池永陽【おっさんたちの黄昏商店街】
著者:池永陽
価格:990円
カテゴリ:一般
発売日:2021/04/05
出版社: 潮出版社
利用対象:一般
ISBN:978-4-267-02288-3
それぞれが自らの弱さと向き合いながら、支え合い、真っ直ぐに生きる「昭和黄昏商店街」の仲間たち。
この土地で生まれ、育ち、そして年を取った幼なじみたちが、廃れてきた商店街を何とかしようとして結成した「町おこし推進委員会」。そこへ昭和大好き高校生の翔太も加わり、色々な策を考えていく。
この辺の話は非常に面白い。
彼らが小学生の頃からの憧れだったレコード屋の恵子は結婚して苦労した挙げ句、離婚して店を娘に任せて好き三昧の老後を楽しんでいる。
その七海を、翔太は密かに憧れをもって眺めている。
「推進委員会」のメンバーは同時に自警団も兼ねていて、商店街を巡って起きる色々な問題にも対応していく。
そのメンバーの一人が「忍者」だという設定も面白かった。
だが、七海と翔太の色恋騒ぎには、少々辟易。
ここはあっさりとおっさんたちとの交流で終わってほしかった。
以前読んだ【下町やぶさか診療所】もそうだったが、下品な表現が多くあまり続けて読みたい作家ではない。
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