【真綿の檻【マイクロ】】
著者:尾崎衣良
価格:121円×3
古風な家で娘として親に尽くし、結婚すれば妻として夫に尽くす。「家」は女の牢獄なのかーー?地味で、人に尽くしてばかりに見える榛花の、本当の人生とは…!?
Twitterに、チラッと出てきた漫画。
表紙にある榛花の姿がボーイッシュでかわいい。
これも、いつも母親に叱られて弟ばかりが甘やかされていた家庭の話。
それぞれが独立して結婚している今は……。
ということで、最初Twitterでチラッと見ただけでは、フルタイムで働きながら家事万端一人でこなす姉を心配している弟の話というミスリードがあったのだが……。
榛花の結婚相手は大学時代の友人で、実は……。
とつづく。
この相手が非常によく出来た人物で、弟のことも見抜いていて妻を守ってくれていたのだった。
『今日の弁当何? 恥ずかしいよ』というのも、取りようが色々ある。これまた、ミスリード。というか、弟に聞かせる判っているセリフ。
一番割を食ったのは、義父母の面倒を見た上で家業の店も守ってきた母だったのかもしれない。
マンガではあっても、面白かった。Amazonでの評価も、非常に高得点だった。
でも、なぜ一冊121円とした三分冊仕立てなのだろう?
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