森沢明夫【エミリの小さな包丁】
著者:森沢明夫
価格:836円
カテゴリ:一般
発売日:2019/06/14
出版社: KADOKAWA
レーベル: 角川文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-108054-2
傷ついた心を癒やしてくれたのは、おいしいごはんとおじいちゃんだった。
森沢明夫の本は、いつも何かしら温かな気持ちになれる。
職場でのいやなこと(だけではないが)のため、エミリは行くところがなくなって、祖父の家を訪ねる。
そこでの祖父は、完全に自立した生活を送っていた。
着いた初日から魚獲りに同行したエミリは、祖父の作ったおいしい料理に感激。
次の日からは、一緒に台所に立つ。
しかしここでもイヤなことは追いかけてきて、やはり永住は出来なかった。
だが来たときとは違い、しっかり自立したエミリだった。
エピローグでの、祖父の独白が潔い。
自由奔放に生きてきた娘(エミリの母)の心情もくみ取れてよかった。
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