« 2022年10月 | トップページ | 2022年12月 »

2022.11.30

ソーサーが割れた

20221129-120032

突然、コーヒー腕のソーサーが割れた。

流しの水切り台から落ちただけで、「パリーン」と実に小気味いい音で割れてしまった。

ものすごく悲しかった。

20221129-120023

以前にも割れたことがあったが、今回のはセットものだ。
少しずつ色と模様が違う5枚セットで、その中でも大好きなものだったから。

慎重に扱っていたんだがなぁ。


悔いても仕方ないことで悩み、まだ諦めがつかないまま置いてある。

 

| | コメント (0)

今野 勉 他【それでもテレビは終わらない】

Photo_20221030061501

著者:今野勉 是枝裕和 堤真理子 音好弘
価格:616円
カテゴリ:一般
発売日:2010/11/09
出版社: 岩波書店
レーベル: 岩波ブックレット
利用対象:一般
ISBN:978-4-00-270797-6

テレビ草創期から制作者として画期的な番組づくりを試みてきた村木良彦。彼の作品に影響・触発された著者たちが、テレビがまだまだ秘めている可能性、地方発ドキュメンタリーの力、いまこそ必要とされているテレビのあり方などを綴る。

 

必要があって前半は何度も読んでいるのだが、今回は後半だけ読む。

本書は村木良彦という、テレビ界に大きな影響を与えた方の追悼のような本である。

シンポジウム「テレビメディアの可能性」が面白かった。
「村木良彦の思想を手がかりに」というサブタイトルがついていて、今野敏、是枝裕和、森まゆみ、堤真理子の4氏が語るというもの。

今野敏は「七人の刑事」の担当者だったのだ。
是枝裕和は、ちょうど「誰も知らない」で有名になった頃。

この中の、映像と書いたものの比較が面白かった。

何かセリフがあって、そのあとは登場人物たちの動きやしぐさで情景がわかる。対して「書き物」は、それを字で説明する必要があるといったことだったか。

観ることでそれこそ「一目瞭然」なことが、字だとクドクドと説明する必要があるというのは確かだ。

そこに、テレビ(に限らす映像)の利点がある。

もう10年以上前の本だが、今も「テレビは終わっていない」。

是枝裕和監督は、「東京国際映画祭」で橋本愛さんとトークセッションをなさっていた。

 

| | コメント (0)

2022.11.29

ゆざきさかおみ【作りたい女と食べたい女 2】

2_20221108095601

著者:ゆざき さかおみ
価格:770円
カテゴリ:一般
発売日:2021/12/15
出版社: KADOKAWA
レーベル: it COMICS
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-914024-8

クリスマス会を楽しみに過ごすふたりの、あったかくて優しい日々を収録。

 

今回は、お互いが相手の気持ちを思いやる場面が多く、関係が少し進んだような気もする。

一人では絶対作らないような「たくさん作ってなんぼ」な料理も多く、春日さんの食べっぷりは変わらず豪快だ。
しかしそれが、彼女の生い立ちと関係あるとは、やはり「食の恨みは……」なかなか消えないものだ。

 

キャラ弁はともかく、「はらこ飯」というのは一度食べてみたいなぁ。

もうすぐドラマが始まる、楽しみだ。

 

関連記事

【作りたい女と食べたい女】(22.10.22)

 

| | コメント (0)

2022.11.28

名探偵ポワロ「誘拐された首相」

20111129-093944

今回はミスリードが割合判りやすい設定だった。

勿論、ポワロは一瞬でそれを見抜いている。素人の視聴者にも判ったのだから当然と言えば当然だが、頭の固いお役人には意味不明だから「急げ、急いでパリへ行け」と怒鳴っている。

ジャップ警部がたびたび「ポワロを信じている」というのが、前回のこともあって心強い。

しかし、当時のイギリスとアイルランドとの関係は、ここまで深刻だったのか。
一人の国民が、これほどまで愛国心を貫いたということに敬意を表したい。勿論、犯罪は許されることではないが。

現在行われているサッカーでも、「イングランド」「ウエールズ」「スコットランド」「アイルランド」と、小さな地域から4つも出ているんだと、これまた妙に感心する。

 

画像は11年前の11月29日。府内某図書館別館入り口。
木の温もりの残る昔ながらの校舎で、中の机や椅子も使っている。

 

| | コメント (0)

雑誌【毎日が発見】

Photo_20221126202201

【毎日が発見】特集 15分ラク捨てと浮かせる収納で
キッチンが変わる! ゆる片付け

 

 

 

特集は「ゆる片付け」とある。

しかしここに出てくる「浮かせ収納」は好きではない。
同様に、冷蔵庫の壁に貼り付けるのもキライだ。

というわけでせっかくの特集だが、本号でよかったのは、もう一つの特集「特集 1日5分、手術と同等の満足度
脊柱管狭窄症がよくなる ゆるスクワット」だった。

脊柱管狭窄症 ではない(と思う)が 、これは出来そうだ。

わたしの体験記 土井善晴さん」もよかった。

 

| | コメント (0)

2022.11.27

新海誠【小説 すずめの戸締まり】

Photo_20221115144401 著者:新海誠
価格:748円
カテゴリ:一般
発売日:2022/08/24
出版社: KADOKAWA
レーベル: 角川文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-112679-0

新海誠監督が自ら執筆した、原作小説!

 

読み始めたのだが、廃墟の「扉」を開けると災厄が訪れてくるという展開に、引いてしまった。
一日目でギブアップ。

少し時間を置こう。

 

本書にはわざわざ「小説」と断りがあるように、元はアニメの、製作者による小説版だと知った。

立ち戻り、続きを読む。

宮崎で叔母と暮ら鈴芽は、遠くの山から立ち上る赤い雲のようなものに誘われてそこへ行く。

その場所は、廃墟となったところだった。

通学の途中で出会った青年との再度の出会い。
彼は、「扉を開けて出てきた」一種の災厄を封じるために、日本中のこうした場所にある扉を閉じて廻っているのだという。

そこへ登場してきた白ネコを追って、鈴芽はフェリーに乗ってしまう。

着いたところは、四国だった。

そこから更に神戸へ、東京へ。

そして鈴芽の故郷東北へと、白ネコに誘導されるように追いかけていく。

途中出会った人たちとの交流が温かい。

最後は追いかけてきた叔母と一緒に九州へ帰るのだが。

今もあちこちでその「ミミズ」は出てきているようで、大事に至らないうちに扉を閉めて欲しい。

 

新海誠は「君の名は」の監督でもあったのだ。こちらも小説版がある。
岐阜が舞台のようなので、いつか読んでみようかな。

 

| | コメント (0)

2022.11.26

名探偵ポワロ「二重の罪」

20131122-155120fujiedabakeru

今回は大きな謎ではなく、むしろ本編とは関係ない小さなエピソードが面白かった。

「バスには乗らない」と言っていたポワロだが、結局はちょっとしたバス旅行を楽しむ。

途中一緒になった女性に、相変わらずヘイスティングスは親切に接する。
この女性の言動は、注意深く観ているとヒント満載だ。

ミスリードに引っかかったり、ジャップ警部の講演があったり、ミス・レモンまでもが「灰色の脳細胞」を使う羽目になったり。

色々話を逸らすのも、目的だったかもしれない。

それこそ「絶対行かない」とハッキリ言っていたジャップ警部の講演会。
新聞の切り抜きもしっかり持っており、コッソリと影で聞いている。

私立探偵なるものをボロクソをくさす場面では、ポワロの顔は引きつっている。
しかし一転、「例外の私立探偵もいる」というところでは、ポワロはいたく満足したようだ。

一方留守番のミス・レモンだが、鍵をなくして当惑している。
これも、彼女の一連の動きから答は視聴者に丸見えだったのだが。

いつもに増して、イギリス郊外の景色が素晴らしかった。

 

画像は9年前の11月22日。飛鳥探索の帰路、いつも寄る喫茶店。

 

| | コメント (0)

加藤実秋【メゾン・ド・ポリス2】

Photo_20221026231601

著者:加藤実秋
価格:748円
カテゴリ:一般
発売日:2018/10/24
出版社: KADOKAWA
レーベル: 角川文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-107009-3

警視庁柳町北署管内の歩道橋で、男性の転落死体が発見された。
やがて明らかになる警察の闇。
そのとき、ひよりとおじさんたちがとった行動とは?

シリーズ6巻目を読んでから最初の頃のを読むと、登場人物たちの関係が元に戻ったようでちょっと戸惑う。

ひよりはとあるバーのバーテンがお目当てで、惣一郎のことはまだ苦手だと思っている。


また、夏目は警視庁を辞めた原因について、出世した後輩とのからみでかわいそうだ。
メゾンで雑用係というのも、(知らないが)現役時代を思えば可哀想な気がする。
段々判って来るのだが、そんな夏目がいざ事件解決というときは、一番冴えていて活躍する。

知ってみれば、ドラマで夏目を演じたのが西島さんだというのが大きい。つい、肩入れしてしまう。
ま、それもありか。

こうしてみると、伊達のひと言というのは随分効果があるとあらためて思う。

肝心の事件だが、

冒頭作【血痕を導き出す死者の声】では、お上の「働き方改革」が結局は弱い立場のものにしわ寄せが行ったという悲劇。
犠牲者の家族がこのあとちゃんと暮らせますように!

次の【錯綜する資産家女性殺人事件】は、倒叙ミステリーである。
犯人の女子大生の自己中な振る舞いには、本当に腹が立つ。
いやそれも、家族の勝手な振る舞いから受け継いだものだろうが。

この家族たちはどうしようもない人たちだが、一方誠意というのはキチンと示さなければ相手に伝わらない。
被害者の老女は気の毒だった。

とそれぞれ短編なのだが、夏目が警視庁を辞めたことも、ひよりの父の失踪も、ずっとシリーズ「1」を引きずっている。

ひよりが上司(夏目の元部下)の、夏目をスパイせよとの脅迫に屈しなかったのは爽快だった。
彼女は、少しずつ夏目のよさを理解して行っている。

 

| | コメント (0)

2022.11.25

お掃除ロボット「Roborock】

Roborock

先日書いた「お掃除ロボットのゴミ」関連で。各順番が逆さまかも。

現在使っているお掃除ロボットは「Roborock」という。

以前は「ルンバ」にはまっていて、実に3台ほど買い替えている。

しかし、最後の「収納庫一体型・ゴミ自動収集」のルンバが、実にあっけなく使えなくなった。
また、ゴミを吸い取るときの音がすさまじく、ついてルンバ退散となったのだった。

ルンバと同じく、スマホアプリから時間設定など出来るが、使っていない。

掃除時間をプログラミングしていると、留守中でも稼働する。

しかしその「姿と音」に、今度はセキュリティシステムが感知してしまうということで、留守中には動かさないことにしている。

これも結構賢くて、しかしかなり頑固。それも可愛いのだが。

水拭きも出来るのだが、カーペットを敷いているところもあるので、今は使っていない。

画像は、前回と同じ。実際に使っているものではない。

 

| | コメント (0)

2022.11.24

勝間和代【自由もお金も手に入る! 勝間式超スローライフ】

Photo_20221103112701

著者:勝間和代
価格:1,540円
カテゴリ:一般
発売日:2020/10/07
出版社: KADOKAWA
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-604950-6

経済評論家、勝間和代が教える、
アフターコロナで、驚くほど幸福度が上がる、新・幸福論!

 

これまでの思い込みを捨て、新時代に自らを最適化させる思考法、とある。

ビジネスには無関係だが、「アフターコロナ」ならぬ「ある意味定年退職」的な暮らしのヒントになるかと。

・「お金を使わせるプロの罠」にカモられない方法
これは重要!

・仕事、運動、レジャー、全てを自宅で満たす! テクノロジーを使い倒す方法
その方法を知りたい。

・最長10分で完成、世界一おいしい自宅ごはん
これも参考になるかな。

 

まぁしかし、勝間さんだから出来ることも多い。

 

| | コメント (0)

2022.11.23

名探偵ポワロ「ダベンハイム失踪事件」

20131122-143805

原作はまったく覚えていなかった。
【ポワロか登場】の一篇らしいが。

今回は、ポワロがジャップ警部の挑戦を受けて、一週間部屋にこもったきりで(但しヘイスティングスを調査員に使って)解決するというもの。
警察官が賭けをしていいのかな?

この主人公は、身を隠すのに最適な場所を、随分前から検討していたと見える。

一つ疑問が。

ダベンハイムが池のl側を通りかかったときには、連れがいた。これは誰だったのだろう?

部屋に閉じこもりきりだったポワロが、手品の研究をしてかなりの腕前になっていたのには驚いた。
こんな短期間でマスターできるものなのか?勿論、種を仕込むための本を熟読していたようだが、かなりの腕前だった。

 

画像は、これも9年前の11月22日。
飛鳥路にて。秋も深まって来ている。

 

| | コメント (0)

2022.11.22

岩田剛典主演『浅見光彦』シリーズ第2弾決定

20131122-141628

岩田剛典主演『浅見光彦』シリーズ第2弾決定 舞台は鎌倉「重厚なサスペンスミステリーとなっています」

 

わーい、「令和の浅見」こと岩ちゃんが帰ってくる。

こんなに早く第二弾が決まるとは思わなかった。

「源氏物語殺人事件」とのことだが、原作は【紫の女】だろう。
舞台は鎌倉で、岩ちゃんのカメラを持った姿も板に付いている。

幽体離脱の謎解きには、覚えている。

前回のように戦争中の話を浅間山荘事件に置き換えるといった無理をしなくても、ヒロインの両親の若い頃という過去の話も、充分そのまま使える。

楽しみだなぁ、ぜったい観るぞ!

 

画像はお馴染み(?)、9年前のまさに当日、大和路。

 

| | コメント (0)

森沢明夫【夏美のホタル】

Photo_20221025200301

著者:森沢明夫
価格:704円
カテゴリ:一般
発売日:2014/08/23
出版社: KADOKAWA
レーベル: 角川文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-101687-9

写真家志望の大学生・慎吾。卒業制作間近、彼女と出かけた山里で、古びたよろず屋を見付ける。そこでひっそりと暮らす母子に温かく迎え入れられ、夏休みの間、彼らと共に過ごすことに……。心の故郷の物語

 

こうした田舎の話は大好きだ。自分が小中学校の頃を思い出す。

川遊び、ウナギを捌く叔父。祖父母に付いていった山の中での一人遊び。
もう二度と戻れない世界を、何十年経っても思い出す。

慎吾と夏美のひと夏の体験は、まさに「夏休みが終わらなければいいのに」だった。

その後の交流も描かれ、当初こわい存在だった雲月の人柄も、次第に理解できるようになっていく。
何より彼は、親戚で近所に住む兄妹がなついているのだから。

『夏美にはかなわない』と慎吾が言うように、どんなことでもプラスにしてしまう夏美。決して「空気を読まない」で発言しているわけではなく、それでもその場をうまくおさめてしまう。
心配性の慎吾とは、いい道連れになるだろう。

 

| | コメント (0)

2022.11.21

宮部みゆき他【涙と笑いのミステリー】

Photo_20221027105901

著者:宮部みゆき・光原百合・阿津川辰海
価格:1,760円
カテゴリ:小学生
発売日:2022/02/21
出版社: 汐文社
利用対象:小学生
ISBN:978-4-8113-2913-0

読む人の感情を揺さぶる名作ミステリーを収録したアンソロジー。

 

冒頭作【サボテンの花】は、著者の短編集で読んだ。
ニフティのパソコン通信があった頃、著者のフォーラムでも人気の作品だった。

再読しても、ほのぼのした気持ちになる。

6年生の子どもたちに「わたしの夢」というお題で作文を書かせたとき、みずからの夢は「この世に一つしかない酒があるなら、飲んでみたい」と言って、子どもたちには受けたが教師たちの顰蹙を買ったというところでは、吹き出してしまった。

こんな教頭先生、いいなぁ。

 

次の【橋を渡るとき】は、光原百合。【時計を忘れて森へ行こう】が大好きだった。

「歩く姿は亜愛一郎」と妹に言われた、大学生の「ぼく」が語り手だ。

関西が舞台で、なじみやすい。

「ぼく」が阪急電車の駅で同期生と出会い、彼女の恐怖の種を解明するというもの。
六甲山口から新大宮まで、より早い電車に乗り換えながら、彼女の態度から怖がっているものを見抜き、(想像だとは言いながら)解決していった。
なかなか楽しい探偵さんだった。

 

最後の阿津川辰海という方は初読み。【六人の熱狂する日本人】というタイトルだ。

「十二人の怒れる男」を連想させるが、日本でもかなり馴染みが出来た裁判員制度を扱っている。

六人の意見が一致しかけたところで、ちょっとしたことからそれを覆す意見が出て、今度はそちらへ流れていく。

最後は予測が付いた。

しかし、アイドルオタク、恐るべし!

 

| | コメント (0)

名探偵ポワロ「スズメバチの巣」

20131122-142152

何度か観たドラマだが、やはり細部は記憶が違っていた。

8月のロンドンの19時半はまだ明るいのだ、と息子とはその都度話題にしている。

今回のきづき。

ヒロインモリーの車の中に、雑誌「ボーグ」があった。

 

クロードのアトリエでモリーの写真を見つけたポワロに、

『最近の写真を飾っているからと言って、よりを戻したわけではない』といったことを言う。


しかし終盤、ポワロはハリスンに

『クロードは古い写真だと言ってましたが、あの衣装は最近作られたものです』と言う。
矛盾している?

ジャップ刑事のカミさんは、いつも話の中だけ。
コロンボのカミさんと、いつの間に同じような設定になったのか?

途中頻繁に出てくるハリスンの日記。
以前観たときにも何かあると思っていたが、その意味が解ってみているとかなり切ない。

自分の死を意識しているハリスン。

その死後に予定していた殺人を防いだポワロ。

ポワロを見送るハリスンの姿が秀逸だ。

 

画像は、ちょうど10年前。
この日、飛鳥方面へ行ったのだった。ここは石舞台。

 

| | コメント (0)

2022.11.20

「サブスク解約」

20131122-131949

思い切って、サブスクを二つ解約した。

「思い切って」と書いたが、解約そのものは以前からしたかった。だが、手続きが面倒だったのだ。

どんな「定期購入」でもそうだが、加入は簡単でも解約は手続きが面倒に出来ている。

 

今回の一つはネット上ではなく、電話でのみ受け付けるというもの。

電話をしたら「時間外か他の理由で繋げない。以下の番号へかけろ」と出た。
しかしその電話は受け付けてくれない。
しかたなく再度元の電話にかけ直したら、今度は人の声で応答があった。

そのあとは順調に「この電話でキャンセルします」との対応だった。
本当は「解約しました」というメールが欲しかったのだが、相手の名前を聞いておいたからいいか。

もう一つは「マイページ」から手続きするのだが、「プラン変更」とかいったページに誘導され、なかなか解約のところにたどり着けない。
かなり進んでからも「こんな方法があります」といってくる。
それでも「解約じゃー」と進んで行くと、最後に「本当に止めますか」としつこく食い下がられた。

しかしこちらは、そのあと「お届けをストップしました」というメールが来ておわった。

こんなことで、随分エネルギーを使ってしまった。

二度とこういう契約はしないぞと思うのだが……。

 

あ、もう一つあった。
こちらはドリンク。飲むものがたくさんあって、溜まる一方だった。

これは電話で、「残念ですが……」とは言われたが、あっさりと応じてもらえた。
さすが大手。印象を悪くするようなことはしないのかも。

 

画像は、相変わらず秋の大和路。
9年前の11月22日。

 

| | コメント (0)

片岡喜彦【古本屋の四季】

Photo_20221009154801

著者:片岡喜彦
価格:1,980円
カテゴリ:一般
発売日:2020/06/19
出版社: 皓星社
利用対象:一般
ISBN:978-4-7744-0725-8

古本屋の番台から眺めてきた、本と人と心の光景。
定年ののち神戸に「古書片岡」を開いて 10 年。本と人とが行き交う日々を綴ったエッセイ集。

 

ご自身とお友だちで発行していらっしゃる機関誌に連載されていたもの。

古書店を始めようと決心なさってから、開店、その後の様子が日記風に綴られていて、その変化が分かる。

各号のタイトルに必ず書名が一つあって、でもそれは本文とは関係ない。
が、しかし、魅力的な本が多く、ついメモってしまった。

定年後の一種の道楽として、結構傾向の偏った古書店を営業し、10年くらい続けようかなということだったらしい。
営利度外視とはいっても、やはり続けて行くだけの実績はいるだろう。

 

好きな本に囲まれて半日を過ごす。優雅な隠居生活かもしれない。
だが、「本は重いから腰痛には気をつけて!」と思ってしまう。

 

| | コメント (0)

2022.11.19

お掃除ロボのゴミ

Roborock

お掃除ロボット「ロボ太」は、毎朝律儀にお掃除をしてくれる。自動ではなく、自分がスイッチを入れる手動だが。

まずは目的地の周辺をぐるりと廻ってから、中へと進む。

そして10日に1度くらい、「ダストボックスのゴミを捨てるように」と命令してくる。
「ゴミを出さないと掃除しないぞ」という意志は強い。

で、これまた手でゴミを出すのだが、その殆どが(全部がといってもいいくらい)ホコリなのだ。
目に付くゴミは手で拾っているので、ほぼ何も無いところをなで回してくれているだけなのに。

目に見えないホコリが、日々絶え間なく溜まっていくということだろうか。

使っているのは「roborock」というロボットで、これについてはまたあらためて。

 

| | コメント (0)

2022.11.18

松本清張【なぜ「星図」が開いていたか】

Photo_20221016091401

著者:松本清張
価格:781円
カテゴリ:一般
発売日:2022/07/28
出版社: 新潮社
レーベル: 新潮文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-10-110977-0

誰もが持ちうる後ろ暗さや焦りを克明に描く本格推理短編集!(編者解説・日下三蔵)


【市長死す】を読むために購入。何と、今年発行の新刊だった。

 

他の殆ども既読本だが、懐かしくてあらためて読んでみる。

清張作品は映像化が多いが、やはり原作の時代ならではの事件も多いとあらためて思った。
ドラマ化するときも、変に時代設定を変えない方がいいのではないか。

顔】は一介の新劇俳優が、映画に出たために過去の殺人がばれる話。

殺意】はいつの時代にもあるサラリーマンの悲哀か。

表題作の【なぜ「星図」が開いていたか」】は、百科事典というのも覚えていた。

張込み】は、映画での大木実のポスターが目に浮かぶ。張り込み先の主婦は、確か高峰秀子ではなかったか。

【声】の主人公はかわいそうだった。

 

関連記事

【市長死す】(22.11.04)

【市長死す】(18.04.17)

 

| | コメント (0)

2022.11.17

夕べの鐘

20111116-185235

毎日(かどうかは微妙だが)17時38分頃、鐘の音が聞こえてくる。
大抵入浴中なので、湯船につかっているときには聞こえるのだ。

5回ほど鳴っている。

いったい、どこのお寺だろう?除夜の鐘をついているところかなぁ。

ポケモンをしていた頃、意外と近辺にお寺があることを知った。ポケモンはなぜか、お寺によく出没していたから。

ちょっとした謎だが、聞こえた時は嬉しい。

 

画像は11年前の11月16日。東京のホテルにて。

 

| | コメント (0)

2022.11.16

筆子【8割捨てれば、お金が貯まる】

8著者:筆子
価格:1,078円
発売日:2022/11/15
出版社: 宝島社
レーベル: TJ MOOK
ISBN:978-4-299-03655-1

ミニマリストの人気ブロガー・筆子さんのムック第2弾では、ものを減らすことでお金が自然に貯まる生活を提案。無駄なものを増やさないための考え方や買い物術、家計管理術に、すっきり暮らすための捨て方や片づけ術も満載です。巻末には書き込み式ページを設け、シンプルに暮らすマインドや、本当に必要なものだけを買う習慣を身につけられます。

本書はこれまでの著者の本と違って、かなり華やかに感じる。

前書までは「筆子さん」というアバターだったのも、ご本人の写真が出ている。

先日顔出しでNHKの講座をなさったからだろう。

そして本も、ムックということもあって、挿絵も多くビジュアルだ。

中身はブログの集大成といった形で、要点を判りやすくまとめてある。

巻末には直接書き込めるページもあって、実践しやすくなっている。

まとめれば、余計なものを買わなくなると支出が減り、結果お金が貯まるということになる。

そのために、「ニーズ(必要なもの)」と「ウオンツ(欲しいもの)」をしっかり見極めることの重要性を説いている。

ま、いずれにしても実践あるのみである。

 

| | コメント (0)

【婦人之友 2022年12月号】

202212_20221114114101

特集は、「年末家しごと 週ごよみ」。

忘れないように、自己流で列記しておく。

■week1 11月27日~

・予定の一覧表を作る

・「こそうじ」をする

■week2 12月4日~ 

3日に「水回り4箇所」をプロに依頼しているので、ひとまず安心。

・衣類整理

・冷蔵庫の整理:そろそろ冷凍庫を空けておく(余計なものを買わない)

■week3 12月11日~

・救急箱の点検等

■week4 12月18日~

・買物リスト最終版

■week5 12月25日~

29日に娘一家が手伝いに来てくれる予定

・最終的な買物

 

ほかに「家計簿1年生用に「2023年の予算立て」というのがあって、微笑ましくなる。

湯浅誠さんの「思春期の悩み相談」の連載が最終回とか。

「頑張り方を知りたい」という相談に、優しく応えていらっしゃった。
もっと続いたらいいのに。

あとは蒲田實先生の「ミドルエイジ」向けお話し。
我が身は、少々手遅れの感あり。

 

| | コメント (0)

加藤実秋【メゾン・ド・ポリス6】

Photo_20221023111701

著者:加藤実秋
価格:748円
カテゴリ:一般
発売日:2021/03/24
出版社: KADOKAWA
レーベル: 角川文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-04-109283-5

”昭和の義賊”とおじさん軍団がタッグを組む!? シリーズ感動の完結!

シリーズ「5」を読んでまだあまり日が経っていないので、おじさんたちの名前と役割のようなものも覚えている内にと読み始めた。

オーナーの伊達有継、前回このシェアハウスを建てた経緯など判った。
エプロン姿は、夏目惣一郎。ドラマでは西島さんが演じていたとか。観たいなぁ。
毎回アームカバーを替えてくるのは、台所担当の高平厚彦。
ドスの効いた、ジャージ姿の迫田保。
何かと蘊蓄を披露したがる、いつも白衣の藤堂雅之。

そして、シェパード犬のバロン。

 

長編は一気に読まないと、チビチビ読んでいたのでは筋を終えなくなってしまう。

誘拐事件と過去の大泥棒という、何とも意表を突いた組み合わせ。
誘拐事件の被害者側が過去の事件の首謀者と判り、そちらに関わっていくメゾンの連中とひより。

 

中盤、シリーズの終わりを見据えてか、登場人物たちの今後に触れているのがやや辛い。

ひよりは栄転しそうだし、そうなれば惣一郎ともなかなか会えなくなる。
バーの経営者からは、「コンテストに優勝したので、店を閉めてヨーロッパで修行して廻りたい。一緒に来て欲しい」と言われてしまう。

いったいひよりは、この経営者と惣一郎のどちらに惹かれているのか?
曖昧な態度が、二人を傷つけているかもしれない。

終盤は一気にテンポが速くなったが、逃亡団の昔の仲間など、メゾンへ出入りする人物が多くなりすぎ、ややペースが違ってくる。

 

事件解決後、ひよりは捜査一課へ移り、おじさんたちは無聊を託つようになる。

そんなときでも、伊達の『外へ行きましょうか』で、またもや事件に関わることに。

シリーズは終わっても、おじさんたちの忙しい日常は続きそうだ。

 

| | コメント (0)

2022.11.15

ドラマ「プリマス行き急行」

Photo_20221113104901

何度か観ているので、あらすじも犯人も判った上での視聴。

しかし冒頭、イギリス紳士は格好いいなと思う。
もっとも帽子を脱いだ彼(ドラマの伯爵)はそれほどでもなかったが。

汽車やその内部、駅の様子は何度みても楽しい。でもコンパートメントは、今回のように見知らぬ乗客と個室で相対するという不安もある。これはいつ見ても(読んでも)感じることだ。

対して犯人の家の描写の暗さが際立つ。

 

画像は本編とは無関係だが、イギリスの汽車。

 

| | コメント (0)

2022.11.14

昨日13日に近畿地方で「木枯らし1号」

20181115-121825

昨日13日に近畿地方で「木枯らし1号」 昨年より21日遅い

昨日、近畿地方に「木枯らし1号」が吹いたらしい。
全然外へ出なかったので、気づかなかった。終日雨でうっとうしかったが。

今日は曇天で風もあり、外は寒い。

先週までのバカ陽気とは打って変わり、いよいよ冬本番かなぁ。

 

画像は4年前の車窓風景。ミラーに反対側車線の車が写りこんでいる。

 

| | コメント (0)

【日経ウーマン 2022年11月号】

202211_20221021214501

 

  • 発売日:2022/10/07
  • 雑誌コード:17103
  • 出版社:
    日経BPマーケティング

 

特集1 ぜんぶデジタルまかせではもったいない! もっと使える! シン手帳術
  

 

いくら「今後使う手帳はこれ!」と決めても、この手の特集には手もなく引っかかってしまう。

特集は、「新 もっと使える手帳術」。
サブタイトルとして、「ひらめきキャッチ」「余裕が出来る」「お楽しみが出来る」と誘ってくる。

紙版には小さな万年筆が付録としてついてくるようだが、いかんせんデジタル版にはない。

紙の手帳のことをデジタルで読んでどうすんだという気もするが……。

他人様の手帳を覗くのは、いつでも楽しいものだ。

何人かの使用例に「ふーん」とうなずきはするが、もうそれでブレることはない。
全体に、デコることを意識したおすすめが多いような気がする。
その分、はなやかで見ていて楽しいが。

 

 

 

| | コメント (0)

2022.11.13

和田フミ江【朝子のムジカ!! 1 (1)】

1-1

著者:和田フミ江
価格:748円
発売日:2022/10/14
出版社: 秋田書店
ISBN:978-4-253-16233-3

夫と離婚して故郷に帰ってきた五來朝子は、やりたいことを見失い、どこか居心地の悪い日々。

 

その朝子が、かつて吹いていたトロンボーンを見つけて河原で一人練習するようになる。

幸いなことに、朝子の周囲の人たちが結構感じいい。
こうした田舎では、出戻った理由など色々詮索されるだろうに。
河原でトロンボーンを吹いていても、通りすがりの人たちの態度は温かい。

アルバイトを始めた旅館のおかみさんも、今のところそんなにきつくない。

ピアノでベルリンへ留学までしていた千尋、旅館の跡取りのためピアノを諦めている。
この千尋の不器用さも面白い。

夏祭りで一緒にイカ焼きを作った話など覚えているということは、朝子に感心がないわけではなさそうだ。

朝子と千尋。どう展開していくのか。
二人で町のイベントに参加するようになって、この巻は終わった。

続きがあるようで、これは読み続けたい。

 

| | コメント (0)

2022.11.12

ドラマ 古畑任三郎「ラスト・ダンス」

20131112-142837

田村正和さん追悼番組の一つの、「古畑任三郎」ファイナルだった。

松嶋菜々子が被害者と犯人役を好演。

今回は途中まで、部下の推理が冴えていたように見えた。
この有能な部下に対しては、今泉が嫉妬しているようだ。

それでも古畑に命じられて、西園寺が今泉に指示を出した場面では、素直に従っている。
どちらが階級が上?

レインコートのところで「あれ?」と思ったりしたのは正解だった。

しかし毎日顔を合わせていた事務員が、気づかなかったのかなぁ。

最後のシーンは泣かせる。

 

画像は13年11月12日、市役所横にて。

「我が街の花」

 

| | コメント (0)

2022.11.11

堂場瞬一【黄金の時】

Photo_20221017092101

著者:堂場瞬一
価格:1,815円
カテゴリ:一般
発売日:2015/06/10
出版社: 文藝春秋
利用対象:一般
ISBN:978-4-16-390274-6

作家の本谷は、亡くなった父親の遺品を整理中に意外なものを発見する。1963年、まだ日本初のメジャーリーガーが誕生する以前、マイナーリーグのサクラメント・ゴールドハンターズで野球をする若き日の父が写った一枚の写真だった。

 

久しぶりに堂場瞬一のスポーツものを見つけた。
堂場瞬一は、刑事物よりスポーツものの方が圧倒的に面白い。

で、本書も面白かった。ほぼ一気読み。

作家の本谷が急死した父の遺品を整理するところから始まる。

父のパソコンの中に遺された写真のデータや、段ボール箱から見つかったスコアブックなど。さらには、今も当時の記者とメールのやりとりをしていたことも、驚きだった。
生前野球は嫌いだと明言していたし、彼とは折り合いが悪く、ほぼ没交渉だった。

ちょうど周年記念に何を書くかと悩んでいたこともあって、彼は父と野球との関係を調べに渡米する。
当時の関係者はほぼいなかったが、当時彼とは折り合いが悪そうだった元選手(彼は誰とも馴染まなかった)に会うことが出来た。

チームにいるときの若き父親の描写が、実に生き生きとしている。

父と渡米後の彼との話が交互に出てきて、もう少し続きを……と思ったところで、次の話者に移る。
それも、その前の話を受けて。

父と息子というのは、いつの時代でも難しいものかもしれない。
しかしこの「私」は、かなり頑固者だ。
これも父親譲りなのか。

野球をしていた頃の父親を思うと、「私」のかたくなさが少々うらめしい。
だれにでも、こういう若い時はあったのだ。

 

| | コメント (0)

2022.11.10

足入れマット

Photo_20221103105801

11月に入ってから(正確には10月31日の就寝時、11月1日の0時)、「足入れマット」を使っている。
早すぎるかとも思ったが、足が冷たいのは辛い。

以前使っていたものは上まであったが、これは「ショート」だから本当に足下だけだ。

でも、足が温かいと安眠できる。

ありがとう、春までお世話になります。

 

| | コメント (0)

2022.11.09

遠藤彩美【みんなで一人旅】

Photo_20221106075501

著者:遠藤彩美
価格:1,870円
カテゴリ:一般
発売日:2020/10/21
出版社: 集英社
レーベル: 集英社文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-08-744170-3

ままならない旅路の果てに待ち受ける、予想外の結末とは。ほろ苦くも温かい、大人の旅物語7編。

 

冒頭の【男二人は聖地を目指す】

高校時代からの友人同士。名前(愛称)も「アリ」と「ナシ」。

しかし今回の旅はいつもと違った。
マルチ商法にはまったものは、いくら冷静になるよう説得されても耳を貸さない。
その恐ろしさがわかる。

しょっぱなから、あまりいい読後感ではなかった。

表題作【みんなで一人旅】

お一人様限定のツアー旅行というのがあるんだ。
失恋し、思い切って申し込んでイタリアに来た佳乃子は、思いがけぬ出会いで旅を楽しむことが出来た。

この「予想外の結末」はよかった。

こんな旅行、一度してみたかったなぁ。

【癒やしのホテル】

イケメンで、一流の商社に勤め、日々筋トレに励む門松が陥った罠。
何とも嫌な男なので、「予想外の結末」に溜飲を下げた。

【空飛ぶ修行】

とある飛行会社で「ロイヤルクラス」という特別席を獲得するための「修行」なるものがあって、何回か搭乗することで獲得できるようだ。
それを確保するために乗った栞と風馬のカップル。

最初の機内サービスでシャンパンを飲んで乾杯し、気分は上々だが、次第に疲れてくる。

二人の間にギクシャクした空気が流れ、段々口をきくのも億劫になる。

最後の飛行機で出会った知り合いの態度に不審を抱いた辺りからは、これに挑戦した風馬の決意もわかって和解できるのだが。

風馬が飛行機嫌いで、宮崎の実家へ帰るときも新幹線+在来線というのには笑ってしまった。同感だ!

最後に飛行機に乗ったのは、稚内からの帰途だった。
関空への直行便は到着が遅いし、東京経由で帰阪したのだが、東京からは飛行地乗り継ぎではなく、新幹線を使ったのだった。

これが一番よかったかな。

【氷上のカウントダウン】

主人公の主婦は、仕事に疲れてつれあいから一人旅を勧められる。

やってきたのは、真冬のウラジオストック。

そこで出会った女子大生は、読んでいてもイライラする、自己中の若者だった。

なんでもしてもらいながら、文句ばかり。
挙げ句、自分の要求が通らないと知ると、主婦に写真をSNSにアップしてあること無いこと書くと脅す。

この時の彼女の対応が見事だった。スカッとした!

こちらの方がもっとよかった。

 

【誰も行きたがらない旅】

社員旅行という、「誰も行きたがらない旅」がテーマ。

思いがけず商品が売れたのを祝して、豪華な社員旅行を計画した社長。
その一方では、これを利用してもう一つの計画を練っている人物がいた。

じっくり読んでいると、彼にある計画があるなとはわかる。

一方、一見コミュ障でも、しっかりと人を見ている人物はいるものだ。

【幸せへのフライトマップ】

海外旅行をバーチャル体験できる「空港」が、新宿にある。
本当にこんな場所があったら、賑わうのだろうか?

母を伴ってハワイ旅行へと「出かけた」光里だったが……。

この母親、まだ70代前半のようだが、かなりイライラさせられる。
娘はよく我慢してつきあっていること。親子だから、仕方ないか。

というのは現在で、娘は次第に15年前を思い出す。挙式をハワイでしたので、両家で訪れたハワイ。
その時とその後の嫌な思い出の中から、母の気遣いを思い出したのだ。

この「旅行」は光里に母への感謝を思い出させてくれた。

この「フライト」は実際にあるようで、「執筆にあたり、「FIRST AIRLINES」さんに大変お世話になりました。この場を借りて御礼を申し上げます。」という言葉が本文にあった。

ちょっとサイトを覗いてみると、なかなか好評のようだ。

 

| | コメント (0)

2022.11.08

皆既月食

20221108-191805

19時18分ごろ

iPhoneの拡大機能では、これくらいかな?

外へ出ていると寒い

 

| | コメント (0)

村山由佳 他【猫はわかっている】

Photo_20221006071301

著者:村山由佳 他
価格:759円
カテゴリ:一般
発売日:2021/10/06
出版社: 文藝春秋
レーベル: 文春文庫
利用対象:一般
ISBN:978-4-16-791769-2

現代を代表する人気作家たちが、猫への愛をこめて書き下ろす猫の小説集第二弾!


有栖川有栖が読みたくて、こんなアンソロジーをば。
表紙絵の猫に反応したのであることは、言うまでもない。前回の【猫が見ていた】と同じ猫だな。

購入して正解だった。

何と学生アリスものだったのだ。
江神さんも出てくる。
マリアが邪魔だが、彼女が事件を持ち込んだのだから、そこは我慢。

タイトルの【女か猫か】は、イケメン作詞家の頬をひっかいた犯人はどちらかというところから。
だが、肝心の猫は登場しない。

謎としては小粒だが、江神さんの下宿やちょっとした生活ぶりも分かったし、これだけで本書はおわりにしてもいいかも。

 

冒頭作に敬意を表して読んだ村山由佳【世界を取り戻す】が、よかった。

小さな雑誌社の副編集長をしている「私」。
夫と息子・娘の三人暮らしは、うまく行っている。

「私」の言を俟つまでもなく、この息子はいい子だ。

「私」には、子どもの頃飼っていた「チイ」という猫の死に目に会えなかったという哀しみがある。

それが、飼い主に動物病院に置き去りにされた老猫を引き取らせたのだろう。
「猫は一生に一度だけ人間の言葉を話す」とか。この猫は、ひと言遺して息を引き取った。

猫を見てくれた動物病院の院長もいい人だった。

 

最後のものをと読み始めた【幸せなシモベ】は、途中で放り出した。
大体この「猫のシモベ」というのがキライだ。
うんと可愛がるのは勝手だが、その様子を他人に(小説やyoutubeで)知らせるのはうざったい。

そういう意味で、【ホテルクラシカル】のマダムという猫もキライだ。

関連記事

【猫が見ていた】(20.10.03)

 

| | コメント (0)

2022.11.07

劇場版「きのう 何食べた?」

 20131107-144438

11月3日は、文化の日。天気の特異日だ。
この日、待望の「きのう 何食べた?」がアマプラで観られるようになった。

祝日だしというので、さっそく鑑賞。

シロさんの母親の気持ち、わからぬではないがやはりケンジは傷ついた。
それでも、誕生日プレゼントだという京都旅行は楽しかったのだから、シロさんの好意を充分満喫できただろう。

予告で見た若い美容師は、朝ドラでかっこよかったのだが、今回はチャラい役だったのか。

ケンジの実家の皆さんは、サバサバしていて気持ちいい。

相変わらずのダイちゃんと小日向さん。
大御所に囲まれてのお芝居は、磯村勇斗にとっては試練だったろう。
しかも、山本耕史を翻弄するのだから。

テレビの頃から、よく演じていたと思う。

最後の花見のシーンがよかったなぁ。

 

画像は、9年前。「おき」(だったと思う)から見た日本海。
この日は「旭温泉」まで行ったのだった。

 

| | コメント (0)

2022.11.06

松本清張【市長死す】

Photo_20221016090301

夕食時に息子と【市長死す】の話をしていて、ドラマと原作の違いについて知りたくなった。

元々(?)の原本【青春の彷徨】ではなく、本書を購入。

いずれも懐かしいタイトルの並ぶ短編集だ。

ドラマでは反町隆史演ずる市長の甥が、原作では弟であり、その弟と市長に同行した市会議員の一人、それに秘書とが合わさったような役どころだ。

2011年にドラマ化されたもので、恐らくその時期にも話題にしていたと思う。

今年再放送があった模様で、この話になったのだった。

で本題の原作だが、テレビを見てその中に探し求めていた人物を探し出したという設定は、他の本でもあったような。
【砂の器】だったかなぁ、テレビではなく映画だったが、それを見て懐かしく思って尋ねていったのが悲劇の始まりだったような(違う本かもしれない)。

今回読んでも、ミスリードのところは思い出せなかった。ドラマでもこの人物は登場していたようだ。

【なぜ「星図」が開いていたか】については、全部読んでからあらためて……。

 

| | コメント (0)

2022.11.05

童謡「里の秋」つづき

Satonoaki2

先日書いた「里の秋」のことを、ちょっと調べてみた。

それによると、「里の秋」というのは元々「星月夜」という題名の歌で、1番と2番は一緒だが、3番・4番が大きく違っていた。

作詞は当時の学校教師で、母と一緒に栗を焼いているのは男の子。
「里の秋」では、何となく女の子というイメージがあったのだが。

そして、大きくなったら兵隊になると、男の子が言う。
大いに戦意高揚のための歌だった。

戦時中は、童謡さえ戦争に利用されていた。

 

| | コメント (0)

2022.11.04

喜多川泰【賢者の書】

Photo_20220819224001

著者:多岐川恭
価格:1,320円
カテゴリ:一般
発行年月:2009.8
出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン
利用対象:一般
ISBN:978-4-88759-733-4

何の変哲もない、いつもと同じ一日が始まったはずだった。
仕事も私生活もうまくいかず、くすぶっていたアレックスの前に、不思議な少年サイードが現れる。

 

舞台がドイツなので、これまでとちょっと違う印象。

仕事も家庭もうまくいってなくて逃げ出してきたアレックス。
たどり着いたのは、少年時代に過ごした、当時は好きでなかった町の小さな公園だった。

そこへサイードという少年が現れて、「九人目の賢者」を待っていると言う。
彼はこれまで八人の賢者に出会い、その度にピースを一つずつ貰って、「賢者の書」という本の表紙に埋め込んできたのだ。
その賢者の内には日本人もいるのが、何だかおかしかった。

その「書」を読んだアレックスは、そこに記されているさまざまな教えを知る。

「第七の賢者」の教え「幸福」が、今の時代だから身に染みる。

自分の幸せのみを求めるものと、他者の幸せを望むもの。
勿論理想通りには行かないだろうが、もう少し想像力があればと思うことも多い。

家に帰ったアレックスは、次の賢者が息子だと覚る、といった話。

賢者の教えは、当たり前のようでいて、それぞれ身に染みるものだった。

 

| | コメント (0)

2022.11.03

羽生善治さん

 20191105-112500_20221102203701

2日の「徹子の部屋」のゲストは、羽生善治さんだった。

この日のために新調したという、ステキな青の羽織をお召しだった。

ずっとニコニコしていらっしゃって、色々なお話しをして下さった。

その中で残ったこと。

タイトル戦の予選(?)に出ていると、勝ったときに合わせて一ヶ月先くらいのスケジュールは空けておく。
しかし進めなかったときは、その日々は空白になると。

棋士といえば扇子がトレードマークだが、考え中などパチパチしていると、二、三局でダメになってしまうとか。

動物好きで、家にはウサギだけでなく犬もいる話とか。

奥さまの畠田理恵さんはお料理が得意なことや、ご自身は家事を殆どなさらないことなど。
奥さま自慢が微笑ましかった。
そう言えば結婚なさった頃、畠田さんのことを「かわいいですね」と仰っていた。ヌケヌケというより、非常に自然だった。

藤井君やひふみんのことも。

と、あっという間に時間が過ぎていった。

 

| | コメント (0)

ドラマ「疑惑」

20121103-125205_20221031104801

撮りためたビデオ(?)を、少しずつ消化している。

田村正和さんが亡くなったときの追悼番組を観た。

岸本加世子のナレーションで、ザッとした紹介があり、続いて正和さんが初めて弁護士役をなさった「疑惑」が続いていた。

清張原作の本書は、随分たくさん映像化されている。弁護士が女性という設定もある。

今回スクープ記者を演じたのは、室井滋だった。

観ている内に、原作の最後部分を思い出してしまった。これは大変。

弁護士佐原は、キャンペーン記事のちょっとした空白を突いて、球磨子の元同僚の話を聞きに行く。
これは原作にあっただろうか?
短編だから、多少膨らませている部分があるかもしれない。
佐原の妻が殺されたことも、原作にあったかな?

田村正和さんの弁護士は、派手さはないが実直に事実を積み上げていく姿勢が好もしい。

ドキドキしながら観ていた最後は、原作とは大きく違っていた。これでよかったのだと思う。
最終場面での、正和さんの苦悩と希望を持った表情が印象的だった。

これが追悼番組だったことを思い出し、この表情と相まって、切なくなってくる。

本作の後、「告発~国選弁護人」という連続ドラマでも佐原役で主演。
この「疑惑」のメンバーがほぼ出演いしていたようだ。

こちらも観てみたいな。

 

画像は、長浜市の「旧八幡郵便局」。
ちょうど10年前のこの日、あるプロジェクトのメンバーで遊びに行ったのだった。
電車で向かう途中で、「鉄ちゃん」の男の子と一緒になったなぁ。

このメンバーとはその後も、姫路へ行ったり、関空へ行ったりしている。

 

| | コメント (0)

「里の秋」

2_20221102065101

11月に入った、秋本番である。
この頃になると、「里の秋」という童謡を思い出す。

何となく寂しい歌だ。

♪ ああ かーさんと ただふたり

母親と二人、囲炉裏で栗を焼きながら父を偲ぶというもの。
父親はどうしたのか?

♪ ああ とーさんの あのえがお

  くーりのみ たべては おもーいだーす

とあるから、亡くなったのか?

実は父親は戦地にいるのだとは、少し成長してから知ったのだった。

 

画像は、「無料のイラスト」さまサイトから頂いたもの。

 

| | コメント (0)

2022.11.02

【婦人之友 2022年11月号】

202211

価格:810円
発売日:2022/10/12
雑誌コード:01311
出版社: 婦人之友社

特集は、「物価高に負けないkakei術」。

買物の工夫や食事作りの工夫など本書らしい記事で、目新しいものではなかった。

 

「家計簿をつける人への応援歌」という原田ひ香さんの一文が楽しかった。
【彼女の家計簿】執筆当時の話や、祖母の家計簿が日記も兼ねていたという話など。
そういえば、母の家計簿は婦人雑誌の付録で、小さな日録を書く場所があったっけ。

 

「追悼・松岡享子さん」の蒲田實氏と松岡恵美さんの対談が、身に染みた。

 

| | コメント (0)

2022.11.01

10月の読書メーター

10月の読書メーター
読んだ本の数:15
読んだページ数:3350
ナイス数:1741

博士の愛した数式 (新潮文庫)博士の愛した数式 (新潮文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/10/post-0d5b0b.html
本書を発売当時ではなく、今この時点で読んだのは正解でした。
読了日:10月30日 著者:小川 洋子


ランチ探偵 (実業之日本社文庫)ランチ探偵 (実業之日本社文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/10/post-969189.html
時間制限のある安楽椅子探偵というのが、珍しかったです。
読了日:10月28日 著者:水生 大海


縁結びカツサンド (ポプラ文庫 ふ 9-1)縁結びカツサンド (ポプラ文庫 ふ 9-1)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/10/post-6cd9f6.html
登場人物たちは、みなほのぼのとやさしい人たちです。
読了日:10月25日 著者:冬森 灯


暮しの手帖 5世紀20号暮しの手帖 5世紀20号感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/10/post-da131b.html
特集の「こころざしって何だろう?」が興味深かったです。
読了日:10月23日 著者:


作りたい女と食べたい女 1 (it COMICS)作りたい女と食べたい女 1 (it COMICS)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/10/post-ae57e1.html
春日さんの豪快な食べっぷりが、気持ちいいです。ドラマではどうかな?
読了日:10月22日 著者:ゆざき さかおみ


自分だけの使い方が見つかる! ルーズリーフ手帳の作り方自分だけの使い方が見つかる! ルーズリーフ手帳の作り方感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/10/post-103015.html
「ほぼ日手帳ガイドブック」とちょっと似ていると感じました。
読了日:10月20日 著者:マルマン


くらしのための料理学 NHK出版 学びのきほんくらしのための料理学 NHK出版 学びのきほん感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/09/post-cd8c38.html
著者は「ハレ」と「ケ」の中間というか、「ケハレ」という言葉を使っていらっしゃいます。
読了日:10月17日 著者:土井 善晴


それでも空は青い (角川文庫)それでも空は青い (角川文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2019/01/post-0c69-1.html
新たに読んだのですが、以前書いた記事をリンクさせます。
読了日:10月17日 著者:荻原 浩


暮しの手帖別冊 『おしゃれと暮らし』暮しの手帖別冊 『おしゃれと暮らし』感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/10/post-af2145.html
服の上下の組み合わせを考えるのは楽しいです。
読了日:10月16日 著者:


フランス人の部屋にはゴミ箱がない おしゃれで無駄のない暮らし (PHP文庫)フランス人の部屋にはゴミ箱がない おしゃれで無駄のない暮らし (PHP文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/10/post-3d270c.html
なんでもかんでも「フランス人」だから出来たということではないと思いますが……。
読了日:10月15日 著者:MIKA POSA


会社を綴る人 (双葉文庫 あ 64-02)会社を綴る人 (双葉文庫 あ 64-02)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/10/post-b86681.html
面白かったのですが、ここまでドジな人っているのかな?最後の方の、「書く力」と比較するためでしょうが。
読了日:10月12日 著者:朱野 帰子


メゾン・ド・ポリス4 殺人容疑の退職刑事 (角川文庫)メゾン・ド・ポリス4 殺人容疑の退職刑事 (角川文庫)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/10/post-3b8ebf.html
この好奇心満載の元刑事たちは、ちょっと謎を秘めた夏目の故郷にまで足を延ばしました。
読了日:10月11日 著者:加藤 実秋


転がる検事に苔むさず転がる検事に苔むさず感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/10/post-8a85d3.html
こういう本は、勧善懲悪でないと救われない気がします。
読了日:10月07日 著者:直島 翔


ビジュアル使える!手帳術ビジュアル使える!手帳術感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/10/post-77bd01.html
なかなか使える手帳術です。
読了日:10月05日 著者:舘神 龍彦


手帳と日本人―私たちはいつから予定を管理してきたか (NHK出版新書 570)手帳と日本人―私たちはいつから予定を管理してきたか (NHK出版新書 570)感想
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/10/post-b0521b.html
SYSTEM DIARY復活記念に
読了日:10月03日 著者:舘神 龍彦



読書メーター

 

| | コメント (0)

家計簿処分

22

結婚以来ずーーと付けてきた家計簿を処分している。
本編の家計簿と、その年の家計当座帳だ。

一昨年「kakei+」というデジタル家計簿に移行するまでの分だから、かなり大部だ。
結構丁寧に書き込んでいるし、中身を見始めたら進まないので、思い切ってバッサリと。

家計簿を付けていて助かったこともあったなぁ。
ここへ来る前に住んでいた家で、本は決まった本屋さんにお願いしていた。

そこの店員が売上金持ち逃げをして、店主が回収出来ていない家を訪ねて廻っていた。
家計簿も注文していて記帳していることはご存じだったので、その記載を見て納得して頂けた。
という話は、以前書いたように思う。

そういうこともあった家計簿だが、もういいだろう。

 

| | コメント (0)

« 2022年10月 | トップページ | 2022年12月 »