【魔術はささやく】
読書メーターを使っていると、時々過去のレビューに「いいね」のつくことがある。
本書もその一つで、他の方のレビューを読んでいて、色々思い出した。
これは宮部みゆき初読みで、当時始まったばかりの「新潮文庫の100冊」で呼ばれた本。
即、宮部ファンになり、このあと次々と読んでいくようになる。
だが他の方のレビューにも出てくる「三人の女性の殺害」については、まったく覚えていないのだ。
映画版で山口智子がその被害者の一人だったらしいが、まったく記憶にない(映画の記憶ではなく女性の存在)。
ただひたすら守君が可哀想でいとしくて、彼をとりまく人たちのことでいっぱいだった。
特技(?)として、鍵を開ける方法を教えてくれた老人。
アネゴ的同級生。
時折フラッと旅に出る、バイト先の本屋書店員。 など
守は、父を罪に落とした人を裁かない。彼が自首するのを待つ。
最後のセリフは【家へ帰るんですよ】じゃなかったかなぁ。
サブリミナル効果といのが、怖かった。
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