始めた「檸檬」にしても、小説のような、随筆のような。

この余りにも有名な短編ひとつをとっても、そこになにかミステリアスなものを感じるのだ。
うんと若い頃読んだときには感じなかった、哀しみや切なさがこみ上げてくる。

 

特に「冬の日」には、胸が締め付けられた。

弟妹をカリエスで失い、自らも喀血している男の語り。
父が娘の死後落ち込んでいるという母の手紙に、彼は時折母を思い出しては先立つ不孝をわびたくなる。

色々な想像(もはや幻覚?)が彼を誘い、日々体調が悪くなっていく中を生きながらえさせている。


自身に重ねても、辛い。

 

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2022.06.01

5月の読書メーター

5月の読書メーター
読んだ本の数:17
読んだページ数:4230
ナイス数:1884

硝子戸の中 (新潮文庫)硝子戸の中 (新潮文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/05/post-4b262d.html
漱石最後のエッセイです。個人的なことが色々わかって興味深かったです。
読了日:05月31日 著者:夏目 漱石


マスカレード・ホテル (集英社文庫)マスカレード・ホテル (集英社文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/05/post-64127d.html
映画と並行して読みました。
読了日:05月30日 著者:東野 圭吾


あした死んでもいい30分片づけ―すっきり! 幸せ簡単片づけ術 完本あした死んでもいい30分片づけ―すっきり! 幸せ簡単片づけ術 完本感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/05/post-616f63.html
さて、今日から実践です。
読了日:05月30日 著者:ごんおばちゃま


本当に心地いい部屋 ものが少ないからくつろげる、満たされるから帰りたくなる (大和出版)本当に心地いい部屋 ものが少ないからくつろげる、満たされるから帰りたくなる (大和出版)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/05/post-bcdff7.html
今回は家全体ではなく、自室を居心地いい空間にするためのノウハウでした。
読了日:05月30日 著者:筆子


黒いリボン (角川文庫)黒いリボン (角川文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/05/post-de00b5.html
こういう家族もあるのかと、まさに衝撃でした。
読了日:05月30日 著者:仁木 悦子


偏狂者の系譜 (角川文庫)偏狂者の系譜 (角川文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/05/post-b4a2d2.html
だんだん読むのが辛くなっていく本でした。
読了日:05月22日 著者:松本 清張


対岸の家事 (講談社文庫)対岸の家事 (講談社文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/05/post-6a5ab3.html
主婦の力は、バカに出来ないレベルなのです。
読了日:05月20日 著者:朱野帰子


【マイナビ文庫】住まいと暮らしのサイズダウン【マイナビ文庫】住まいと暮らしのサイズダウン感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/05/post-12f1a5.html
「暮らしのサイズダウン」最初の段階としての、家をより小さなものにした方たちの体験談。
読了日:05月17日 著者:柳澤智子


純喫茶とパンの本 エイムック純喫茶とパンの本 エイムック感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/05/post-69fd13.html
どのお店も行ってみたいと思わせる素敵な喫茶店でした。
読了日:05月15日 著者:ムック編集部


氷菓 「古典部」シリーズ (角川文庫)氷菓 「古典部」シリーズ (角川文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2019/08/post-bd0803.html
これ、登録していたようなのですが……。
読了日:05月14日 著者:米澤 穂信


本を読むのが苦手な僕はこんなふうに本を読んできた (光文社新書)本を読むのが苦手な僕はこんなふうに本を読んできた (光文社新書)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/05/post-730891.html
朝日新聞読書欄の書評をまとめたものでした。「苦手」どころか、色んな本を、たくさん読んでいらっしゃいます。
読了日:05月12日 著者:横尾 忠則


朱の絶筆~星影龍三シリーズ~ (光文社文庫)朱の絶筆~星影龍三シリーズ~ (光文社文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/05/post-724028.html
読者への挑戦から読み始めて、最初へ戻りました。
読了日:05月11日 著者:鮎川 哲也


謎解きミステリー (絶対名作! 十代のためのベスト・ショート・ミステリー)謎解きミステリー (絶対名作! 十代のためのベスト・ショート・ミステリー)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/05/post-d9dd6a.html
何故かこの中の二篇は、著者自身が登場人物でした。
読了日:05月07日 著者:有栖川有栖,綾辻行人,道尾秀介


「薄い財布」の社長が明かす ミニマリスト仕事術 (大和出版)「薄い財布」の社長が明かす ミニマリスト仕事術 (大和出版)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/05/post-f488ca.html
結局「薄い財布」のことばかり書いてしまいました。
読了日:05月05日 著者:南 和繁


アリバイ崩し~ベストミステリー短編集~ (光文社文庫)アリバイ崩し~ベストミステリー短編集~ (光文社文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/05/post-cd4cb7.html
時刻表についての言及が、非常におもしろかったです。
読了日:05月03日 著者:鮎川 哲也


ふやすミニマリスト 1日1つだけモノを増やす生活を100日間してわかった100のことふやすミニマリスト 1日1つだけモノを増やす生活を100日間してわかった100のこと感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/05/post-506c19.html
色々な「ミニマリスト」関係の本と違って、思いがけず楽しい本でした。
読了日:05月02日 著者:藤岡みなみ


無実はさいなむ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)無実はさいなむ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/03/post-71c005.html
結局追記しないままでしたが……
読了日:05月01日 著者:アガサ クリスティー



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映画「マスカレード・ホテル」

20200528-122837

以前観たのだが、本を読むのと並行して再度観てみた。それも1週間以上かけて。

さまざまな怪しい人物はさておき、片桐が入って来たときも、まったく思い出せなかった。

以下、ネタバレあり。

前回も、松たか子が犯人だったことにビックリしたのを思い出した。

それにしても、忘れすぎ!

 

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