直島翔 【転がる検事に苔むさず】
著者:直島翔
価格:1,760円
カテゴリ:一般
発売日:2021/08/27
出版社: 小学館
利用対象:一般
ISBN:978-4-09-386617-0
死んだ男は何者なのか。検事久我は、交番巡査、新人の女性検事とともに真相に迫る。
組織から冷遇されている検事久我。
同僚の毒のある言葉にいらつく。
事件の方は、あやうく冤罪のまま埋葬されそうな被害者を救えてよかった。
だが、本当に救ったことにはならなかったのが悲しい。
腕に技術をつけて弟を育てた、心優しき兄。
しかし兄弟とは言っても、所詮個としての人間。思った通りに育ってくれなくても仕方ないことではあるのだが。
それでも弟を罠にはめたろくでなしどもには制裁があり、久我を痛めつけていた同僚たちにも因果応報はあった。
こういう本は、勧善懲悪でないと救われない気がする。
そして久我には、思いも掛けない転機が訪れたのだった。
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