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2022.07.14

荻原朔太郎【猫町 他十七篇】

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萩原 朔太郎 (著), 清岡 卓行 (編集)
価格:528円
カテゴリ:一般
発行年月:1995.5
出版社: 岩波書店
レーベル: 岩波文庫
利用対象:一般
ISBN:4-00-310623-7

 

東京から北越の温泉に出かけた「私」は,ふとしたことから,「繁華な美しい町」に足を踏みいれる.すると,そこに突如人間の姿をした猫の大集団が…….詩集『青猫』の感覚と詩情をもって書かれたこの「猫町」(一九三五)をはじめ,幻想風の短篇,散文詩,随筆十八篇を収録.前衛詩人としての朔太郎の面目が遺憾なく発揮された小品集.

実際にはunlimittedで読んだので、十八篇も無くて「猫町」だけだった。

一人称語りで、書き手がある田舎町から徒歩で峠越えをしたときの体験を綴る。
道に迷って、とても洒落た町並みに出てしまう。

しかし幻想だとは自覚していて、何とかそこから逃れたとき、実際に見たのはありふれた田舎町だった。

その体験以前に、自分は時々幻覚?あるいは妄想に陥るようなことが書かれていて、昔の人に言わせれば言わば「キツネに化かされた」のだと。

想像の範囲内というか夢の中などで、こうした体験をすることは誰にでもあるかもしれない。

「猫町」か、行ってみたいなぁ。そこではニャムや昔実家で飼っていたミーやその娘たちに会えるかもしれない。

 

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