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2022.07.30

今野敏【任侠浴場】

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  • 著者:今年度
    価格:792円
    カテゴリ:一般
    発売日:2021/02/25
    出版社: 中央公論新社
    レーベル: 中公文庫
    サイズ:16cm/377p
    利用対象:一般
    ISBN:978-4-12-207029-5

 

義理人情に厚いヤクザの親分・阿岐本雄蔵のもとには、一風変わった経営再建の話が次々舞い込んでくる。それをいつも持ち込む阿岐本の兄弟分・永神が訪ねてきたため、嫌な予感におそわれる日村。案の定、潰れかけた銭湯の債務処理の話を聞いていたはずが、いつのまにか経営再建を手伝う流れに……。

 

以前このシリーズを読んでメチャメチャ面白かった記憶があるが、すでにシリーズ4冊目だとか。

相変わらずのありえない話だが、今回はやけに「ヤクザ」の折り目正しさについて触れているような気がした。

台貸とは?

そういえば【任侠本屋】で、ヤクザの若者たちが働くことを喜んでいるような記述があったが、今回も阿岐木の道楽とも言える「風呂屋への手伝い」が出来ることを、その三人が喜んでいる節があった。

若いのは4人いるが、それぞれ礼儀正しく、自分とわきまえている。
そしてその「特技」で、風呂屋の危機を救うことになる。

途中「予習」のために道後温泉へ皆で行く。
初めてのことなので、皆の喜ぶまいことか。

そうした一切を、代貸である日村はヤキモキしながらも見守っている。

これらの様子が事実なのかどうかはともかく、著者はどのように取材をなさったのだろうか?

 

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【任侠書房】(18.09.01)

 

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