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2022.08.07

小谷恭介【襟裳岬殺人事件】

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著者:小谷恭介
価格:943円
カテゴリ:一般
発行年月:2010.8
出版社: 有楽出版社
レーベル: ジョイ・ノベルス
利用対象:一般
ISBN:978-4-408-60609-5

著者の代表作「宮之原警部シリーズ」瞠目の一冊。

 

札幌で小さな旅館を営む朋恵は、このまま旅館を続けるかどうか悩んでいて、襟裳岬を訪れた。
まわりに公共施設の立派なホテルが増えてきて、太刀打ちできなくなって来ているのだ。

その襟裳岬で、女性が殺されているのを発見。否が応でも事件に巻き込まれてしまう。
当初別の場所で女性の知り合いが死んでいたこともあり、事件は心中で片付けられそうになる。

そこへ、「ホームズもポワロも裸足で逃げる」と言われる名探偵が登場して、話はどんどん別の方向に進んでいく。

単純な殺人事件ではなく、話はどんどん大きくなっていき、公共施設を抱える役所の経理問題に切り込んでいく。
さすがの名探偵も、いつもの冴えがない。って、この探偵にはお初にお目にかかったのだが。

しかし事件の犯人、いくら正義(??)のためとは言え、被害者を殺してしまうとは……!

そして大物たちは、この後も生き残って同じようなことを繰り返すのだろう。

小谷恭介は【京都高瀬川殺人事件】を読んだきりだと思うが、この探偵ものはシリーズで出ているらしい。

 

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