綾辻行人【水車館の殺人】
著者:綾辻行人
価格:902円
カテゴリ:一般
発売日:2008/04/15
出版社: 講談社
レーベル: 講談社文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-06-276032-4
本格ミステリの復権を高らかに謳(うた)った「館」シリーズ第2弾、全面改訂の決定版!
冒頭は、1年前の惨劇風景から。
山奥の一軒家。ここも、青児が建てたもの。
どこかに趣向が凝らしてあるのだが、それが解るのは事件解決の時になる。
屋敷の外に大きな風車が三基。電力はそれでまかなっている。
また、地下室には焼却機もあり、ここで1年前の惨劇は起きた。
そして1年後の現在。
過去と現在の同じ日を行きつ戻りつ、過去の事件を振り返りつつ、新しい事件が起きていく。
【十角館の殺人】にも出てきた島田潔が、またも探偵役を務める。
顔全体を包むマスク。いつも外さない手袋。しわがれた声。
この辺にヒントがあるなと気づくが、やはりあまり予想外の事件ではなかった。
ここまでunlimittedだったが、「館モノ」はまだまだ続く。
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