小谷恭介【津軽十三湖殺人事件】
著者:小谷恭介
価格:713円
カテゴリ:一般
発行年月:2008.10
出版社: 双葉社
レーベル: 双葉文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-575-51228-1
雑誌の編集者をしている百瀬美知子は、取材先の川島地蔵尊で行方不明になった婚約者の所持品が岐阜で発見されたという知らせを受ける。なぜ岐阜なのか?
小谷恭介は久しぶりだな。
しかし物語は、非常に後味の悪いものだった。
幾ら犯罪とは言え、あまりにも酷い犠牲者の扱い方だ。
しかも女性がからんでの。
また主人公が行方不明の婚約者を案じつつ(ここが少々疑問)、一度会っただけのくずれたイケメンに惹かれてしまうのもどうかと思う。
そして、この主人公が「足尾銅山」を知らないことに驚いた。
あれだけ騒がれた公害についても、「聞いたことがある」程度の関心しかない。
これで週刊誌の記者だというのだから、あきれてしまった。
「宮之原シリーズ」とのことで、以前この「大きな権力を持って独自捜査をする警部」の話を読んだ記憶があるのだが、それはこのシリーズだったのか?
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